写真:bow
地図を見る岐阜県を流れる日本三大清流の一つ長良川。その流れに沿って岐阜県中濃地方の山間部を走るローカル線「長良川鉄道」は、旅情感溢れる車窓風景を楽しめる電車として人気です。
その「長良川鉄道」の路線のちょうど中心に位置する「みなみ子宝温泉駅」が一風変わった駅として話題になっています。
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地図を見る岐阜県郡上市美並町は平成12年までの20年間、”日本の人口の中心点”であった場所。現在は人口の中心点は別の市町村へと移っているものの、郡上市美並町には「日本まん真ん中センター」と呼ばれるPR施設もあります。
そんな郡上市美並町にあるのが「みなみ子宝温泉駅」。電車を降りるとすぐ、『日本まん真ん中温泉 子宝の湯』と名付けられた日帰り温泉施設があります。良く見ると駅と温泉施設の建物は一緒、繋がっているのです!
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地図を見る駅舎が温泉施設、いや温泉施設が駅舎なのでしょうか?とにかく全国的にも珍しいこの「みなみ子宝温泉駅」は2002年4月にできた駅で、その珍しさからか平成14年度には『中部の駅100選』にも選ばれています。
この「みなみ子宝温泉駅」の特徴は、ホームから直接温泉施設への入口があること。なんと電車から降りてわずか3歩で温泉に入れるという日本でも他に例のないような駅なのです!当然、駅のホーム以外にも正面から入れる入口もあるのですが、敢えてホームに入口を作ったという所がこの駅の珍しい点なのです。
さて肝心の温泉の方ですが、駅名にもなっている”子宝温泉”の由来は古くから「子授け」「安産」の守り神として信仰を集めてきた「子安神社」のすぐ近くでわき出た温泉であることから。
そんな子宝温泉のお湯はアルカリ性の単純温泉。庶民的でいて清潔感のあるお風呂は気を張ることなくのんびりリラックスできる時間を約束してくれます。
そしてなんといっても広々として開放的な露天風呂が爽快!ちょっと開放的すぎて心配になるほど、ここまで空が広い露天風呂も珍しいのでは!?
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地図を見る「子宝の湯」の温泉施設内にはなぜか信号があります。この信号、温泉施設利用者に列車が到着するまでの時間を案内するためのもの。
普通に電光掲示の時刻表でも良かったのかもしれませんが、温泉施設と駅が一体化している「みなみ子宝温泉駅」ならではのちょっとした遊び心のある信号機。ある意味この駅のシンボル的な存在なのかも!
ちょうど休憩場所から見えるようになっていて、赤は到着5分前、黄色は15分前、青色が30分前と、時間により色が変わるようになっています。ちゃんと上り、下りに分けて信号がありますので信号を見ながら身体を休めることができます。
「日本まん真ん中 子宝の湯」へは、当然長良川鉄道「みなみ子宝温泉駅」が一番便利です。なんといっても下車3歩(笑)。また、車でのアクセスも可能!広い駐車場がありますので安心して行くことができます。東海北陸自動車道の美濃ICから約20分程度です。
また、子授け安産の神として古くから信仰されている「子安神社」徒歩10分圏内です。ぜひあわせてお参り下さい。
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(2024/10/14更新)
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