北海道遺産・感動の「ガリンコ号IIで流氷クルーズ」

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北海道遺産・感動の「ガリンコ号IIで流氷クルーズ」

北海道遺産・感動の「ガリンコ号IIで流氷クルーズ」

更新日:2015/06/02 16:57

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター

ここ北海道オホーツク海沿岸では、毎年1月中旬から3月末までオホーツク海を埋め尽くす流氷を見る事が出来ますよ。ここでしか見る事ができない流氷と紋別の「砕氷船ガリンコ号」が2004年11月に北海道遺産として登録されました。
「砕氷船」の名前の通り、オホーツクの流氷を力強く砕いて進むガリンコ号II。船が流氷を砕く様子を、実際に船上で撮影した写真とともにご紹介させて頂きます。

「流氷」が水平線まで続いています!

「流氷」が水平線まで続いています!

写真:ミセス 和子

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この様に沖合で「流氷」の大群に出逢いました。風向きによって移動する流氷ですが、水平線までびっしりと雪が積もった流氷が続きます。

この流氷は、遠くロシアのアムール川からサハリン北部まで流れ込んで塩分が低くなった海水が凍りつき、1月下旬には北風に乗って北海道沖の海まで流れて来ます。海が結氷温度−1.8度まで冷えると流れて来た流氷に氷が付着して、まるで雪だるまの様に流氷が厚く大きくなるのです。

私たちがこの沿岸で見ている「流氷」は、ロシア生まれの「流氷」と北海道沖の国産氷が交じり合ったものなのですよ。氷が最も厚くなるのは、成長が止まる3月中旬です。オホーツク北部では厚さ約1m、北海道付近では40〜50cmまで成長するそうです。

春が近づき気温が海水の凍る温度(−1.8度)よりも暖かくなると、氷の成長は止まり溶け始めます。

迫力満点・2本のスクリューで氷を砕きます

迫力満点・2本のスクリューで氷を砕きます

写真:ミセス 和子

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「ガリンコ号II」は、先端部に自慢のアルキメディアンスクリューを装備しており、大きな流氷をスクリューで砕いて進みます。

アルキメディアンスクリューとは、ネジを回すと食い込んでいくアルキメデスの原理を利用したドリルのような巨大なスクリューです。

「ガリンコ号II」の進路に流氷がぶつかると、いったん船が停止しスクリューがゴーゴーと音を立てて作動し始めます。船が揺れ、ガリガリと音がします。流氷を砕いているのです。その様子をガリンコ号Uの1階の窓から観察する事ができますよ。砕かれた氷が一旦海水に沈み、再度船体から浮き上がってくる様は迫力満点です。

オホーツクの流氷が割れる瞬間!

オホーツクの流氷が割れる瞬間!

写真:ミセス 和子

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ガリンコ号IIのスクリューで流氷が砕かれた瞬間、周囲の流氷に亀裂が入り、ゴーと音をたてながらこの写真のように手前から沖に向って大きく流氷が割れて行きます。

氷の割れ目は真っすぐに延びて、水面が現れガリンコ号IIが進む事ができます。

厳しい自然環境に、力強い人間の力が加わり「素晴らしい」と実感出来る瞬間です。

砕氷船「ガリンコ号II」出港の様子!

砕氷船「ガリンコ号II」出港の様子!

写真:ミセス 和子

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この写真は、オホーツクタワー(氷海展望塔)から「ガリンコ号II」が沖に向っている様子を撮影しました。オホーツクの砕氷船は、ここ紋別では「ガリンコ号II」、網走では「おーろら」と呼ばれています。

「ガリンコ号II」は船底にスクリューがある砕氷船ですが、網走の「おーろら」は大型船で船の重みで砕氷する船です。

流氷は、オホーツク海沿岸の観光資源ともなっており、オホーツク海沿岸にあるこの町では、季節を問わず新鮮な海の幸を堪能出来るとあって多くの観光客が訪れますが、とくに流氷が着岸するこの時期は、毎年より多くの人で賑わいをみせます。

流氷が風向きにより沖合に流されている場合がありますが、そんな時でも「流氷クルーズ」では、沖合まで出向くのでせっかく来たのに流氷が見れなかったと言う事はありません。

初代「流氷砕氷船ガリンコ号」

初代「流氷砕氷船ガリンコ号」

写真:ミセス 和子

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これは、紋別港に展示されている初代「ガリンコ号」です。 

この初代「ガリンコ号」は、昭和56年12月にアラスカ油田開発のための実験船として造られました。その時の船名が「おほーつく」です。昭和60年に実験船終了に伴い世界初の流氷砕氷観光船「ガリンコ号」として紋別市へ迎えられ活躍しました。

この初代「ガリンコ号」はアルキメディアンスクリューが4本ありますが、現在の「ガリンコ号II」は2本です。これはオホーツクに漂流する流氷は、アラスカほど厚い氷では無く2本で充分だからです。

又以前は、展望デッキが吹きさらしだった為かなり寒かったようですが、「ガリンコ号II」の一階は暖房設備もあり船内では温かい飲み物や軽食類、お土産品なども販売しています。

そのため、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の乗船があり、シーズン中は観光客が毎日の様に、国内や海外からも集まって来ています。

「ガリンコ号IIの流氷クルーズ」は、1日7便、所要時間1時間予約が必要です。

期間:1月中旬〜3月31日

連絡先
オホーツク・ガリンコタワー株式会社
TEL:0158-24-8000
FAX:0158-24-4040

おわりに・・・

ガリンコ号IIは、1月〜3月の流氷の時期だけではなく1年中活躍しています。
5月〜12月は:「オホーツクの大海原クルーズ」抜けるような空とオホーツクブルーの大海原がさいはての旅情をかき立てます。

6月〜9月は:「大人気のカレイ釣り」紋別カレイはちょっとしたブランドです。釣り竿、えさ、すべてガリンコ号に用意されています。釣りが初めての方には丁寧に教えてもられるそうですよ。

是非一度、オホーツクの流氷やカレイ釣りでガリンコ号を体験して見て下さい。

予約制です、申し込みはこちらまで。

連絡先
住所:〒094-0031
   北海道紋別市海洋公園1番地
   オホーツク・ガリンコタワー株式会社

TEL:0158-24-8000
FAX:0158-24-4040

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/03 訪問

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