写真:やま かづ
地図を見る中華系のホーカーズで必ず見かけるのが「フライド・ホッケンミー(福建炒蝦麺)」です。
太めの卵麺とビーフンを海鮮だしで炒めた塩味の焼きそばで、具にはぷりぷりのエビやイカが入っています。お好みでライムを絞ったり、サンバルというチリソースをつけながら食べます。
焼きそばというよりもしっかりと塩だしが絡んだ蒸し焼きそばといった感じですが、日本人の口にもよくあいます。
あの味をもう一度!帰国後も思い出したように食べたくなる絶品メニューです。
写真:やま かづ
地図を見る「キャロットケーキ」と聞くとキャロット風味のスポンジケーキを想像しますが、実は、小さく切った大根餅と卵をあえて焼き上げたれっきとした中華料理で、ホーカーズでもおなじみのメニューです。
広東語では大根のことを「キャロット」と呼ぶのでこの名前がついたということですが、メニューをさらによく見ると、「ホワイト」と「ブラック」があることに気づきます。通常、「ホワイト」は塩味でぴりりとチリが入っていることがあります。逆に「ブラック」は甘辛い黒しょうゆ味です。
いずれにしても味は濃い目、ご飯が進むし、もちろんビールも進みます!
写真:やま かづ
地図を見る「チキンライス」もまた、名前だけ聞くと鶏肉のケチャップライスを思い浮かべてしまいます。しかし、シンガポールで「チキンライス」といえば「ハイナン・チキンライス(海南鶏飯)」のことで、日本のそれとは似ても似つかない中華系ホーカーズの定番メニューなんです。
鶏だしスープで炊き上げたご飯に蒸し鶏がついており、ショウガ、ネギ油などが入ったチリソースで食べるのが一般的です。
鶏のうまみが凝縮されたライス、つるんとした食感のチキンの切り身。あなたの「チキンライス」の概念が根本から覆されること間違いなしです。
これが本物の「チキンライス」だ〜!
写真:やま かづ
地図を見る海鮮を扱っているお店ならメニューの一つになっているのが、これ「オイスター・オムレツ」です。
小ぶりのカキと卵と片栗粉をオイスターソースを絡めながら焼いた、お好み焼き風のスナックで、台湾の屋台でもよく見かけるメニューです。
強火でさっと炒めただけなんですが、カキは小ぶりなので火はしっかりと通ってます。
これまた、ご飯もビールも進みますよ!
写真:やま かづ
地図を見るホーカーズのみならずシンガポールのスイーツの代表格といえば「チェンドル」です。
ブラウンシュガーとココナツミルクがかき氷にかけられ、さらにトッピングとして緑色のゼリー状のもの、小豆などが添えられています。
この緑色のゼリー状のものは、米粉と豆とバンダンリーフ(香草)で作られています。初めて見るとちょっと毒々しい感じですが、ブラウンシュガーの甘みととってもマッチしています。
暑いシンガポール、ちょっと冷たいものが食べたくなったときに、ホーカーズメニュー最後のお口直しに、シンプルなだけにクセになるアイスデザート、「チェンドル」はいかがですか?
ホーカーズ各店の衛生状態は「A(最優秀)」「B(優秀)」「C(普通)」とシンガポール政府によってランクづけされています。
また、お店はそのランクを表示する義務がありますので、注意深く店頭を見ていると、堂々と「A」と掲示しているところもあれば、ちょっと遠慮がちに「B」を掲げているところもあります。
もし、ホーカーズの衛生状態が気になるという人がいれば、参考にしてくださいね。
この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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