写真:ろぼたん
地図を見るヴィクトル・ユゴー原作のディズニー映画『ノートルダムの鐘』の舞台にもなった「ノートルダム大聖堂」はパリ発祥の地、シテ島にあります。
中世の頃より時を告げてきた鐘は、今でも8時〜20時の15分おきに時報としての役割を果たし、美しいハーモニーをミサの開始前などに奏でています。
写真:ろぼたん
地図を見るノートルダム大聖堂が建てられた12〜13世紀にはフランスでゴシック建築が花開いた時代です。ノートルダム大聖堂の建設後、この二つの塔を配したスタイルはゴシック様式の定番の形ともなりました。優美なファサードや彫刻の数々は圧巻の一言。
そしてよく見ると、大聖堂の入口近くには、自分の首を手に持った像が…!隣の天使たちも何だか気にかけている様子。その他にもアダムとイブと蛇の像があったり、最後の審判の様子があったりと、アーチ上の入口にある彫刻を見るだけでも様々なストーリーがあり、想像力がかきたてられるに違いありません。
ノートルダム大聖堂は、東西南北のどこから眺めても美しい粋なたたずまいの建築で、セーヌ川方面から見ると全く違う印象の紙細工のような繊細さが見られます。
写真:ろぼたん
地図を見るノートルダム大聖堂はかのナポレオンの戴冠式が行われた場所。歴史を紐解くと、古くは古代ローマ時代に神殿が建てられた祈りの場でもありました。この地下には古代ローマ時代の城壁などの遺跡が残り、展示もされています。その上に、200年の歳月をかけて建立されたのがこのノートルダム大聖堂なのです。パリの始まりの地という意味でもパリのゼロ地点といえるかも。
写真:ろぼたん
地図を見る聖堂内にはバラ窓が3つ。北、南、西にあります。TOP写真の2つの塔の間にある窓が西のバラ窓で3つの中では最も古いものです。全長130m、幅48m、高さ35mの広さを誇る大聖堂。優れた建築技術と宗教美術を伺うことができます。
写真:ろぼたん
地図を見る大聖堂を彩るステンドグラス、ピエタ像をはじめとした彫刻像、祭壇手前の両側にあるキリストの生涯を描いた浮き彫りの障壁彫刻なども見所です。
写真:ろぼたん
地図を見る大聖堂の正面広場の石畳に溶け込んでいる直径70cmほどの丸い石盤。「POINT ZERO」「DES ROUTES DE FRANCE」と刻まれた文字があり、パリから各地へ向けての道のりを測る起点となっていることを表しています。そう、ここがまさにパリの中心!
ここに立てば、アナタはパリの中心地点に立ったことに!さりげなく埋め込まれた道路元標は、パリの特別な場所でもあります。
写真:ろぼたん
地図を見る大聖堂内部を見学するだけでも満足度の高い名所ですが、大聖堂の上から眺めるパリは“パリの中心”から眺める景色。パリの中心点「ポワン・ゼロ」のある広場、ファサードを正面に見て、左手に塔へ上るための専用入口があります。
一度に上る人数の制限がされており、行列に並ぶことになるので、塔に上る場合は朝早い時間に訪れるのがおすすめです。
写真:ろぼたん
地図を見るノートルダム大聖堂の塔は高さ69m。展望スポットとしても人気です。建物の北側の入口から螺旋階段を上ると、キマイラ(シメール)のギャラリーと呼ばれる南塔と北塔を結ぶテラスにでます。そこで待っているのは怪獣キマイラ(仏語でシメール)たち。
写真:ろぼたん
地図を見る悪霊から大聖堂を守護し、水を吐き出すことで悪霊を退散させるという意味もあるというガーゴイルは、ノートルダム大聖堂では、ギリシア神話に登場する架空の怪物、キマイラ(シメール)が用いられています。
写真:ろぼたん
地図を見る様々な仕草や表情でパリの街並みを見下ろすキマイラ(シメール)は、個性的でユニークなものばかり。ため息をついていたり、びっくりしていたり。最初は怖いように見えても、人間くさい雰囲気に可愛らしさすら感じるほどです。
写真:ろぼたん
地図を見るそして塔の上で絶対に見ておきたいのが、ユゴー原作のディズニー映画でも有名な『ノートルダムの鐘』。ノートルダムに設置されている鐘にはそれぞれ名前がつけられているのですが、カジモトが鳴らした南塔にある大鐘「エマニュエル」を見学することができます。
重さ13t、舌だけで500kgという大きさの「エマニュエル」は、復活祭など重要な行事のときにしか聴けない特別な鐘。14世紀からパリの街に音色を響かせてきた鐘を間近で見られますよ!
写真:ろぼたん
地図を見るパリの中心、ど真ん中にある展望スポットからは右岸、左岸の両方の景色を眺めることができます。こちらの写真はモンマルトルの丘方面を望んだもの。エッフェル塔など有名スポットを探しながらぐるっとテラスを歩いてみてください。
ノートルダム大聖堂は、周辺の文化遺産と共に「パリのセーヌ河岸」としてユネスコ世界遺産にも登録されています。世界中から多くの観光客が訪れる場所ですが、信者の方々も多く訪れています。信者の方々の邪魔にならないように静かに見学しましょう。
注意点はスリの集団も多いこと。見事な彫刻などに心奪われてお財布まで奪われることがないように、防犯対策はしっかりとして訪れてくださいね!
住所:Rue du cloitre Notre-Dame 75004 Paris
アクセス:メトロ4番線 Cite駅、RER A,B線 Saint Michel Notre-Dame駅
オープン時間:8:00〜18:45(土・日曜日は19:15まで)
入場料:大聖堂内への入場は無料
※大聖堂内にある塔(屋上)は有料(10ユーロ)
※パリのミュージアムパスの利用可(18歳未満は入場無料・パスポートの提示が必要)
2018年3月現在の情報です。大聖堂は無休ですが、塔や地下のクリプトはお休みの日があり、オープン時間も異なります。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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