写真:浦 カオリ
地図を見るメキシコシティ近辺でも一番の観光地と言われているテオティワカン遺跡。この遺跡は紀元後350年〜650年の間に繁栄していたテオティワカン文明の都市。人口は20万人にも達したことがあるそうで、この時代にこれだけの人口を擁していた都市は他にはないと言われています。
この発展の要因の一つが黒曜石だと言われています。宝石や武器、調理用具など様々な用途で使われていた「黒曜石」がこの地で産出され、富を築きあげることができたそう。しかし、7世紀ごろにこの文明は突然消滅。多民族の襲撃、飢饉など様々な説があるが理由は未だ分かっていません。
長い間忘れ去られていたこの都市ですが、アステカ人によって発見されました。彼らはこの古代都市を人が造ったのではなく、神が造ったと考え、「神々が集う場所」という意味の「テオティワカン」と名前を付けたのです。
この名にふさわしく、遺跡内には複数の巨大な建造物があります。死者の道と呼ばれるメインストリートは、幅約40m、全長約2km、未発掘の道も入れると約5kmも続いているといわれています。この道は、遺跡のハイライトでもある太陽のピラミッドと月のピラミッドに通じる道です。
写真:浦 カオリ
地図を見る世界第3位の大きさである、太陽のピラミッドは頂上まで登れるピラミッドとしても人気です。また、このピラミッドの頂上の中心点には金色の印があり、そこに触れると願いが叶うとか!まさに都市伝説。頂上までは243段の石段を登らなくてはなりませんが、2km先にある月のピラミッドを含めた、広大な遺跡を一望できるので是非とも登頂することをおススメします。
太陽のピラミッドから月のピラミッドまでは、死者の道を歩いて20分ほど。こちらのピラミッドは途中までしか登れないのですが太陽のピラミッドを眺めることができます。階段が急こう配でなので、手をついて登る方も多いです。
写真:浦 カオリ
地図を見る太陽のピラミッドがパワースポットとして有名ですが、遺跡内には他にもパワーが満ちている場所があるようです。巨大な石に人々が群がってパワーを感じたり、宇宙人との交信(テオティワカンはUFOの目撃情報も多々あります)を試みるため、グループで輪になって瞑想をしている人々なども見受けられます。そういった人々を見るのも興味深い場所です。
【テオティワカン遺跡】
首都メキシコシティより北バスターミナルよりバス:約1時間
テオティワカン遺跡の標高は2,000mを超えた場所にあります。日中は日差しが強いので、日焼け止めや水分補給を忘れずに!しかし、夜になると夏でも冷えるので着脱が楽ちんな上着があると便利です。また、遺跡内には入り口と出口に売店があるだけなので、広大な遺跡内を散策する際は前もって飲み物やお菓子などを持参することをおススメします。
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(2024/9/16更新)
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