写真は、長崎ランタンフェスティバルのメイン会場、新地中華街会場に飾られた大きな楊貴妃ランタンです。表情といい、色具合といい、なかなか精巧に作られています。孫悟空を中心とする『西遊記』のメンバーや戦国時代に活躍した人々を型どったものなど、スケールの大きなランタンが新地中華街や鍛冶市、浜んまち、中島川公園、中央公園、唐人屋敷、孔子廊等の会場をつないで街中に展示されています。
見上げるほど大きなランタンが立ち並ぶ様はなかなかのもの。極彩色の色遣いが中国らしく、現地を旅しているような気分が味わえます。
浜市のアーケード内に立つ「月下老人」は縁結びの神様。運命の二人の足を赤い糸で結ぶのだそうです。ここには長崎ランタンフェスティバル特製の赤い糸が二本入ったおみくじ(100円)があります。カップルにおすすめのスポット。月下美人は聞いたことがありますが、月下老人もいたのですね。
新地の新地中華街会場のそばを流れる銅座川。この一帯には桃色のランタンが飾られ、とても幻想的な雰囲気を漂わせています。川面に映るランタンの灯りが美しいこと! 露店が立ち並ぶイベント会場の喧噪をよそに、ここでは歩きながら静かにランタンの灯りが楽しめます。
長崎市内数ヵ所に設けられたイベント会場では毎日さまざまなイベントが開催されます。写真は中国の伝統的な雨乞いの儀式で行われる「龍踊り(じゃおどり)」。3匹の大きな龍をたくさんの人々で担ぎ、会場全体を沸かせています。
「中国雑技」「ヤンコ踊り」「変面ショー」「胡弓の調べ」「二胡演奏」「中国民族踊り」など、まるで中国で春節を楽しんでいるような気分が味わえます。
会場で見つけた可愛い桃饅頭です。この季節、長崎ではこの色鮮やかな桃饅頭が出回ります。桃は中国では邪気を払い、幸運を招くと言われる食べ物。新年のお祝いには欠かせません。見た目もとても華やか! おみやげにおすすめです。
昔、新地中華街で「春節祭」として行われていた小さなお祭りが長崎ランタンフェスティバルの起源です。その規模を拡大し、長崎市の中心部全体を彩るビッグイベント、冬の風物詩として行われるようになりました。期間はもちろん中国の春節に合わせて。期間中100万人の観光客が訪れます。
なぜ、ランタンを飾るのか? 昔から、中国では3月5日の元宵節には天の精霊が空を飛ぶのを見ることができると信じられていて、その精霊たちを見つけやすいようにランタンの灯りを灯したのだそうです。
長崎には中国にちなんだイベントがたくさんあります。中国と長崎の関係に思いを馳せながら、季節ごとに長崎の街を歩いてみたいものです。ぜひ、長崎ランタンフェスティバルで真冬の一大イベントをお楽しみください。
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(2024/9/17更新)
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