写真:東郷 カオル
地図を見る玉泉院丸庭園は三代藩主・利常の時代より代々手を加えられ、実際に廃藩時までは存在していた庭園です。二代目藩主・利長の正室の玉泉院(信長の娘・永姫)の屋敷があったことから、そのように呼ばれていました。
庭は池泉回遊式で、色紙短冊積石垣に代表される意匠性の高い石垣群が見事な造形美を奏でています。庭の中に高低差があるため、滝があったり、少し高い場所から庭全体を眺めることのできる、立体的な素晴らしい造りになっています。
写真:東郷 カオル
地図を見る玉泉院丸庭園の少し高い場所からは滝が流れており、そのすぐそばにあるのが、この色紙短冊積石垣。色・デザインともに卓越しており、優れた加賀の美意識が感じられます。
金沢城は「石垣の博物館」ともいわれるほど、特殊な技術やデザインの石垣が多く、様々な種類の石垣を見ることができます。実際に金沢城では石垣めぐりのルートを案内板で示しており、「薪の丸コース」は玉泉院丸庭園付近から入ることもできます。
玉泉院丸庭園の色紙短冊積石垣を見て石垣に興味を持った方は、石垣めぐりも楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらの写真は玉泉院丸庭園のライトアップの静止時の様子。ライトアップでは定期的に演出が行われ、「夕焼けの庭」「宵の庭」「月見の庭」と、種類の異なる色で照らされた庭を楽しむことができます。尺八や筝などの音色も合わさり、幻想的な雰囲気に。約7分間の演出はあっという間に感じることでしょう。
玉泉院丸庭園の夜間開園時の入口は「玉泉院丸口」になります。
新しく公開されたお庭ですので、地元の方でも場所がわからない方もいますので、パンフレットや地図を用意しておいたほうが安心です。
玉泉院丸庭園の夜間開園は、現在のところ毎週金曜日・土曜日、祝日の前日などが中心です。時間は日没から21時まで。オープンしてまだ間もない庭園ですので情報が変更することもあり得ます。詳しい情報は行かれる前にホームページや観光局で確認されることをおすすめします。
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(2023/12/5更新)
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