写真:藤田 聡
地図を見る平湯温泉「ひらゆの森」は入浴施設として知られ、正月もGWもお盆も「混雑してますが、いいですか?」と念を押されるダケで、入浴を断られる事がありません。よって、完全な日帰り温泉だと誤解している人も多いですが、実は宿泊施設も併設しています。
もともと地元鉱山企業の保養所だった歴史があり、開かれた共同浴場としての使命を果たしつつ、依然宿泊施設でもあるのです。宿泊施設としては穴場ですが、上高地観光の西の玄関口という立地と、温泉泉質が良い上に宿泊料が安いので、週末を中心に予約が難しい人気の宿です。
写真:藤田 聡
地図を見る平湯温泉「ひらゆの森」の宿泊者は、宿泊者専用の内湯から、「ひらゆの森」自慢の露天風呂に直接行けます。「ひらゆの森」の日帰り営業終了後も、広大な露天風呂を一晩中自由に使えます。
さらに、本来45分1,000円の貸切風呂(写真)が、空いている限り何度でも、自由に使えるのです。貸切風呂は、昔鉱山で使われていた鉄鍋を再利用したもので、真ん中で仕切られ内湯と露天に分かれ、貸切内湯でありながら、貸切露天でもある優れもの。貸切ですから夫婦やカップル水入らずで、混浴の温泉を思う存分楽しめます!
写真:藤田 聡
地図を見る平湯温泉「ひらゆの森」の夕食は、素晴らしい肉質の和牛の焼き肉が付く充実の内容で、お手軽な宿泊料から考えれば十分過ぎる内容です。二食付きの他、素泊まりでも予約出来ますが、初めて泊まる場合は二食付きが無難です。
日帰り入浴時に、食事処「もみの木」を利用してメニューを熟知している方なら、最初から素泊まりにしても問題ありません。食事処「もみの木」は、焼き肉中心のメニューです。
平湯温泉「ひらゆの森」の客室は随時リニューアルされており、本館は保養所時代の面影も多少残ります。宿泊料も千円程の違いなので、可能であれば合掌棟や新館がおすすめ。ただし、人気宿なので本館しか空室がない場合も多いのが実情です。
日帰り入浴施設として有名なので、利用した方も多いと思います。露天風呂の雰囲気もよく、硫黄泉の泉質も最高なので、宿泊でも利用してみたいと思うに違いありません。日帰り入浴した事が無い方は、まずは平湯温泉「ひらゆの森」で入浴してみて下さい。露天風呂の豊かな緑と、白濁硫黄泉の素晴らしさに、お気に入りの温泉になるに違いありません!
奥飛騨温泉郷では他にも、福地温泉「湯元長座」や平湯温泉「深山桜庵」もおすすめです。別の記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事の最後にリンクあり)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索