写真:結月 ここあ
地図を見る重厚感のある正面玄関に立つと、ガーデンが額縁の中の絵のように目に飛び込んできます。
四季折々に姿を変えるガーデンですが、春は新緑が輝くように美しく、風も爽やかです。
こちらから入場して、ガーデンとレストランを左手に見ながら蝶の森を進むとミュージアムの入り口にたどり着きます。
蝶の森とは、「アサギマダラ」という小さな渡り蝶を誘引する為に作られた森です。この蝶は、日本列島を縦断して沖縄や台湾までおよそ2000キロメートル以上も飛んでいくという貴重な渡り蝶で、翌年春にはその逆のコースを辿って帰ってきます。美術館を訪れた時にその蝶に出会えたらラッキーでしょうね。
写真:結月 ここあ
地図を見るエントランスの扉の上部には、女性の顔のガラスのレリーフがあります。
この並んだ3つの顔を眺めていると立つ位置によって、表情が変わることに気が付きます。これは光と影が作り出すイリュージョンとか。
ルネ・ラリックは、1860年にフランス・シャンパーニュ地方で生まれて、19世紀から20世紀にかけて活躍したジュエリーからガラス工芸まで手がけたアーティストです。
1500点のコレクションの中から選び抜かれた約230点がここに展示されています。
写真:結月 ここあ
地図を見るラリックがよく知られるようになったのは、1900年のパリ万博の時で、斬新なジュエリーに多くの人々が驚いたようです。
ラリック美術館のチケットには、パリ万博で展示されていた「蝶の女」をはじめ、昆虫や人の顔をモチーフにした一点もののジュエリーなどの写真がデザインされています。
美術館内部は撮影がNGでしたので、残念ながらここではお見せできませんが、これらのジュエリーは美術館にたくさん展示されていますので、是非ご自分の目でお確かめくださいね。
ラリックが手がけたのは、ジュエリーやコティの香水瓶などのガラス工芸もたくさんありますが、その他に、大西洋横断航路の豪華客船やオリエント急行などの歴史に残された室内装飾、ロールスロイスやジャガーなどの自動車のボンネット先端に付けるカーマスコットまでと幅広く、ラリックの卓越した才能に驚きました。
写真:結月 ここあ
地図を見るジュエリーやガラス工芸で目の保養をしたあとは、併設のレストランでのランチがいいですよ。
フランスのパリ郊外の明るいレストランをイメージして、カジュアルフレンチからカフェまで楽しめます。
レストランの名前になっているLYS(リス)は、フランスの国花であるユリのことです。
ご覧のとおり、緑の溢れるガーデンを眺めながら食事が出来るのはかなり点数が高いです。
おいしさや安全性を追求した箱根の地産の食材を心がけているのも嬉しいですね。
写真:結月 ここあ
地図を見るメニューもいろいろありましたが、日替わりの「本日のサンドイッチ」をチョイス。新鮮なお野菜にハムや卵などがパンに挟まっていて美味しいし、お腹がいっぱいになりますよ。これは限定20食なのでご希望の方はお早めにね。
鳥たちの囀りや、爽やかな高原の風をからだいっぱいに受けながらオープンテラス席でいただくランチは最高です。
なお、ミュージアムは有料ですが、ガーデンとレストランは無料で入場することが出来ます。
箱根の自然の中でアートを楽しみ、時間に追われることなく一日を過ごされてみてはいかがですか。
ちょっと贅沢な時間を感じられますよ。
※開館時間 午前9時〜午後5時(美術館入館は4時30分まで)
年中無休
※ミュ―ジアム入場料
大人1500円
大学生・高校生・シニア(65歳以上)1300円
中学生・小学生 800円
この記事を書いたナビゲーター
結月 ここあ
はじめまして、結月ここあです。子育ても卒業して、第二の青春真っ只中!?花・パワースポット・温泉・神社仏閣・グルメ・建築物探訪が好きで女友達と国内・海外へと旅に出ています。旅は感動の景色に出会うことがで…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索