ココヘッドはオアフ島の南東部、観光地で有名なハナウマ湾の近くにあります。トレイルの入口は、山のふもとにあるKoko Head District Parkという公園内にある野球場の脇にあります。車は野球場の前にある無料駐車場に停めて行きましょう。
入口から数分歩くと「ズドーン」と一直線に山頂へと続く線路にたどり着きます。この線路は戦時中、山頂にある通信基地へ物資を運ぶために作られました。現在は通信基地も線路も使用されていませんが、そのまま残された線路は、人気のトレッキングコースとして利用されるようになりました。
ココヘッドには背丈の低い草木しか生えていないため、トレッキング中に日差しを遮るものが何もありません。ハードなトレッキングと強い日差しのダブルパンチは体力的にかなりきついです。そのためトレッキングにオススメの時間帯は早朝です。気温が上がる前に登ってしまいましょう。
ココヘッドクレータートレイルには二箇所の難関があります。
一つ目は線路が地面から離れ、橋のようになっているところです。高さはそれほどありませんが、ところどころ枕木がグラグラしていたり穴が開いていたりするので危険です。
そんな場所にも関わらず、線路には何の安全対策もされていないため四つん這いなって進む人もいます。地元の子供はスイスイ登っていたりしますが 、全て自己責任ですので細心の注意を払って登りましょう。
線路の橋が終わると息をつく間も無く次の難関が待ち受けています。
一般的な登山道は、ジグザグに作ることにより傾斜をなだらかにしていますが、最短距離で山頂に向かうこの線路は、途中から反り返るかのような急な斜面となります。
普段運動をしていない人は、一段一段がかなりきつくなるので無理せず休みながら登りましょう。
そして休みながら後ろを振り返って見てください、中央に車を停めた野球場、左手の奥にはハナウマ湾、右手の奥にはダイヤモンドヘッドと疲れを吹き飛ばすような絶景を見渡すことができます。
落書きだらけの通信基地跡が見えてきたらいよいよ山頂です。登った先は、崖になっていて視界が一気に開けます。
山頂には通信基地跡の他に、ピルボックス(火砲陣地)と呼ばれるコンクリート製の四角い箱があり、景色を眺めるためのいい展望台代わりになっています。
崖の下にはココヘッドの大きなクレーターがポッカリと空いていて迫力満点です。そして山頂にある一番大きい建物に登れば、360度遮るものが何もない素晴らしい絶景を見渡すことができます。
明け方の山頂はまだ人が少なくとても静かです。昇る朝日に向かい花束を捧げる人がいるなど、神々しい特別な雰囲気に包まれています。ゆっくりと疲れを癒しながら壮大な景色を堪能しましょう。
疲れをいやしたら今度は下山です。日が出た後はたくさんの人が登ってきます。すれ違う時は「Morning」(地元の人はgoodを付けません)とさわやかに挨拶をかわしましょう。
急な斜面の下りはかなり足に負担がかかります。しかも地面の土が滑りやすく、人も混雑し始めると道幅も狭くなりますので、焦らずゆっくりと下山しましょう。
いかがでしたでしょうか。
ココヘッドクレータートレイルに要する時間は登りで1時間、下りで15分が目安です。ワイキキからのアクセスも良く場所も近いので、一度は登ってみてはいかがでしょうか。きっと海だけじゃない新しいハワイの魅力を発見できるはずです!
今回ご紹介したココヘッドクレータートレイルは上級者向けですが、子供やご年配の方も登りやすい初級者向けのマカプウトレイルなどもあります。是非、興味のある方はそちらも調べてみてください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/9/9更新)
- 広告 -