イタリアの大手炭酸ミネラルウォーターメーカー「サンペリグリノ」が主催する世界ベストレストランの2011年に見事9位にランクインした人気のビストロ「シャトーブリアン(Chateaubriand)」。この店のオーナーがオペラ地区にオープンした「グリエ(Grillé)」は、本格的ケバブのお店です。ケバブはグリルした羊や鶏の肉や野菜をピタパンで挟んだギリシャ、トルコの名物ですが、フランスでは手軽に食べられるファストフードの定番とされています。
こちらでは生地を粉から作っており、肉は有名高級精肉店「ドノワイエ」のものを使用していたりとかなりのこだわりよう。柔らかくて味のしみ込んだ羊肉は、香草によりさっぱりとした後味に。絶妙な焦げ味がたまらない自家製ポテトフライと一緒に頂くのがおすすめです。お昼時は行列ができるほどの盛況ぶりですが、遅い時間帯に行くとすんなりオーダーできます。
高級宝飾店が集まるヴァンドーム広場近くに構える老舗のビストロ「ル・プティ・ヴァンドーム(Le Petit Vendôme)」は、フランス中部のオーヴェルニュ地方料理を出す定食屋さん。ロールキャベツや鴨肉サラダなどの肉料理が名物ですが、テイクアウトコーナーで持ち帰れるバゲットサンド「カスクルート」も大人気です。
パンはパリのバゲットコンクール常連の「ジュリアン」のものが使われていて、外皮はパリパリ、中はふんわりとしてバターの風味が香ばしいバゲットの決定版。これに生ハムやチーズなど、厳選されたフランスの地方の食材が挟まれ、サンドイッチで一つの料理を食べているかのような満足感が得られます。おすすめは、生ハム、シェーブルチーズにフレッシュなオリーブオイルがかかった「スペシャル(6ユーロ)」。こちらのカスクルートを食べたら、他のバゲットサンドが食べられなくなってしまうかも。それくらい違います。ケイト・モスもこのお店のファンで、食事しているところがたびたび目撃されています。
オデオン駅前にある大人気ビストロ「コントワール・ドゥ・ルレ(Comptoir de Relais)」のオーナーシェフであるイヴ・カンドボルト氏が隣にオープンした立ち飲みバー「ラヴァン・コントワール(L’Avant Comptoir)」。こちらのテイクアウトコーナーではフランスの定番ファストフードであるクレープやサンドイッチを買うことができます。実はこのお店、フィガロ紙が選ぶパリのベストクレープリーにも輝いたことがあり、甘いクレープ、食事用クレープ「ガレット」(クレープ・サラザンとも言います)ともに人気が高くお昼時には行列ができています。
ガレットはエマンタルチーズ、卵、生ハム、レタス、スモークチキン、スモークターキー、ハム、ソーセージの中から選びます。一つ追加するごとに0.5ユーロかかるという仕組み。具材を2〜3にするとかなり満足感のあるガレットになりますよ。
グルメの街パリでは、レストランだけでなくファストフードも本格的。時間がない時にぜひ利用して、食も街もマックスで楽しんでくださいね。
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(2024/9/9更新)
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