写真:藤田 聡
地図を見る千曲市・森「あんずの里」を代表する景観が、上平展望台からの眺めです。「あんずの里」の大部分を一望する眺めは、「一目10万本」と呼ばれる絶景。遠くには冠雪した飯綱山を望み、左側には僅かですが北アルプスを望みます。
杏の花は桜とは異なり、梅のように木の枝に直接咲きますが、色が桃色です。しかし、桃のように巨大な花ではなく、花自体は梅や桜に似ています。
普段あまり目にしない杏の花を、興味津々で眺めていると、独自の魅力にどんどん引き込まれます。特に枝が見えなくなる位「びっしり」と花が付くのが特徴なので、慣れてくると一瞬で他の花と見分けが付くようになります。
写真:藤田 聡
地図を見るあんずの里を一番奥まで行くと、あんずの里スケッチパークがあり、隣接する「あんず園」を散策出来ます。正面に冠雪した飯綱山を望み、杏の中には大木もあって、立体的に杏が咲き乱れる様子は壮観。中には、樹齢数百年の杏の大木もあり、この地区の歴史を物語ります。
なお、写真をクリックすると、撮影場所の地図が表示されます。更埴インターチェンジが最寄りICなので、更埴市と記憶している方も多いと思いますが、現在では合併して千曲市になっています。
写真:藤田 聡
地図を見るあんずの里スケッチパークの「あんず園」には散策路があり、杏の林の中を散策して絶景を楽しめます。
純粋な観賞用の桜と異なり、桃や杏は果実を生産する果樹園なので、観光客が花を楽しめる雰囲気では無い場合が多いもの。観光客に配慮して散策路が整備されているのは、本当に有難い事です。
三方を山に囲まれた盆地のような地形ですが、早朝から日光が山に遮られる事なく届きます。枝が見えなくなる位「びっしり」と付いた杏の花が照らし出されて、光輝き猛烈な美しさ。杏の花が満開になると、「あんず園」のライトアップが三日間行われます。
千曲市・森「あんずの里」の見頃時期は、例年4月上旬から中旬。2016年の開花は3月31日と予想されており、約1週間で満開になります。最新の開花情報は、千曲市観光協会ホームページで確認して下さい。
千曲市の杏が見頃の時期には、隣接する上田市では桜や水仙が見頃になります。別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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