写真:月宮 うさ
地図を見る北海道札幌市の中心部西側に位置する「北海道知事公館」は、1936年に建てられた北方ヨーロッパの木造真壁建築"ハーフティンバー様式"の、まるで御伽の世界から飛び出したようなかわいらしい建物。
三井合名会社の迎賓館(旧三井家札幌別邸新館・旧三井クラブ)として建設されましたが、1953年から知事公館として使用。建物は「さっぽろ・ふるさと文化百選」・「登録有形文化財」に指定されています。
また、緑豊かな庭園を持ち、特に春の4月下旬〜5月上旬は桜や梅・足元に咲く野の花々が美しい季節。樹木の数は決して多くはありませんが、ゆっくりお花見ができるオススメスポット!館内の見学も可能です。
※北海道知事公館は季節によって開園期間が異なります(冬季閉園)。おでかけ前に記事下のMEMOから「北海道知事公館のご案内」をチェックして確認をお願いいたします。
写真:月宮 うさ
地図を見る「北海道知事公館」の裏手には広い芝生広場と、それを囲むように樹木が植えられています。春は桜の下にレジャーシートを敷いてのんびりお花見をする札幌市民の姿。
ここはそれほど混まない穴場スポット!写真はゴールデンウィーク真っ只中の一枚です。
また、親子で芝生を駆け回ったりする光景もちらほら。小さな子連れファミリーにもオススメです!
写真:月宮 うさ
地図を見る北海道の春は桜と梅がほぼ同時に開花(気温が低い年は桜が先に開花することも)。「北海道知事公館」には、どちらもありますので一緒にお花見することが可能です。
北海道ではおなじみの蝦夷山桜(エゾヤマザクラ=大山桜)を中心に、八重桜や白梅・紅梅など数は多くないものの様々な品種を楽しむことができます。
写真:月宮 うさ
地図を見るせっかくなのでお花見と一緒にメルヘンチックな美しい建物「北海道知事公館」の館内にもお邪魔してみましょう。
写真は2階の応接室。三角屋根のとんがった部分に存在するため天井が特に高く気品にあふれているお部屋で、賓客の接待の場にふさわしい空間。大きな窓もステキです!
また、館内の照明は1つ1つ雰囲気が異なる芸術品。お立ち寄りの際には、是非注目してみてください!
写真:月宮 うさ
地図を見るついつい桜や梅、新緑や広い芝生…そして美しい建物に目を奪われがちになってしまいますが、春の「北海道知事公館」は足元にも注目!草丈10cm程の小さな野の花がたくさん群落を作って咲いています。その正体は、春の妖精(=スプリング・エフェメラル)と呼ばれる雪解けと共に花を咲かせる植物達。初夏には夏眠してしまう、春のほんの一瞬にだけにしか会うことができない花々です。
写真は清楚で美しいアズマイチゲ。他には小さな黄色の花がかわいらしいキバナノアマナや、空のように美しいブルーのエゾエンゴサクなどが見られます。
お花見の時には、色とりどりの小さな妖精さん達も見つけてあげてくださいね!
「北海道知事公館」は道立近代美術館の隣にあります。近くには北海道立三岸好太郎美術館もあり、美術作品に興味のある方には嬉しいスポット!お花見とセットで美術館巡りはいかがですか?おでかけ前に、休館日・展示会などの情報を記事下のMEMOから各ホームページからチェックしてくださいね。
【北海道知事公館へのアクセス】
札幌市営地下鉄東西線西18丁目駅4番出口から徒歩5分。
JRバス・中央バス道立近代美術館から徒歩1分。
※駐車場はありませんので、お車の方はお近くの有料駐車場を利用することになります。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -