大航海時代へタイムトラベル!マレーシア「ペナン島」の世界遺産を歩く

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大航海時代へタイムトラベル!マレーシア「ペナン島」の世界遺産を歩く

大航海時代へタイムトラベル!マレーシア「ペナン島」の世界遺産を歩く

更新日:2015/06/13 18:34

遠藤 まさみのプロフィール写真 遠藤 まさみ 世界遺産探検家、ホテルマニア、クラフトビア愛好家

「東洋の真珠」と称されるマレーシアのペナン島は、西洋と東洋の文化が見事に融合したエキゾチックな街並みと、美しい自然に囲まれた、マレー半島に寄り添う小さな島です。

今回ご紹介するのは、ペナン島にある街「ジョージタウン(George Town)」です。
イギリスの植民地として発展した、当時の面影を今に伝える世界遺産の街並みを歩いてみましょう。

「ペナン博物館」でペナンの歴史を学ぼう

「ペナン博物館」でペナンの歴史を学ぼう

提供元:遠藤隆尚

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大航海時代、ジャングルに覆われた小さな島に目を付けたイギリスによって整備され、東西交流・交易地として発展した街「ジョージタウン」は、2008年にマレー半島南西部に位置する「メラカ(Melaka、マラッカ/Malacca)」とともに、世界遺産に登録されました。

「ペナン博物館」では、ペナン島の発展の様子を写真や絵画、地図などで見られます。また第二次世界大戦中のペナン島は、旧日本海軍の重要な作戦拠点となっていたため、占領当時の記録や資料も展示されています。そのほかにも、陶磁器やきらびやかな工芸品、マレーシア初代首相であるトゥンク・アブドゥル・ラーマンの記念品などが公開されています。ペナンの歴史が非常によく分かる博物館ですので、最初に見学すると、その後の史跡散策に役立つでしょう。

■ペナン博物館
住所:Tingkat 2, Dewan Sri Pinang, Pulau Penang
開館時間:9:00-17:00(金曜休館)

コロニアル様式が随所に光る世界遺産の街「ジョージタウン」

コロニアル様式が随所に光る世界遺産の街「ジョージタウン」

写真:遠藤 まさみ

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18世紀のイギリス統治時代の建物が残る「ジョージタウン」。コロニアル様式の建物は、東南アジアの青い空にとてもよく映えます。地図を頼りに散策すれば、大航海時代にタイムスリップしてしまいそう。散策に疲れたら、ジョージタウン内の主要スポット19か所に止まる、無料バスを利用してみましょう。15分ごとに巡回しているバスは、観光客の強い味方です。

■主な見所
セント・ジョージ教会
1818年に建てられたマレーシア最古のイギリス国教会。

シティーホール
大英帝国の全盛期を彷彿(ほうふつ)させる、美しい白亜の建物はジョージタウンのシンボル的存在。現在は市議会場として使われています。
※外からの見学のみ。

ジョージタウンを守り続ける「コーンウォリス要塞」

ジョージタウンを守り続ける「コーンウォリス要塞」

提供元:遠藤隆尚

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ジョージタウンの北東端の海岸沿い、ビクトリア・メモリアル時計台の先にある「コーンウォリス要塞(ようさい)」は、1786年にイギリス東インド会社のフランシス・ライト提督が上陸した場所に建てられた、マレーシア最大の砦(とりで)です。

マラッカ海峡の玄関口ともいえる場所に建つ要塞では、赤いレンガの壁の上に設置された大砲が、行き交う船に目を光らせていたことでしょう。イギリス領インドの総督だったチャールズ・コーンウォリスにちなんで名付けられた「コーンウォリス要塞」。敷地内では、教会や独房、灯台や弾薬庫などが、200年前と変わらぬ姿で見られます。また、要塞の歴史などを紹介する展示コーナーや、カフェ、お土産屋さんもあります。

■コーンウォリス要塞(Fort Cornwallis)
住所:Padan Kota Lama
開館時間:9:00-19:00(無休)

プラナカン様式?超モダンな消防署は今も現役!

プラナカン様式?超モダンな消防署は今も現役!

写真:遠藤 まさみ

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ジョージタウンは見所が海沿いに集中していますが、一歩道を踏み入れれば、そこには「プラナカン様式」と呼ばれる建物が並ぶ、かわいらしい街並みが広がっています。

「プラナカン様式」の建物の特徴は、西洋とマレー、中華などのあらゆる文化と歴史が融合したエキゾチックな雰囲気と、ポップな色彩で装飾した窓やドア、幾何学模様のタイルなど、今にもあふれ出しそうなたくさんの色で飾られた長屋風の建物です。

ジョージタウンに色を添える、プラナカン様式の建物の多くは今も現役。街を守る消防署も有名な観光スポットになっています。

中華系寺院も見逃せません!

中華系寺院も見逃せません!

写真:遠藤 まさみ

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中華系移民が多く住んでいるペナン島、19世紀に建てられた中華系寺院もまた世界遺産に登録されています。絶えず線香の香りが漂い、熱心な信者が通う寺院に、ちょっとお邪魔してみましょう。

■主な見所
観音寺
中国系ペナン市民の信仰の中心的な存在となる寺院。広東省や福建省から移民してきた中国人によって、19世紀に建立されました。
開館時間:9:00-18:00

クー・コンシ
中国南部から渡ってきたクー氏が子孫のために建てた、ペナン島で一番豪華な霊廟(れいびょう)です。見所は、重さ25トンにも及ぶ重厚で緻密な屋根や、外壁に刻まれた彫刻の数々です。
開館時間:9:00−17:00

世界遺産とアートが出会い、今も進化を続ける街ジョージタウン

今、ジョージタウンはさらなる進化を遂げています。プラナカン様式の古い建物を改造したカフェやホテル、街角では歴史を語るかわいらしいアイアンアートやポップな壁画などが、観光客を魅了しています。世界遺産の建物と共に、これらのアートも探してみてください。

また、ジョージタウンはマレー半島南西部に位置する「メラカ(Melaka、マラッカ/Malacca)」と合わせて世界遺産に登録されています。ジョージタウンがイギリス植民地だったのに対し、メラカはポルトガルとオランダに統治されていました。そしてその違いは、街並みや教会にとてもよく表れています。大航海時代に違う国に統治されていた、ジョージタウンとメラカ。両方訪れてみると、世界遺産「メラカとジョージタウン :マラッカ海峡の歴史的都市」の価値がぐっと理解できますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/23−2014/04/27 訪問

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