写真:渡部 洋一
地図を見る横浜山手と言えば、やはり洋館。幕末の開港後、このエリアは外国人居留地となりました。現在もこの地に多く残される歴史を感じるレトロな洋館の数々は、横浜観光の名物となっています。
そんな山手の洋館の中で、桜との競演が楽しめると有名なのが、日本のテニス発祥の地とされる山手公園にある山手68番館と、現代建築の父と呼ばれるアントニン・レーモンドによる設計のエリスマン邸です。
写真は、そのエリスマン邸と桜の競演。木造の洋館の醸し出すレトロな空気と、桜の淡いピンクは不思議とよく似合います。
西洋風建築と桜のコンビネーションを楽しむことができるのが、春の山手の大きな魅力です。
写真:渡部 洋一
地図を見る洋館とともに忘れては行けない山手の名物と言えば、教会。写真は、山手本通りに面した山手カトリック教会です。
禁教令の緩和直後、現在の山下町の辺りにパリ外国宣教会が創建した横浜天主堂が、1906年この地に移転したものです。関東大震災で倒壊しましたが、1933年に再建され、現在に至ります。
天に突き刺さる印象的なライトグリーンのとんがり屋根に、優美な桜の花が色を添える景観は、春の山手を象徴する桜風景です。
写真:渡部 洋一
地図を見る山手カトリック教会の敷地内にある、マリア像。
穏やかな表情で手を合わせ、優しさのにじみ出るマリア像の背景には、これまた優しさに溢れる桜が咲き誇っています。
満開の桜の下で、人々の幸せを祈るマリア像。その姿は、誰の心をも穏やかで暖かいものにしてくれます。
写真:渡部 洋一
地図を見る洋館や教会の他に山手を代表するスポットと言えば、外国人墓地でしょう。
幕末の日本に衝撃を与えたペリー来航。ペリー一行の客死した乗組員を葬ったのが、この山手外国人墓地の始まりと言われています。
高台にあり、横浜の街を見渡す抜群の眺望の中で眠る人々。彼らの生前の活躍を称えるかのように、春には見事な桜も咲き乱れます。40ヶ国余、4400人余りの外国人が、ピンク色の桜に優しく見守られながら、この場所で穏やかに眠っているのです。
写真:渡部 洋一
地図を見る最後に、観光名所ではありませんが、山手らしい桜の風景として、レトロな電話ボックスと桜の競演をご紹介します。
山手234番館の前の元町公園にあるこの電話ボックスは、1990年に日本の電話100年を記念し、日本に初めて設置された公衆電話ボックスを模して造られたレプリカです。そのレトロな姿は山手の町に見事に調和しています。
満開の桜の下に立つこの電話ボックスも、山手の春を代表する風景と言えるでしょう。
いかがでしたか?
観光都市横浜の人気エリア、山手の桜スポットの数々をご紹介しました。異国情緒溢れるレトロな町並みに、可憐な桜の花は大変よく似合います。
ハロウィンやクリスマスのイベントなど、一年中私たちを楽しませてくれる横浜山手は、桜の咲く春も大変魅力的な光景を見せてくれるのです。
横浜山手の桜の見頃は、例年3月下旬〜4月上旬です。
なお、横浜山手の地図、各洋館の入場時間等の情報は、記事下MEMOリンクよりご覧いただけます。
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(2025/1/13更新)
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