ジョブズも憧れた、永平寺の修行に触れる1泊2日の参籠体験

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ジョブズも憧れた、永平寺の修行に触れる1泊2日の参籠体験

ジョブズも憧れた、永平寺の修行に触れる1泊2日の参籠体験

更新日:2015/07/12 15:16

水津 陽子のプロフィール写真 水津 陽子 地域活性化・まちづくりコンサルタント

最近、禅がブームになっています。福井県永平寺町の永平寺は開創770年以上の歴史を持つ曹洞宗の総本山、坐禅の根本道場です。三方を山に囲まれた深山幽谷の地にあって今も200人近い雲水(修行僧)が開祖以来変わらぬ厳しい修行を日々行っています。かつてかのスティーブ・ジョブズも憧れたという永平寺。実は永平寺ではその修行の日々に身近に触れる1泊2日の参籠(お籠り)体験ができます。自分を見つめ直す特別体験です。

人生観が変わるかも?永平寺で自分のあり方を見つめ直す1泊2日

人生観が変わるかも?永平寺で自分のあり方を見つめ直す1泊2日

写真:水津 陽子

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参籠とは神社や寺院に一定期間籠ることを意味するのですが、永平寺の参籠は1泊2日で、永平寺での日々の修行に触れる体験プログラムです。3泊4日の参禅研修は雲水(修行僧)が日々行っている厳しい修行に準じた内容になりますが、参籠は永平寺での日々の暮らしに触れ、禅の作法を学び、法話や坐禅などを体験するものです。

三方を山に囲まれ、下界と隔絶された環境で、日常とは全く異なる体験をする永平寺での生活は、日々の自分のあり方を見つめ直し、時に人生観すら変わる体験となることもあります。

参籠への参加を希望する場合、事前に永平寺の参籠係に問合せをします。希望の日を伝え、受け入れが可能であれば、上山(到着)の時間や必要なもの、注意事項などの説明を受けます。

上山後、部屋に入り、雲水より参籠心得の説明を受けます

上山後、部屋に入り、雲水より参籠心得の説明を受けます

写真:水津 陽子

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参籠の受付は通用門横にあります。そこから吉祥閣という建物に入り、ホテルでいうチェックインのような手続きを行います。それが終わると雲水がそれぞれの部屋へ案内し、そこで参籠心得の説明を行います。

永平寺には基本となる3つの作法「三進退」や喋ることが禁止されている3つの場所「三黙道場」、食事の仕方や布団の畳み方等の決まり事があります。部屋にはそれらについて書かれた説明書もあり、説明を受けた後、それを確認して覚えます。

参籠の上山は14時より可能です。参籠初日は21時の開枕(消灯)まで薬石(夕食)、夜坐(坐禅)、法話など、時間毎に予定が組まれています。入浴は17時半の薬石の前までに済ますことになっていますので遅くとも16時頃には上山したいところです。

時間刻みのスケジュール!最初は戸惑うものの、得るものは大きい

時間刻みのスケジュール!最初は戸惑うものの、得るものは大きい

写真:水津 陽子

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参籠のその日の予定・時間割は廊下に掲示されます。参加者はこのスケジュール表をチェックし、これに沿って行動します。時間刻みのスケジュールに最初戸惑うものの、その時間ごとに決められた規則正しい生活は、普段の自分のあり方を見直すことにもつながり、得るものは少なくありません。

「食事も大切な修行」永平寺での暮らしは全てが修行に通ず

「食事も大切な修行」永平寺での暮らしは全てが修行に通ず

写真:水津 陽子

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参籠の薬石(夕食)は精進料理です。お箸は小食(朝食)でも使いますが、こちらのお箸は参籠終了後、記念に持ち帰ることができます。

また永平寺では食事も大切な修行です。現代人は忙しく「ながら」な生活になっていますが、永平寺では2つのことを同時に行う「ながら」はしません。食事をする時は食事に、掃除をする時は掃除に向き合い、集中して取り組みます。食事の際は私語は慎み、作法に則って頂きます。

坐禅、法話、朝課など、ここでしかできない特別な体験

坐禅、法話、朝課など、ここでしかできない特別な体験

写真:水津 陽子

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坐禅は禅宗のお寺であれば、どこでも体験できますが、永平寺では雲水たちが坐禅を行うのと同じ空間を再現した坐禅専用の部屋があり、とても集中して坐禅を行うことができます。また坐禅の仕方や坐蒲(坐禅の際に敷くもの)の使い方などの作法もきちんと教えてもらえます。

参籠では夜坐の後には法話、朝は光明蔵拝謁、朝課(朝のおつとめ)があり、老師のお話や雲水の修行に間近に触れることができます。朝課の後には雲水が諸堂拝観の案内をしてくれます。

振鈴(起床)は3時台、夜も明けない時間ですが、普段は決してできない特別な体験をして、身も心も清々しい気持ちで下山(あさん)することができるでしょう。

よりディープに本格的な修行体験ができる3泊4日の参禅研修も

永平寺には日々の修行に触れる「参籠」とは別に、3泊4日修行僧と同じ修行を体験できる「参禅」もあります。

参禅研修は永平寺の日課と修行僧の日常生活に準じた修行を行うもので、興味本位で参加すると挫折する厳しい内容となっています。一度「参籠」を体験した上で、参加を検討されると良いでしょう。

しかし、参籠、参禅いずれも普段の観光では味わえない特別な体験です。リフレッシュや癒しを得たい時、生き方に迷った時、自分のあり方を見つめ直したい時など、参加してみませんか。

※永平寺に関しては【関連メモ】にあります「福井・永平寺、北陸新幹線開業、行きたかった日本へ。杏CMの舞台」「寂光苑・玲瓏の滝・愛岩山〜永平寺奥の三大パワースポット〜」の2つの記事も併せてご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/01−2014/09/02 訪問

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