マカオの中でも特に欧風漂う街並みが残る「望徳堂区(ラザロ地区)」。ここは「望徳聖母堂(聖ラザロ教会)」がある地域で、南ヨーロッパ風の建物が多い観光スポットとしても人気のエリアです。クリーム色の建物と石畳の町並みが特徴で、写真を撮るのにもおすすめのスポット。写真のように南国ムードあふれる小道もあります。
この地域の小道「瘋堂斜巷」をまっすぐ進んで、突き当たりの階段を下りると左手にある「仁慈堂婆仔屋」は、とても大きな洋館です。第二次世界大戦中には貧しい人々がここで暮らし、また年とった女性の救護施設としての役割も果たしていたといいます。現在はクリエイティブ、アートギャラリーとして利用されています。入り口からも何とも歴史を感じる洋館の中でも、ぜひ注目していただきたいのは真ん中の大きな二本の木……。
写真の二本の古木、実は願い事を書いたカードをかける木となっているんです!願い事を書くカードは、入り口から見て右側に出ている机の所で無料でもらうことができます。
ハート型と蝶々型の二種類あり、どちらもデザインが凝っていてかわいいので、木に結ばずに持って帰りたくなってしまうほど。この大きな二本のクスノキは、ご神木のような存在なので、是非カードに願い事を書いてみてくださいね。
木の下には、コインを投げこむと願い事が叶うといわれている井戸もあります。約200年前に使われていた井戸にコインを投げ、願い事を唱えてみましょう。
実は「仁慈堂婆仔屋」は、2009年から始められたマカオのクリエイティブアートを発展させ、歴史的建造物に活気を与えるという取り組みの拠点となっているのです。すてきな願い事を書くカードや、願い井戸の整備なども、歴史的なものに新たな命を吹き込む取り組みのひとつ。「仁慈堂婆仔屋」は、古くて新しいクリエイティブアートにも触れられるすてきなスポットです。
2011年「仁慈堂婆仔屋」の中(門を入って右手奥)にオープンした「葡國天地百貨」は、小さなポルトガル輸入雑貨のお店。このエリアの雰囲気にピッタリの雑貨屋さんです。
お店のコンセプトは美しさと品質が時間が経っても変わらない雑貨。本当に小さなお店なのですが、かわいい雑貨や石鹸、ジャム、ハンドメイドのグッズなどプレゼントやお土産にもよいものがそろっています。
日本から約5時間で到着するマカオで、ヨーロッパの小道に迷い込んだかのような不思議な体験をしてみませんか。ヨーロッパの建物、文化などに触れられるだけでなく、新しいクリエイティブアートにも触れられるステキな旅になること間違いなしです。
「仁慈堂婆仔屋」
澳門瘋堂斜巷8号
「西墳馬路」または「社会工作局」バス停下車
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