無料駐車場に車を停めて、階段を下りるとすぐ目の前に広がっているのがマングローブ林です。ビッチリと隙間なく広がるタコ足状態の根。まるでアマゾンのジャングルに迷い込んだような錯覚に陥ってしまいます。マングローブの特徴は、その根です。地面からむき出しになった根は、台風の強風にも負けず、長い年月をかけて成長してきた証です。
吹通川は、すぐ海に面しており、潮の干満の影響を受ける汽水域です。そのため、水深が深い満潮時間は、マングローブのタコ足状の根は海水に隠れてしまいますが、干潮時間は、水深が浅くなり、砂浜とマングローブの根がむき出しになります。
その時間帯は、アマゾンのジャングルに迷い込んだような風景が辺り一面に広がります!また干上がったビーチには、シオマネキ(カニ)やトントンミー(ハゼ)など、汽水域ならではの生き物をみることも。ドライブついでにふらっと寄って、普段見ることのできないマングローブをお楽しみください。
満潮時間、干潮時間は毎日少しずつ変わっていきます。
気象庁発表の潮位表を参考にして、ドライブ時間を合わせてみるのもよいと思います。
せっかくここまで来たら、遠くから眺めるだけでなく、じっくり観察してみましょう!マングローブ林というのは、主にヒルギに属する植物の総称です。それでは、ヒルギの生態を一つご紹介です。海水の入り混じる塩分濃度の高い場所で生息できる植物は、そんなに多くありません。ひまわり、朝顔に海水を与え続けると枯れてしまいます。でもここのマングローブは年中緑色をしています。
その秘密の一つは、黄色の葉です。緑の葉が生い茂る中に黄色の葉がちらほらあります。余分に吸収した塩分は、黄色の葉に集めます。その葉を落とすことによって、塩分調整を行っているのです。過酷な環境でも生きていけるように進化したヒルギの生態です。
無料駐車場があり、川の反対を見ると、きれいな海が広がっています。マングローブの広がるジャングルを見て、そのまま河口に向うと見渡す限りのエメラルドグリーンの海です。川、海、緑。石垣島の自然をじっくり観察できる絶好のポイントです。
周辺には、カヤックで川を上流まで上るエコツアーを開催しているツアー会社もあります。
もっと楽しみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
石垣島の吹通川は、マングローブ林が生い茂るジャングルのような景色を楽しめるスポットです。無料駐車場もありますので、ドライブの休憩ついでにふらっと寄ることできます。川を見て、そして河口に下れば、エメラルドグリーンの海が広がります。
一石二鳥で石垣島の自然をお楽しみいただけます。
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