写真:結月 ここあ
地図を見る箱根登山鉄道の宮ノ下駅から繋がるセピア通りは、レトロな雰囲気の骨董店やクリニック・写真館などに目を奪われながら進むと、和モダンの素敵なホテルが目に飛び込んできます。
その当時の面影を残す本館・西洋館・花御殿・フォレスト館からなる4つの個性ある建物は、そこだけ時間が止まっているかのように感じます。
この写真は明治24年建築の本館で、ホテルの中でも一番歴史があり、瓦葺屋根と唐破風(からはふ)と呼ばれる左右両端が反り返った屋根の作りが印象的で、社寺を思わせる建築となっています。
写真:結月 ここあ
地図を見る昭和11年に建築されたこの建物は、城のような屋根や欄干など一度観たら目に焼き付きますね。
富士屋ホテルは、外国人の為の本格的なリゾートホテルを目指していたので、このように和洋折衷の個性的な建物になったのかもしれません。
海外のVIPから愛されたのは勿論、ヘレン・ケラーやチャップリン、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が宿泊していたことも有名ですね。
夫妻が宿泊していた別館の部屋は見学ツアーもあるそうですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る本館裏手に広がる5000坪におよぶ庭園は、四季折々の花々が楽しめます。
私が訪れた5月の連休明けには、つつじや藤の花が満開でした。
庭園内の水車小屋のある水辺では、6月中旬から7月中旬にホタルを鑑賞できたり、温泉熱で栽培した花々の展示と販売もしている温室があります。
また幸福の丘にある幸せの鐘を撞けば、幸せが訪れるもしれませんよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る昭和5年に建築されたの登録有形文化財の指定となっているメインダイニングルームの「ザ・フジヤ」でランチをいただきます。
創業三代目の山口正造氏の実家と縁が深い日光東照宮本殿を模したメインダイニングルームの格天井には、なんと636種類の高山植物や、天井付近の壁には507羽の野鳥と238匹の蝶が描かれているんですよ。
メインダイニングに続く廊下には、眠り猫・犬・猿などの彫刻もあるので探してみてくださいね。
写真:結月 ここあ
地図を見るランチはこだわりのビーフカレーをチョイス。手間暇かけた伝統のカレーです。
懐かしい銀食器や、トッピングは箱根名物の寄せ木細工の器に載せられていて、カレーの美味しさも増しました。
ここでのランチは、人気があるので前もって予約されるのがよいかと思います。
富士屋ホテルは宿泊しなくても、日帰り温泉やランチも楽しめ、高級ホテルの雰囲気を気軽に味わえるのが嬉しいですね。
お土産には、ホテルのホームベーカリーの「PICOT」がお勧め。
人気のクラシックカレーパン・レーズンパン・アップルパイなど、富士屋ホテルオリジナル商品もありご家庭でホテルメイドが楽しめます。
首都圏からも近く、温泉・自然など観光スポットも満載の箱根は、車がなくても乗り物で周ることができます。
箱根フリーパスを使えば、お得な料金で箱根登山鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・バスは勿論のこと、海賊船まで乗れちゃいます。大人から子供まで楽しめる箱根を満喫してみませんか。
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(2024/12/14更新)
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