見頃は御室桜と同時期!京都・仁和寺は隠れたツツジの名所

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見頃は御室桜と同時期!京都・仁和寺は隠れたツツジの名所

見頃は御室桜と同時期!京都・仁和寺は隠れたツツジの名所

更新日:2015/03/23 11:42

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

京都市右京区にある仁和寺は広い境内を持つ世界遺産のお寺です。同じ世界遺産の金閣寺、龍安寺をつなぐ「きぬかけの路」沿いにあります。仁和寺の桜は「御室桜」として知られていて、京都市内では一番遅く満開を迎えます。でも実は、その時期に桜色より赤いピンク色で満開となるミツバツツジを境内のあちこちで楽しむことができます。

京福電車御室駅

京福電車御室駅

写真:島野 佳幸

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仁和寺は京福電鉄(通称嵐電)北野線の近畿の駅百選にも選ばれている「御室駅」が最寄り駅です。嵐電は、市内の四条大宮駅から名勝渡月橋のある嵐山駅へ向けて走る本線(嵐山線)と、途中の帷子ノ辻駅から世界遺産の仁和寺・竜安寺を経て北野天満宮方面へ向かう支線(北野線)に分かれています。路面を車と並んで走る線路もあるのどかな電車で、観光シーズンには多くの観光客も利用しています。

仁和寺に向かうには、駅舎に掲げられている駅名板が旧文字で書かれている風情のある「御室駅」を降りて正面出口の前に見える大きな二王門方向へ歩いて行きます。

仁和寺二王門

仁和寺二王門

写真:島野 佳幸

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仁和寺は、真言宗御室派総本山で、宇多天皇が仁和4年(888年)に創建して以来、法親王が住持し「皇室の住居」を表す「御室」をつけて「御室御所」と呼ばれました。古い歴史を持つ仁和寺には数多くの国宝・重文に指定されている書跡、絵画、彫刻、建物があります。ミツバツツジ、御室桜などが咲く境内で国宝の金堂、重文の五重塔などを間近に見学でき、春の花と歴史を楽しむことができます。

入口の大きな二王門は門の左右に阿吽の二王像があります。冬の京都マラソンの日には、必ずこの二王門で僧侶の方々が震災復興の祈りを込めた横断幕を手に応援されていて、ここで写真を撮影されるランナーの方々も多いです。

境内の御室桜

境内の御室桜

写真:島野 佳幸

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二王門から広い境内を眺めると、真正面に朱色の小ぶりの中門が目に入ります。まっすぐ進んで、その中門をくぐると正面に国宝の金堂が見え、左手(西側)に御室桜の桜苑が広がります。樹高が低く、「花(鼻)が低い」ということから「お多福桜」ともいうそうです。

江戸時代の儒学者貝原益軒の「京城勝覧」という京都の名所の案内書にも、吉野の桜に比べて勝るとも劣らないと絶賛されています。満開の時期は京都市内で一番遅く、例年4月中旬頃が多いです。この時期市内で満開の桜を見ることができるのがここだけになるので、桜見学の観光客が大勢押し寄せます。

境内のミツバつつじが見ごろ

境内のミツバつつじが見ごろ

写真:島野 佳幸

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中門から、桜苑を左手(西側)に見ながら金堂方面へ向かうと、右手(東側)に五重塔が見えます。高さ36m余り、寛永年間当時の建築技術を集めて造られたとされるこの塔は、各層の屋根の大きさがほぼ同じという江戸時代の建築らしい特徴を示していて、近世(江戸時代)に建てられた五重塔の代表作といわれています。このあたりから、参道の両側で桜に負けじとばかりにミツバツツジがきれいに咲いています。

春の原色

春の原色

写真:島野 佳幸

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御室桜のうす桃色、若葉の緑色、みつばツツジのピンク色は青空に映え、快晴の日には絵の具で描いたような原色の鮮やかさを堪能できます。

仁和寺から巡れる観光名所

桜の季節を除いて境内の散歩は無料です。金堂の西側にある鐘楼の前を抜けて小さな西門を通り抜けると、四国四県「阿波、土佐、伊予、讃岐」の八十八札所寺院を模したお堂が山道に沿って並んでいる御室八十八ヶ所の入り口に行けます。約2時間のハイキングで八十八ヶ所巡りで結願成就ができます。

仁和寺の南には吉田兼好が住んだ「双ヶ丘」があり、その東には臨済宗・妙心寺派の本山の「妙心寺」があります。また、御室の仁和寺から始まり、石庭で有名な龍安寺を経て、衣笠山の麓に沿って金閣寺に至る全約2.5キロメートルの路が「きぬかけの路」と呼ばれています。世界遺産の3つのお寺を歩いて巡ることもできます。
仁和寺でミツバツツジと桜を堪能したら、古都の名所を巡ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/10−2015/03/14 訪問

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