写真:沢木 慎太郎
地図を見る道頓堀(どうとんぼり)は、大阪市中央区の難波エリアにある繁華街のこと。今から約400年前、江戸時代に私財を投げうって開拓した道頓(どうとん)さんの名前に由来するとの説もあります。
道頓堀で超有名な観光スポットが、江崎グリコが設置している「巨大グリコの看板(道頓堀グリコサイン)」。グリコ看板がよく見える戎(えびす)橋は、片足を挙げ、バンザーイの姿をして写真を撮る外国人観光客がいっぱい。大阪で人気の観光スポットになっています。
このゴールインマークは、もともとは子どもたちがかけっこしてゴールインする姿を見てひらめいたもの。当時(1920年代)に活躍したスポーツ選手たちをモデルに作られ、時代とともに微妙に移り変わり、特定のモデルではなく、「おいしさ」「健康」を表すポーズ。女優の綾瀬はるかさんや、他商品の「午後の紅茶」ともコラボしたこともあり、大阪ならではのユニークさが感じられる名物看板です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るかに道楽本店の「動くカニの看板」。動くカニの看板を作ったものの、お金が足りなくなり、アルバイトの人が自転車のペダルをこいでカニを動かしているとか(事実無根/都市伝説)。目玉をもぎ取られ、阪神タイガースの旗を突き刺されたことも(事実/2003年の阪神タイガース優勝騒ぎによる悲劇)。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る巨大なトラフグのちょうちん。大阪のフグ料理専門店「づぼらや」の名物看板です。フグの目に電球が埋め込まれ、ぴかっと光りますが、素早い閃光なので写真に収めることは至難のワザ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る大阪王将の巨大すぎるギョウザ。「あっぱれ!」と叫んでいます。ちなみに、「餃子の王将」と「大阪王将」と「餃子の王さま」は、よく似た名前ですが、それぞれ別の店です。さらに、「京都王将」という店もあります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る巨大たこ。食品サンプルづくりなどが体験できるコナモンフードテーマパーク「道頓堀コナモンミュージアム」の名物看板です。「たこ家道頓堀くくる」と同じ店。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る寿司を持つ巨大な手。頭の上から、「へい!お待ちっ!」。これは「元祖 廻る 元禄寿司」の看板。今や世界中で見られる「回転寿司」ですが、“世界初の回転寿司”を生み出した店が元禄寿司。ちなみに、廻る寿司は、ビール工場で見たベルトコンベアを見て思いついたアイデア。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてはラーメン屋さんの看板。巨大な龍が飛び出しています。金の玉を口にくわえ、とぼけたような顔。これは大阪名物のラーメン「金龍ラーメン」をPRする看板です。「神座(かむくら)」「薩摩っ子ラーメン」などと並んで、大阪の難波エリア(ミナミ)を代表する老舗ラーメン店のひとつ。味はシンプルで、メニューも「ラーメン」「チャーシューメン」の二種類だけのシンプルさ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る道頓堀で穴場の看板が、「大起水産 回転寿司」の店先にあるマグロ。可愛そうに首を切断され、直立不動のまま、胸びれ、尾びれを飛行機の羽のようにピンと伸ばし、なんとなく哀愁を漂わせます。同店では「演歌を聴きながら本まぐろ一本を食べ尽くそう」というユニークなイベントも。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「大阪名物くいだおれ太郎プリン」「くいだおれ太郎の人形焼」「くいだおれゼンマイ式太郎人形」など、今や大阪観光で欠かせない人気者「くいだおれ太郎」。「太郎」「次郎」「楽太郎」と、お父さん、弟、従兄弟もいます。顔のモデルは、喜劇俳優の杉狂児氏と言われています。太郎と一緒に写真を撮る外国人女性は多く、モテモテの太郎。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る明治製菓が看板商品「カール」の発売40周年を記念して設置した看板です。毎時00分になると、「カールおじさん」の帽子が上がり、人気キャラクターの「ケロ太くん」が登場。カールおじさんの横にあるモニター画面には、リアルタイムで映像が映し出されます。カールおじさんをぼんやり見上げていると、ぼんやり口を開けた自分の顔が映し出されます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る昭和レトロなホルモン焼きお店「昭和大衆ホルモン」。“空飛ぶ牛”の前には、円卓のまわりを仲良し家族が囲む姿が。どこか怖いところへ連れて行かれそうな雰囲気が魅力的です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る巨大なタルト。焼きたてチーズタルト専門店「PABLO(パブロ)」の看板です。“チーズケーキ革命!”“チーズケーキ菓子No1の洋菓子店!” で知られる店で、見た目にはたこ焼きそっくりのチーズタルトは大阪限定。さらには、チーズタルト味のかき氷も。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこわ〜い、頑固おやじが看板の「元祖串かつだるま」。おっさんが怒っているのは、串カツを二度づけするお客さんがいるため。同店の特製ソースは銀色の箱に入れられ、複数のお客さんが一緒に共有しあうシステム。かじった串カツを二度づけして、他のお客さんが不快にならないよう、「ソースの二度づけ禁止!」とお断りしているのです。大阪・新世界が発祥のお店。戦後、混乱期の日本に戻ったみたい。独自のこだわりを持つお店が「串かつだるま」です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る“関西初の元祖あんみつの店”で知られる「心斎橋ミツヤ」。店の看板の上には、ブランコに乗った3人の女性がくるくる回っています。なんとも不思議な世界。オールドファンも多い、老舗のカフェ・レストランです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後は、驚安の殿堂ドン・キホーテ道頓堀店から。道頓堀川に向かってそびえるのは、「ドン・キホーテ観覧車」。観覧車の真ん中に、巨大な「えべっさん」がデザインされているので、通称“えびすタワー”と呼ばれることも。ドンキのマスコットキャラクター「どんべん君」もデカくて楽しそう。
観覧車の高さは約77メートル。4人乗りのゴンドラはくるっと180度回転します。2017年4月現在は運転休止中ですが、再開するとのウワサも。道頓堀は外国人観光客が多いので、運転が再開すればもっと街がにぎわうことでしょう。
「おいしいモノを食べたいなー」と思った時に、目にするのは食品サンプルや店の看板。大阪では、「目立ってなんぼ」との考え方もあり、他店に負けない競争意識が、巨大看板を生み出したと言えるでしょう。
大阪へ観光旅行の際は、なんば道頓堀筋に並ぶ巨大看板を見上げて歩き、安くておいしい大阪の食べものを楽しまれてみてはいかがでしょうか?「ほな!さいなら!」
【道頓堀への電車でのアクセス】
◆南海電車「なんば駅」
◆近鉄・阪神電車「大阪難波駅」
◆大阪市地下鉄(御堂筋線、千日前線、四つ橋線)「なんば駅」
※道頓堀筋へは、大阪市地下鉄・御堂筋線「なんば駅」が最も近いです。各店の看板については写真下にある「地図」をご参照ください。
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(2024/12/6更新)
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