マカオのメインストリート新馬路の横の小道を入ったところにたたずむ「東亞酒店」は、1935年に開業したホテルで2015年で80年もの歴史があります。ホテルは決して大きくはありませんが、小道にあるシンプルで静かなホテルです。マカオ国際空港からは約10キロと少し離れていますが、世界遺産の集まる場所はこのホテルの附近なので、世界遺産巡りが目的の方に特におすすめです。
看板がせり出しているように見える中華風のエントランスを入ると、左側にレストラン、ロビー、右側にフロントがあります。ロビーの横には自動販売機があり、リッツなどの小さなお菓子やミネラルウオーターなどが売られているので便利です。部屋数は98部屋あり、旧正月などの連休でも空きがある確率が高いです。(連休の場合は宿泊料も上がります。)フロントでのチェックインの際にデポジットが必要ですが、領収書をもらっておき、チェックアウトの際、お部屋に問題がなければ、必ず返ってきますのでご安心ください。フロントの方は親切ですので、何か問題がある時やタクシーを呼んでほしい時など、気軽に声をかけてみてくださいね。
お部屋の設備は至ってシンプルで、余分なものやスペースはありません。テレビ、電話、ポット、ドライヤー、シャワー、トイレ、小さな机とソファーがあるのみです。(浴槽と冷蔵庫、パジャマはありませんのでご注意ください。)高級ホテルではないため、お部屋によってはタバコのにおいなどが気になる場合もあります。窓が開かない場合もあるので、気になる方は、消臭スプレーなどをご用意ください。又、水は水道水を沸騰すれば飲むことができると言われていますが、心配な方はロビーの自動販売機で、又はスーパーなどで買ってきてポットで沸騰してから飲まれることをおすすめします。
ホテルの住所である「新埗頭街」は、地図で探すのも大変な程小さな小道ですが、実は新馬路と平行に走っている道でホテルのちょうど正面が「新埗頭街」です。ホテルを背にして右に出れば「海辺新街」、左に出れば「十月初五街」で、「十月初五街」から1分程でマカオのメインストリート新馬路に到着、そこを左側にまっすぐ5分程進めば、世界遺産のセナド広場に到着します。「十月初五街」には、古くから営業している老舗のお茶屋さんや飲茶のお店などもあります。シャッターが下りていても写真のようにレトロなポスターなどが貼られ、アートな雰囲気を感じる一角となっています。是非ゆっくりとお店を眺めながら歩いてみてくださいね。
町歩き、世界遺産巡りに便利な立地にある「東亞酒店」ですが、オレンジ色のライトに照らされた小道にある古い建物は、写真に収めたいスポットがたくさん見つかります。実際に一人でカメラを手に写真を撮っている方にも出会います。すぐ先が大通りの新馬路なので、夜遅くまで営業しているレストランやお店もあり、安全ですが、夜は貴重品などに十分気をつけて町歩きを楽しんでくださいね。
夜遅いフライトで、ホテルは帰って寝るだけなのに...という方やホテルスティよりも世界遺産巡りに時間を費やしたい!という方などにおすすめの「東亞酒店」。歴史あるだけあって古さは否めませんが、長年続いているホテルとだけあって安心して利用できます。
「東亞酒店(イーストアジア ホテル)」
住所 澳門新步頭街1号A
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