アラスカでログハウスに泊ろう!デナリ「カルロクリークロッジ」

アラスカでログハウスに泊ろう!デナリ「カルロクリークロッジ」

更新日:2019/06/06 20:00

ザーカー 久美子のプロフィール写真 ザーカー 久美子 アメリカ在住ライター、歌人、フローリスト、馬愛好家
北米最高峰のマッキンリー山を擁するデナリ国立公園は、熊やヘラジカなど野生動物の宝庫で、わたしたちのイメージする「アラスカの大自然」が息づいています。

今回は、国立公園にほど近い「カルロクリークロッジ(Carlo Creek Lodge)」をご紹介します。アラスカへ行くなら「ログハウスに泊ってみたい」と思われる方も多いのでは? 万年雪にいだかれた宿で、あるがままのアラスカを体感してください。

野生動物の楽園で、ログハウスに泊ろう!

野生動物の楽園で、ログハウスに泊ろう!

写真:ザーカー 久美子

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デナリ国立公園(Denali National Park and Preserve)へは、アラスカ鉄道のデナリ公園駅(Denali Park)で下車して訪れるのが一般的です。フェアバンクスから南に約4時間、アンカレッジから北に約8時間の距離にあります。

国立公園は、標高6194mのマッキンリー山(Mt. McKinley)を含む256Kmのアラスカ山脈(Alaska Range)を擁し、その広さは、なんと四国とほぼ同じ!

ログハウスが印象的な「カルロクリークロッジ」は、国立公園の南側に位置し、東京ドームほどの広さに、10のログハウスとロッジがあります。中心地から少し離れているため、車を利用する方におススメの宿です。

50年以上前に建てられた芸術的なログハウス

50年以上前に建てられた芸術的なログハウス

写真:ザーカー 久美子

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こちらは、1959年に建てられた「カルロクリークロッジ」発祥のログハウスで、現在はオフィスとして利用されています。地図やパンフレットが取りそろえられており、無料のコーヒーをいただきながら、旅のプランを立てたり、インターネットラウンジ(有料)でメールをチェックすることができます。スマートフォンやタブレットをお持ちの方は、無料でワイヤレスインターネットが使えますよ♪

ひょうたんのような柱のこぶは、病原菌や害虫などに侵された幹で、自然に発生したものです。こぶができると、発育が悪くなり枯れることも。それを伐採して木材として利用しています。こぶの磨かれた木は、まるでアート!

木のぬくもりを感じながら、安らかな眠りを

木のぬくもりを感じながら、安らかな眠りを

写真:ザーカー 久美子

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10あるログハウスのうち、5つはシャワー&トイレつき。ほかの5つは、共同のシャワールーム&トイレを利用するため、リーズナブルに宿泊できます。コインランドリーが使えて便利♪

キャンプファイア・スイーツ「スモア」って何?

キャンプファイア・スイーツ「スモア」って何?

写真:ザーカー 久美子

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小川ぞいには、木製のブランコとファイヤーピット(焚き火台)があります。大きなマシュマロを枝にさして焼いたら、北米的キャンプファイアの始まりです。

アメリカのキャンプファイアで欠かせないスイーツといえば「スモア(S’more)」。2枚のグラハムクラッカーの1枚にチョコレートをのせ、火で柔らかくなったマシュマロをサンドします。とろーりマシュマロ&チョコレートのハーモニーを、ぜひお試しください♡

野生動物に会いに行こう♪

野生動物に会いに行こう♪

写真:ザーカー 久美子

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国立公園を見学するのにおススメなのが、公園内にある1本道の終点・カンティシュナ(Kantishna)へ向かう、約12時間のツアーです。
公園内には、約40種類の哺乳類と130種類の鳥類が暮らしており、カリブー(北米のトナカイ)やブラウンベアの親子などを間近で見ることができます。

ワンダー湖(Wonder Lake) から望むマッキンリー山も見どころのひとつですが、すっきりと山が見えるのは、月に2日ほど。運が良ければ、万年雪をいだく壮大な山と、鏡のように透きとおる湖を眺めることができます。

92.5マイル(148km)の道のりをバスは往復します。ワンダー湖周辺を1時間ほど散策し、ほとんどの時間を車内で過ごします。行きの方が興味も元気もあるので(笑)、谷側(左側)の席が◎ 氷河の流れる川や、崖ぎりぎりの細い道を進むアドベンチャーを、ぜひ体験してください。

おわりに

アラスカ州のニックネーム「最後の辺境地(The Last Frontier)」にふさわしく、大自然に囲まれた「カルロクリークロッジ」から、ステキな冒険旅行へ出かけてください♪ 

カルロクリークロッジ(Carlo Creek Lodge)
■住所:Mile 224 George Parks Highway, Denali, Alaska, USA
※例年、5月末〜9月下旬までの季節営業です。

〈一旅一首〉
からだほど大きな角を戴(いただ)いてしっぽで蠅は追えぬカリブー

掲載内容は執筆時点のものです。

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