写真:ろぼたん
地図を見る芸術作品に興味がある人もない人も知っているルーブル三大貴婦人の「モナリザ」、「ミロのヴィーナス」、「サモトラケのニケ」。そんな超有名作品がそこら中に展示されているルーブル美術館。美術館自体もパリの名所の1つです。
ここでご紹介するのは、迷宮のようなルーブル美術館で超有名作品だけをサクッと3〜4時間で効率的に迷子にならずに巡ることに特化した初心者向けのルーブル美術館見学ガイドです。まずは入口のチェックから!
写真はメインの入口のピラミッド。王道はここからの入場です。一番混みますが場所もわかりやすいですし、何よりルーブル美術館を代表する撮影ポイントでもあるため、最初にチェックしてみましょう。ピラミッド入口の混み具合がひどければ、メトロ直通入口、リヴォリ通り99番入口、カルーゼル凱旋門入口の利用も検討しましょう。ピラミッド同様、地下のナポレオンホールと呼ばれる受付ホールにつながる入口です。人が少ない穴場の入口はポルト・デ・リオン入口。ただしオフシーズンや火曜・金曜は閉鎖しており、日によってはチケットがないと利用できないことも。また、パッサージュ・リシュリュー入口は前売券所持者と団体専用の入口です。
混雑具合にもよりますが、初心者は穴場の入口は避け、ナポレオンホールと呼ばれるメインホールにつながる入口から入場することをオススメします。理由はわかりやすいこと、入口から鑑賞するべき有名作品へのアクセスがしやすいこと、オーディオガイドを借りるのに便利な場所だからです。
写真:ろぼたん
地図を見る入場するまでにルーブル美術館では3つの混雑ポイントがあります。1つは受付ホールに入場するための手荷物検査時、チケット購入時、展示室入場時の3つです。3つの混雑ポイントをくぐり抜けて、いよいよ見学開始なのですが、次に立ち向かうのはルーブル美術館の途方もない大きさです。元宮殿を利用したルーブル美術館はとてつもなく大きく、展示場所の総面積60,600平方メートル、35,000点もの作品が展示されています。1週間毎日5,000点の作品をチェックしなくては全てを見ることはできません。最も見たい作品から見てしまうこと、できるだけ歩く距離が短くてすむように最短ルートを選択すること、迷子にならないこと、そして疲れたら休むか諦めることを心に決めてルーブル美術館は鑑賞しましょう。有名な作品の8割程度見られれば十分合格点といえる、それがルーブル美術館です。
パリのガイドブックのルーブル美術館のページに目を通し、見たい作品の候補とおおまかな順位をつけておくこと、これだけは事前にしておきましょう。
パリで数日観光をする予定のある人は、ミュージアムパスを事前に購入しておくこともオススメです。ミュージアムパスはルーブルのほかにもオルセー美術館や凱旋門、ヴェルサイユ宮殿といったパリ市内と郊外約60か所の美術館や観光地に入場できる共通フリーパス券です。パリで人気の美術館や観光地はどこも入口で並び、さらに切符を買うところでも並ぶという、とにかくどこも並びまくり。
ですが、ミュージアムパスがあれば切符売場に並ぶ必要がありません。3つの混雑ポイントの1つが回避できるので、これだけでもオススメの価値があります!
2日、4日、6日間の3種類があり、現地でも購入可能ですが初心者は日本語サイトで事前に購入しておくのが安心です。
写真:ろぼたん
地図を見るオーディオガイド(Audioguide Louvre–Nintendo 3DS)の貸出し場所は次の4つ。
ピラミッド下のグループ入口、半地階のメイン入口3ヶ所:ドゥノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼です。
借り方は簡単。美術館のチケット売り場か自動チケット販売機で交換券を購入。交換券が発行されたら、その半券を持ってオーディオガイド貸出しカウンターで交換します。身分証明書(パスポートなど)と交換でオーディオガイドを借りる仕組みです。自動券売機では現金かクレジットカードで購入できます。
写真:ろぼたん
地図を見るオーディオガイド(3DS)は、インタラクティブ・マップ上に、自分が館内のどこにいるのかが自動的に表示されるようになっています。自分の現在地を表示する機能がついているのです。これでもう迷子には絶対になりません!!
そしてゲーム機やスマートフォンなどの機器の扱いに慣れていない人にオススメなのはルーブル美術館が推薦する解説付きコースに設定してその通りに巡ることです。これらのコースはかかる時間も確認でき、多くのコースは1時間半程度です。特に初心者は「ルーブル傑作選」がオススメ。モナリザやミロのヴィーナスといった有名作品ばかりを見ることのできるコースです。
映画や小説好きの方なら『ダ・ヴィンチ・コード』のルートを辿るコースも楽しめることでしょう。
まずは日本語に言語を設定し、自分の現在地の把握。それからコースを選んでいよいよ見学のスタートです!
写真:ろぼたん
地図を見る機器の扱いが得意な人やオススメルートを巡って3DSを使いなれてきた人であれば、自分が観賞したい展示品を選択して自分の現在地からその展示場所までルート及びかかる時間を表示する機能を使うのがオススメ!
ここでのポイントは、3DSは作品のガイドを聴くために借りたわけではないと肝に銘じておくことです。ですから個々の作品の前で解説を聴いてはいけません。1つの作品にガイドは2分〜3分程度の時間を要します。これでは何時間かかっても見たい作品に行き着くことはできません。よほど気に入った作品の前でなければ解説は聴かないように。現在地表示だけを行って自分の見たい作品を検索しそこまでのルート案内をさせることに専念しましょう。
自分の見たい作品と自分の現在地、これがはっきりわかるということほど、このルーブル美術館で心強いことはないでしょう。
要領よく周れば3時間程度でルーブルの有名な傑作は見ることができるはず。この美術館は感動をもたらしてくれる代わりに、体力と気力を奪い去るパワーを秘めている美術館なので、翌日以降も観光がある人はまだ行けるかも!?というところで抑えておくことをオススメします。
パリ・世界の芸術美術が集約されたルーブル美術館。今回は初めて訪問する方が迷子にならず、傑作と言われる有名作品を要領よく巡る方法に特化してご案内しましたが、美術館の鑑賞方法として、テーマを決めて周るといった方法もオススメです。
そのときには是非、オーディオガイドをナビではなく、ガイドとして利用し、作品案内を聴きながら作品の鑑賞をしてみてください。好きな作品や芸術家ができたり、好きな時代があると、鑑賞の仕方がまた変わってくるはずです。
ルーブル美術館では、訪れる人を圧倒する芸術作品がアナタを待っていますよ!
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(2024/10/13更新)
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