写真:村松 佐保
地図を見る哀愁漂う美人画で有名な竹久夢二(1884年〜1934年)は、大正ロマンを代表する画家です。夢二は岡山県の出身ですが、33歳の時、京都の高台寺南門鳥居わきに家を借りて、最愛の女性彦乃と暮らしました。
現在も東山区桝屋町には〈竹下夢二寓居跡〉という石碑が建っています。病のため若くして他界した彦乃との京都での生活は短いものではありましたが、夢二にとって特別な地でした。
「夢二カフェ 五龍閣」へは、JR京都駅からバスで10分、五条坂停留所から徒歩8分ほど。清水寺に向かって産寧坂の分かれ道を過ぎて細い路地を右手に曲がると、重厚な洋館が目に入ります。その奥では勢いよく水しぶきを上げる噴水。昔ながらの街並みの片隅に異次元の空間が広がっています。
「夢二カフェ 五龍閣」へのアクセスは、下記【MEMO】「夢二カフェ 五龍閣 アクセス」をご覧ください。
写真:村松 佐保
地図を見る「夢二カフェ 五龍閣」は、京都大学時計台や京都府立図書館など数多くを手掛けた近代日本を代表する建築家の武田五一氏が設計しました。1914年に実業家の松風嘉定氏の邸宅として竣工し、1999年に国登録有形文化財に登録されました。
カフェ入口では、籠に盛られた鮮やかな紅色の金時ニンジンや、聖護院かぶら、万願寺とうがらしなどの京野菜が訪れる人たちを温かく迎えてくれます。中に入ると、3階まで見渡せる吹抜けの階段室には、真っ赤な絨毯が敷き詰められ、大正ロマンの世界へと導かれます。
開放感溢れるカフェに足を進めると、タイル絵の美しい大きなテーブルと壁に飾られた夢二の作品が目に飛び込んできます。五龍閣店主の祖父である音楽家の近藤義次と夢二は親交が厚く、多くの作品が残されているそうです。
写真:村松 佐保
地図を見る木の温もりが心地よいテーブルや椅子、華やかな大理石の暖炉や窓の外に見える噴水、そして哀愁漂う夢二の作品。大正ロマンに包まれていただく食事は極上です。
千年以上の歴史を持つ京都は、恵まれた風土で育まれた京野菜が自慢です。「夢二カフェ 五龍閣」のメニューには、京野菜カレーや京野菜ハンバーグ、京のホットサンドなど、季節の新鮮な京野菜へのこだわりがあります。
写真は、京野菜パスタ(ドリンクセット)です。自家製の豆乳で作ったクリームソースに旬の京野菜がたっぷりと添えられ、ソースの上品な味わいと京野菜のデュエットが最高です。大胆にのせられた湯葉の素揚げもたまらない!
メニュー詳細は、下記【MEMO】「夢二カフェ 五龍閣 五龍閣の京野菜」をご覧ください。
写真:村松 佐保
地図を見る「夢二カフェ 五龍閣」のデザートは、豆乳プリンパフェや豆乳ドリンクなど、畑の肉といわれているイソフラボンたっぷりの豆乳スイーツです。イソフラボンは、大豆胚芽に特に多く含まれ、骨粗鬆症の予防や循環器系疾患の予防などのほかに美肌効果なども期待されています。
写真は豆乳のムースサンドです。豆腐と豆乳を使ったモチモチ生地の中に抹茶、キャラメル、イチゴなど三種類の豆乳ムースが挟み込まれているサンドとアイスクリーム。自家製豆乳を使ったヘルシーなデザートをぜひ味わってみてください!
「夢二カフェ 五龍閣」についての情報は、下記【MEMO】「夢二カフェ 五龍閣」をご覧ください。
古都にたたずむ大正ロマン溢れる空間「夢二カフェ 五龍閣」はいかがでしたでしょうか。四季を通じて賑わいをみせる清水寺周辺の昔ながらの街並みに生き続ける竹久夢二の世界。お洒落な部屋でこだわりのメニューを味わえる「夢二カフェ 五龍閣」で、ぜひ優雅な時を過ごしてみてください! 京都の素敵な一コマが心に刻まれることでしょう。
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(2024/12/13更新)
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