写真:古川 悠紀
地図を見るランビアン山はトレッキングでも有名です。ただし、足場が悪く勾配も急。麓より先は舗装されているところも少なくなりますので、ビギナーの方はおすすめできません。
一方山の入口(受付所)から麓までの道中であれば、ベトナム人や外国人観光客がピクニック気分で散歩したり、シートを広げてお弁当を食べている光景もよくみますので、充分徒歩で行くことができます。
ただし、麓までは徒歩で1時間以上かかるので、体力に自信のない方は、次に説明するジープを手配するようにしましょう。
写真:古川 悠紀
地図を見る一般の旅行客は、麓まではジープで向かいます。入口付近の窓口でチケットを購入するのですが、一点厄介事があります。それは、「定員:6人」というもの。
もし2人で行ったら、残り4人集まるまで待たなければなりません。周辺にはお土産や飲食を扱う露店があるので、時間を潰すには問題ないのですが、いつまで待てばいいのか分からないのは少々難点。どうしても強行突破したい方は、残りのチケットも購入(計6人分)する必要があります。
写真:古川 悠紀
地図を見るジープで麓まで辿りつくと、そこからうかがえる景色は絶景です。山の渓谷には幅広い湖や田園地帯、民家などが広がり、山景色を背景に記念撮影ができます。
また、傍ではバーベキューを食べることができます。不定期の営業ですが、チャンスがあればこちらもどうぞ♪
写真:古川 悠紀
地図を見るラン・ビアン伝説は、簡単に説明すると、部族間の対立から生じた悲劇。ロミオとジュリエットのような悲恋の話です。
それぞれ対立する部族の族長の息子、娘として生まれたランとビアン。二人は恋に落ちて行きますが、それは決して結ばれることのない禁断の恋でした。
ある夜、二人は駆け落ちをして、ここランビアン山に駆け込みます。そして、永遠の愛と部族間の平和を願い、命を落とすのです。
写真:古川 悠紀
地図を見る先に説明したランビアン伝説。実は続きがあるのです。二人の死によって、二つの部族は和解をし、一つとなりました。その新たな部族の名前が「コホー族」。
現在でも、ここダラット山岳地帯に暮らす数少ない少数民族の一つです。ランビアン像周辺はマーケットになっていて、コホー族が直接民芸品を販売しています。
ここで購入できる民芸品は、主に服飾。ニットの帽子やワンピース、マフラーに手袋といったもの。また、彼らの衣装生地で編んだバッグや財布、ポーチなどもおすすめです。
カップルで訪れたなら、是非買って欲しいのがミサンガ。「OH KON BI」と浮かび上がる刺繍文字は「愛してる」という意味。彼氏は「OH KON BI」を、彼女は「BI KON OH」を付けましょう(人称代名詞による違い)。
ランビアン山まではダラット中心部から車で30分程度。タクシー以外の移動手段では、バスかレンタルバイクがおすすめ。
少数民族の人々と触れ合える機会は、滅多にありません。マーケットでは、彼らが実際機織りをしている様子も見学できます。是非、ベトナム版ロミオとジュリエットの舞台の地、ランビアン山へ行ってみください!
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この記事を書いたナビゲーター
古川 悠紀
2011年に突如ベトナムのホーチミンに移住。理由は「東南アジアが好きだから!」もう少し詳しく説明すると、大学時代にベトナムの民俗学と民話学を研究したのがきっかけ。ホーチミンに移住したのち、ベトナム語を…
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(2025/1/17更新)
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