セナド広場裏側にある小道にはカレーおでんのお店が軒を連ねています。「咖哩魚旦」とは魚団子のカレー味という意味ですが、店頭には魚団子以外にも、肉で作った団子や野菜などのカラフルな串が並んでいて、好きなものを選んでカレーで煮込んでもらいます。「咖哩魚旦」はお店によっては「咖哩魚蛋」とも書かれています。
並ぶこともあるという大人気のお店「恆友魚旦」は、夜12時まで営業していますが、夜も若者でいっぱいです。日本のカレーと比べて味はちょっとスパイシーなインドカレー風。スープのようなさらっとしたものなので、スープのように飲むこともできます。特製カレーには、辛い物と辛くないものがありますのでお店の人にどちらがいいか伝えて下さいね。写真のようなカップに入れてもらえるので、町歩きしながら食べることもできますよ。値段は、一串10パタカ(約160円)からです。
マカオのB級グルメの中でも有名なのが「豬扒包」(ポークチョップバーガー)。1990年代の終わりからマカオで広まり、次第に香港からの旅行客に大人気となっていったと言われています。一般的には、香港スタイルのフランスパンを短くしたようなパンにマーガリンが塗られ、ポークチョップ(揚げるか焼くかした豚肉)が挟まれています。パンはパリッとした食感。豚肉は厚くても柔らかく、見た目は小さくてもけっこうボリュームがあります。値段は30パタカ(約480円)前後で、有名な観光地近くには「豬扒包」を売る店がたくさんあるので、是非食べてみてください!
「撈麵(ロウミン)」とは伝統的な広東料理の主役の麺のことです。小麦粉、アヒルや鳥のたまごで練った細麺です。その細さはソーメン並みですが、すごい弾力があります。麺を持ち上げると驚くほど伸びます。極細なのに、伸びるおもしろさと噛み応えのある食感を是非味わってみてください!
「撈麵」は40パタカ前後(約640円)で、セナド広場にある「黄枝記麺粥店」でも味わうことができます。「黄枝記麺粥店」は、1946年にできた老舗で、マカオで有名なレストランです。中華風スタイルで古典的な雰囲気もすてきです。食事時は行列ができるほど人気のお店なので、食事時を避けてゆったりと撈麵を味わってみてください。
「豬扒包」と共に観光スポット近くでは、店頭でよく見かける「葡撻(エッグタルト)」。
聖ポール天主堂跡につながるお土産屋さんが並ぶ通りではエッグタルトを売る店が何軒もあります。エッグタルトは、19世紀にポルトガルのジェローニモス修道院の修道女が作り出したもので「葡撻」の「葡」はポルトガル式「撻」はタルトを意味しています。お店によってタルトの味が若干違うもののどこで食べてもおいしく、値段も一つ10パタカ前後(約160円)とお手ごろなので、いろいろなお店の味を食べ比べてみてください!パイはサクサク、中からとろっとカスタードクリームがでてきて、いくつでも食べたくなるおいしさです。
「雙皮燉奶(牛乳プリン)」は、清朝末に中国広州の人が香港で売り出したものだといわれていますが、マカオでも人気のスイーツです。「雙皮」とは、二層の肪分の多い上層と脂肪分の少ない下層のことです。「燉奶」がミルクプリンを意味しています。メインストリートの「新馬路」から横の小道「庇山耶街」に入ったところにある「保健牛奶公司」の牛乳プリン(21パタカ(約336円))は、会社所有の農場から直送されてくるフレッシュミルクが使われています。牛乳の味がしっかりして、懐かしさを感じる味です。写真のように上層はしっかり膜がはっていて弾力があります。下はふわふわとしたやさしい味です。温かい牛乳プリンと冷たい牛乳プリンが選べる他、薑汁撞奶(生姜牛乳プリン)などもありますので、色々チャレンジしてみてください!
値段もお手ごろでマカオならではのB級グルメを五つご紹介しました。皆さんもマカオっ子になった気分で町歩きを楽しみながら、マカオのB級グルメを味わってみませんか。
【今回ご紹介したお店】
「恆友魚旦」
住所 新馬路大堂巷12C号
「黄枝記麺粥店」
住所 澳門新馬路議事亭前地17号
「保健牛奶公司」
住所 新馬路褔隆新巷4号
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(2024/10/9更新)
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