写真:橘 凛
地図を見るエズ村は、南仏最大の都市ニースとモナコ公国の間にあります。それぞれの街から車で15分ほどでアクセスできるので、南仏観光には欠かせない名所として有名です。
写真のように、山の上に向かって張り付いたように村が出来上がっているのが特徴。このような鷲の巣村はコートダジュール、プロヴァンス、リヴィエラ(イタリア側の海岸)に100以上あるといわれていますから驚きです。
鷲の巣村がなぜこのような姿になったかというと、主な理由は、海賊など海からやってくる敵の侵入を防ぐためでした。標高の高い鷲の巣村からは、敵の上陸をすぐに発見することができるので好都合だったというわけです。観光地として人気が出るまで、エズの人々は、段々畑での農業や畜産業を主に暮らしていました。今も3000人程度の人々がエズで暮らしています。
写真:橘 凛
地図を見るエズの村は、石壁と石畳に挟まれた狭い路地が入り組んだ複雑な造りをしています。そのメルヘンチックな街並みは、童話の中を歩いているかのような錯覚を起こしそうになるほど!ツタの絡まる石壁の家、ちょっぴり古ぼけているけれど粋な看板など、シャビーシックな雰囲気が好きな方にはたまらない可愛さが溢れています。
一見、迷路のように思えますが、村は山頂に向かって上り坂になっています。鷲の巣村は、山頂にあるお城に集う城下町なのです。急な階段などもあるので、靴は歩きやすいものが良いでしょう。時間に余裕のある方は、ミシュラン1つ星の素敵なレストラン『シャトー・エザ』(冬期休業)でランチを楽しむのもおすすめです。
写真:橘 凛
地図を見る迷路のような石畳を歩き続けた最終地点が、熱帯植物園(要入園料)。ここはかつて、エズの城塞があったところ。現在では、城跡にサボテンや熱帯植物がニョキニョキと生えそろい、温暖な気候の南仏の景色に絶妙にマッチしています。
ここは、エズに行ったからには必ず訪れたい絶景ポイント。この景色を観るために行く価値があると言っても過言ではありません。太陽がきらめく地中海と、コートダジュールの海岸線、また、張り付いた段々畑のようなエズの街並みを見下ろすことができます。天気のいい日は、はるか遠くにコルシカ島の1000m級の山を臨むことも!
熱帯植物園は、年中無休ですが、季節により開園時間が異なります。冬期は早い時間に閉園するので要注意です。
写真:橘 凛
地図を見る南フランスは、ハーブの特産地。エズ村のふもとには、地元南仏の素材をふんだんに取り入れたコスメブランド『フラゴナール』の香水博物館兼ショップがあります。『フラゴナール』は日本未発売の香水や、独自に開発した自然派化粧品などを販売していて、フランス国内外で人気のお店です。
香水博物館では、実際に香水や化粧品を作っている様子が、また広々としたショップでは、香水の試香が楽しめます。ローヤルゼリー配合のフェイスクリームは、アンチエイジングに効くと評判です。
コスメのパッケージも可愛らしく、季節の限定品も多く出ているので、エズに行った際はぜひ立ち寄りたいところです。
コートダジュールには、暖かい気候に恵まれた、個性的な町や村がたくさんあります。
港町ニースやゴージャスなモナコとのアクセスが良いのに、また全く違う魅力にあふれている鷲の巣村・エズ。個人旅行はもちろん、エズ訪問を含む南仏ツアーは毎年たくさん組まれています。
ぜひ、エズの山頂から、輝く地中海を一望してみてくださいね。
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(2023/12/9更新)
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