写真:東郷 カオル
地図を見るグラバースカイロードは、日本で初めて「道路」として位置づけられた、斜めに動くエレベーター。坂道の多い長崎ならではの設備として、坂道フェチの間ではちょっとした観光名所。
通常グラバー園に行くには路面電車の「大浦天主堂下」が最寄駅ですが、グラバースカイロードを使う場合は「石橋」が最寄駅。路面電車の終点ですので、迷うことはないでしょう。
写真:東郷 カオル
地図を見るグラバースカイロードには1階から5階まで乗降口があります。坂道に1階も5階もないと思うのですが、便宜上そのようになっています。観光客にとっては珍しい坂道エレベーターでも、住んでいる人にとってはいたって「日常」。朝一番なら、グラバー園に向かう観光客よりも、坂の上から降りてくる住民の利用のほうが多いでしょう。通学の学生や通勤のビジネスマン、病院へ向かうおばあちゃんが利用する姿を目にします。
5階まで登ると写真のような長崎らしい坂のある風景が見られます。確かにこの坂道を毎日上り下りするのは大変。以前は徒歩しか交通手段がなかったというから驚きです。坂道にエレベーターが設置されたのも納得ですね。このエレベーターと平行した坂道には、「相生地獄坂」という坂段があり、その上り下りの壮絶さを物語っています。
写真:東郷 カオル
地図を見る5階まで登ると、グラバー園の第2ゲートはすぐそこです。途中、長崎の坂道と海を一望できる展望スペースがあります。ここは「世界新三大夜景」の一つに数えられる稲佐山と並び、長崎市内が一望できる夜景スポットとして知られている場所。稲佐山よりも手軽に行けるのが人気です。
グラバースカイロードは料金は無料。運行時間は6:00から23:30ですので、夜景を楽しんだあとも坂道を徒歩で下りることなくエレベーターで帰って来ることができます。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらがグラバー園の第2ゲート。グラバー園は斜面を利用した敷地ですので、見学中は坂道を上るか下るかのどちらかになります。ここから入園すると、一番上の旧三菱第2ドックハウスから見学することになります。坂を下りながら見学できるので、第1ゲートから入園するよりも楽に見学できます。
帰りは第1ゲートから出て、大浦天主堂を拝観して帰るルートがおすすめです。
せっかくの長崎旅行。長崎ならではの坂道を楽しみたいなら、第2ゲートから出て「相生地獄坂」を下っていくのも楽しいでしょう。「相生地獄坂」の上りは、トレーニングやダイエット目的でない限りはあまりおすすめできません(笑)
ダイエット目的で利用する場合、上り70Kcal・下り30Kcalを消費することができます。
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(2023/11/30更新)
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