レンタサイクルで颯爽と!南房総「ハイウェイオアシス富楽里」から、里山と海へこぎ出そう!

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レンタサイクルで颯爽と!南房総「ハイウェイオアシス富楽里」から、里山と海へこぎ出そう!

レンタサイクルで颯爽と!南房総「ハイウェイオアシス富楽里」から、里山と海へこぎ出そう!

更新日:2015/03/09 15:13

カノオミツヒサのプロフィール写真 カノオミツヒサ フリーライター

千葉県南房総市にある「ハイウェイオアシス富楽里」。有料道路を降りずに利用でき、道の駅とも直結している珍しい施設です。また、レンタサイクルも行っており、周辺を自転車で巡ることが可能。高速バスの本数が多いので、バスで来て自転車に乗り換えれば、便利で手軽に移動できます。
今回はレンタサイクルで、「ハイウェイオアシス富楽里」を起点に、見事な彫刻や、神秘的な洞穴、そして美しい海を巡ります。

有料道路と直結の「ハイウェイオアシス富楽里」・道の駅「富楽里とみやま」

有料道路と直結の「ハイウェイオアシス富楽里」・道の駅「富楽里とみやま」

写真:カノオミツヒサ

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まずは「ハイウェイオアシス富楽里」を目指しましょう。東京駅または新宿駅から、高速バスで約90分の好アクセス。羽田空港からの場合は、およそ70分で到着します。富津館山道路に直結しているので、一般道に降りることはありません。バスを降りると、のんびりとしてどこか懐かしい里山の風景が広がります。

「ハイウェイオアシス富楽里」は、道の駅「富楽里とみやま」と連結しています。施設内には農産物直売所をはじめ、岩井漁協直営の魚売り場と海鮮レストラン、『伏姫さんが焼き』が名物の「青倉商店」などがあり、地元のグルメが勢ぞろい。ご当地の恵みを味わい、まずはパワーをチャージしましょう。

腹ごしらえができたら、インフォメーションコーナーへ。観光情報が集まるこちらでは、レンタサイクル「南房総くるくる車ららん」の受付も行っています。電動アシスト付き自転車の料金は、1日千円(要身分証)。手続きを済ませ、さっそく里山へ向かってこぎ出しましょう。

安房の名工の技が光る「勝善寺」

安房の名工の技が光る「勝善寺」

写真:カノオミツヒサ

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「ハイウェイオアシス富楽里」を出て、田園風景のなかを走ります。木々の緑に癒されていると、10分ほどで勝善寺に到着。入り口に細い道がありますが、自転車ならば問題ありません。

ここは浮世絵師・菱川師宣にゆかりがあります。「浮世絵の祖」と称され、『見返り美人図』を描いた菱川師宣の過去帳が残っているのです。また、妹のヲカマが嫁いだ寺でもあります。

勝善寺は山に囲まれていて、聴こえてくるのは鳥の声のみ。喧騒とはかけ離れ、静かな時間だけがゆっくりと流れます。山門から境内を進むと、正面に本堂があります。前に張り出している部分(向拝)の中央には、立派な龍が参拝者を見下ろします。この彫刻は安房の三名工の一人、初代後藤義光の作品です。龍の左右には虎、その外側には獏が彫られており、どれも迫力満点です。屋根の下の部分にも彫刻があるので、注意深く見て回りましょう。

さて、次は「伏姫篭穴」へと向かいます。

謎に包まれた「伏姫篭穴」

謎に包まれた「伏姫篭穴」

写真:カノオミツヒサ

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「勝善寺」から次の目的地へ。途中、車1台分の狭い山道がありますが、ここは自転車の本領発揮!電動アシストの力で、坂道をグイグイ上っていきます。15分ほどで「伏姫篭穴」に到着です。

伏姫とは、江戸時代の伝奇小説『南総里見八犬伝』の登場人物。物語では、伏姫はこの山(富山)の中にある洞穴で、犬の八房(やつふさ)と暮らします。ですが許婚であった金碗大輔(かなまりだいすけ)に見つかり、撃たれたことが発端となって、八房もろとも命を落としてしまいます。すると姫の持っていた数珠が光り、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字がそれぞれ浮かんだ八個の玉が、空に浮かんで八方へ飛んでいくのです。

この重要な場面の舞台とされているのが、「伏姫篭穴」です。門をくぐると、うっそうとした杉林。山の中から、今にも何かが出てきそうです。階段を上ると、そこには人がやっと入れるほどの小さな洞穴が。フィクションだと分かっていても、「伏姫が暮らしていたのかも」と思わせる独特の雰囲気がありますね。

ちなみにいつ、誰がこの穴を掘ったのかは定かではありません。ただ、物語と現実とをつなぐ場所として、「伏姫篭穴」は山中にひっそりと佇んでいます。

ミステリアスな空気に包まれたあとは、気分一新!きれいな海を見に行きましょう。

穏やかな岩井海水浴場

穏やかな岩井海水浴場

写真:カノオミツヒサ

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「伏姫篭穴」を離れ、15分ほど自転車を走らせます。潮の香りに誘われ、「岩井海水浴場」に到着です。
全長2キロにわたって、ゆるやかな弧を描いた砂浜が続いています。透き通るような青い海は、ここが東京湾であることを忘れてしまうほど。よく晴れた日には富士山のほか、伊豆の山々まで見渡すことができます。沈む夕日も美しい、風光明媚なスポットです。

また、毎年夏には海水浴客で賑わいます。遠浅の海なので、小さなお子様連れでも安心して遊ぶことができますよ。さらに春と秋には、岩井民宿組合が主催する「地引き網と海鮮バーベキュー」を開催。獲れたての新鮮なお魚を、その場で食べられる贅沢なイベントです。お日にちを合わせて出かけてみてはいかがでしょうか?

ここから「ハイウェイオアシス富楽里」までは、10分ほどで着きます。時間の許す限り、海辺を散策していきましょう。

おわりに

いかがでしたか?ハイウェイオアシスは有料道路と直結なので、移動がとてもスピーディー。「富楽里」の周辺には狭い道もありますが、自転車ならば通り抜けもラクラクです。温暖な気候の南房総は、シーズンを問わずサイクリングに最適なうえ、里山や海沿いの道を風を切って走れば気分爽快!岩井海水浴場の近くには温泉宿がありますので、ひと汗流していくのも良いでしょう。
天気の良い日はレンタサイクルで、お出かけしてみてはいかがですか?

掲載内容は執筆時点のものです。

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