「開国のまち」として今でも活気づく京急久里浜駅前の商店街には、「黒船市場」や「黒船食堂」など、ペリーの恩恵を受けるかのような店名が多いこと。
そこからさらに住宅街を抜けると、海岸沿いに出てきます。この辺一帯は久里浜港に面する港町。
港の前には「ペリー通り」と呼ばれる歩道があり、ペリー公園やフェリー乗り場へと続きます。この通りでは、ペリーが来航した7月14日付近に毎年「久里浜ペリー祭」が行なわれ、賑わいをみせます。
ペリー通りにある「ペリー公園」。公園内には、港町のシンボルとも言える「ペリー記念碑」が立っています。
1853年7月14日に久里浜に上陸したペリー提督(Matthew Calbraith Perry)。
その目的は、日米和親条約を締結するためですね。見事目的を果たし、その後日本に発展をもたらしました。そして、48年後の1901年7月14日、この場所に「ペリー記念碑」を建立したのです。
碑前面には「北米合衆國水師提督伯理上陸記念碑」と書かれてあるのですが、これは初代内閣総理大臣の伊藤博文氏の筆によるものです。
まるでペリーが久里浜港を眺めるかのよう!?
同じくペリー公園内、記念碑の右奥には「ペリー記念館」があります。
2階建てのペリー記念館は、1階には瓦版や模型、2階には歴史的資料や絵巻物などが展示されています。
記念館は、長きに渡りペリー来航の意義を伝え、歴史の教科書では書ききれない、ペリーの人物像や黒船はもちろんのこと、当時のこの町の賑わいなどが細かく記されていて、社会科見学の場所としても穴場です。
横須賀駅でもなかなか手に入らないぺリーグッズや、ペリーに関するお土産もあるので要チェック!
※ペリー記念館の詳細は、MEMO内のリンク「ペリー記念館」でご確認下さい。
ペリー通りを5分ほど歩くと、「東京湾フェリー」乗り場に到着します。
東京湾フェリー内にあるレストランの名前もまた「黒船亭」。団体客専用のなのですが、特産のマグロ定食などが安く食べれます。
フェリー乗り場から出航する「かなや丸」や「しらまは丸」は、東京湾を横断し、乗客を千葉の南房総 金谷まで運びます。どちらのフェリーも580名乗りで車も運べる大きなフェリー。毎日10本以上運航しています。
いかがでしたか?
ペリー、歴史の教科書やテストに必ず出る人物なので、会ったこともないけれどなぜかその風貌を知っている。しかし!意外と知られていないペリーが降り立った、久里浜の港町。
「ペリー」や「黒船」という看板をいたるところで目にするのも、この町ならではです。
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