写真:東郷 カオル
地図を見る石川護国神社には、石川県出身の英霊(戦没者の御霊)が祀られている。明治元年の戊辰の役で戦死した加賀藩の百八名の戦没者の御霊を祀ったのが創まりだ。
終戦70年の節目の年、石川護国神社では毎年秋に行われる秋季例大祭と共に終戦七十周年記念臨時大祭が執り行われる。石川護国神社に祀られる御霊を慰め、世界中が平和であることをお祈りする祭事だ。神社は兼六園の奥、石川県立美術館や成巽閣(せいそんかく)、能楽堂などがある文化的なエリア。神社までの道のりも木々が多く静かな道のりで清らかな気持ちで参拝できる。終戦の日も写真のような、雲一つない青空だったという。
写真:東郷 カオル
地図を見る石川護国神社の絵馬は、一般的によく見かける絵馬と少々異なる。最近はどこの神社でもオリジナリティを求めたデザインを用意していることが多いが、この神社では戦闘機や航空戦艦が絵馬にデザインされている。裏に「富国強兵」などと書かれていたらどうしようかと思いつつ失礼ながら拝見すると、そこに書かれているのはいたって普通の願い事。家族の健康や良縁を願うものが多く見られる。
写真:東郷 カオル
地図を見る石川護国神社のミニタリー絵馬は3種。航空戦艦「加賀」、一式戦闘機「隼(はやぶさ)」、九七式中型戦車チハ。それぞれ初穂料は300円で、横にある賽銭箱にいれることになっている。特に加賀の絵馬は、飾らずに持ち帰る参拝客も多いと聞く。艦艇を擬人化した人気ゲーム「艦これ」の影響だ。
もちろんほのぼのとした「すこやか絵馬」というのもあるのでご安心いただきたい。
石川護国神社を訪れる際は、是非周辺のスポットにも目をむけていただきたい。兼六園の奥にある静かなこのエリアには、加賀藩の奥方の御殿であった成巽閣(重要文化財)や石川県立能楽堂、歴史博物館や美術館といった、加賀の美意識に触れることのできるスポットが多数点在する。早朝に散策すると、木々の間からの清涼な風が心地よい。
また、石川護国神社の入口には無人のレンタサイクルも設置されているので、早朝のサイクリングには便利だ。
※無人のレンタサイクルの貸出は7時から21時(返却は24時間OK)
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(2024/9/17更新)
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