受付を通って2階に上がると、電気の発展に寄与した科学者達のホログラムがお出迎え。浮かび上がるシルエットの間には、いろいろな発電機や原理を説明する展示が置かれています。このディスプレイは、どれも自分で触って発電できるのがミソ。摩擦や手押し発電機での発電は、理科の実験を思い出してわくわくしてきます。テレビ番組でおなじみの「感電」が体験できる展示もあり!勇気を出して、弱ーい電流にしびれてみましょう。
発電所や送電、環境に関わる展示も大充実!そのほとんどが「見て・触れて・遊べる」体験型の展示になっています。電気の送電イメージをアニメでモニターで映し出す展示では、その場で取った顔写真を画面上に合成。自分の顔をしたヒーローが、モニターを飛んで行く光景には、おもわず笑いが漏れます。
また、クレーンゲームやイライラ棒(電気の通っているコースの両端に触れない様に、棒をすすめていくゲーム)のようなゲーム要素満点の展示も目白押し。いつのまにか「電気のお勉強」そっちのけで楽しんでしまいそう。
原子力発電について、しっかりと広報されているのも印象的。浜岡原子力発電所の運転状況をリアルタイムで表示したものや、壁一面の原発模型も目を引きます。身近な食べ物のサンプルに測定器を当てると、放射能の強さを数値で表示する放射線チェッカーなんていう展示も。ここでも、ゲーム要素はたっぷりで、リズムゲームやシューティングゲームの中に、原子力発電の原理が折り込まれています。
さらに上のフロアは、少し電気というテーマからはなれて、「錯覚の世界を遊ぶ」科学的な内容です。フロア全体に施されたトリックアートめいた内装には、めまいを感じるほど。残像で絵が浮かび上がってきたり、静止画が動いて見えたり、モノの大小や向きが入れ替わったり…。一回りする頃には、ひとによってはだいぶ酔ってしまうかもしれません。
専門の先生による科学実験や、工作体験など、一人では出来ない企画も随時行われているので、チェックしてから出かけてみると、より楽しめそうです。
電気を取り巻く現状を一気に感じ取ることのできる、名古屋の「でんきの科学館」。無料でゲームを体験して気になった話題は、展示台の解説文を読んで、しっかりお勉強してみては?特に、原子力関連の展示は大充実。必見です!
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