秘境!絶景!少数民族の聖地!中国雲南の世界遺産「白水台」

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秘境!絶景!少数民族の聖地!中国雲南の世界遺産「白水台」

秘境!絶景!少数民族の聖地!中国雲南の世界遺産「白水台」

更新日:2015/03/30 12:18

遠藤 まさみのプロフィール写真 遠藤 まさみ 世界遺産探検家、ホテルマニア、クラフトビア愛好家

中国雲南省の標高3,200メートルに位置するシャングリラ。そこから更にバスに揺られて数時間。幾つもの山を超えたその先には、絶景が待っています。

青く澄み渡る空の下、白く光り輝くタイドプールにたたえる水のきらめき。天女が降りてきそうな「白水台」の美しさは、言葉になりません。少数民族ナシ族の聖地でもあり、世界遺産に登録されている「白水台」の絶景をご紹介します。

中国雲南省「シャングリラ」からバスに揺られて

中国雲南省「シャングリラ」からバスに揺られて

提供元:遠藤隆尚

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中国雲南省シャングリラ(香格里拉)から105キロメートル。数々の山と途中の村を点々としながら進むバスの先にあるのは、標高2,380メートルに位置する白地村です。とても小さな村に似つかわしくない鉄筋コンクリート製の大きな学校には、周辺の村の子供たちが寄宿生活をしながら通っています。そのほかには商店街と民家がぽつぽつとある程度の白地村。訪れる人々の目的は、景勝地「白水台」の絶景です。

学校と村の集落を通り過ぎたその先に「白水台」の入り口があります。バスを降りると、道路脇の側溝が白く光り輝いているのが目に止まり、ますます期待が高まります。入場料を支払い、小高い丘の上にある「白水台」を目指しましょう。片道15分程度の1本道は、ほどよく整備され迷うこともありません。入り口に馬やロバを携えた村の人々がいますので、体力に自信のない人は乗せてもらうとよいでしょう。

*乗馬代は別料金です。

少数民族ナシ族の聖地

少数民族ナシ族の聖地

写真:遠藤 まさみ

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「神様がナシ族に耕し方を教えて、この段々畑を作った」や「仙人が遺した畑」または「ナシ族の東巴教(トンパ教)の聖人が、チベットから仏教を学び帰る途中、白水台の美しさに惹かれてここで布教活動を始めた」など、さまざまな伝説を持つ「白水台」。今でも東巴教の聖地として深く信仰を集め、通年を通して神事が執り行われています。

遊歩道と沿って流れる小川も白く光り輝き、上へ上へと誘います。丘を登り進めると、やがて石灰と土が入り混じった茶色の石灰石の大地が見えてきます。「白水台」のたもとにある小さなほこらとタルチョーが、聖地の雰囲気をグッと盛り上げています。

真っ白な世界が広がる「白水台」の絶景

真っ白な世界が広がる「白水台」の絶景

提供元:遠藤隆尚

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石灰分を豊富に含む地下水が湧き出し、長い年月をかけて白く光る棚田を作り上げた「白水台」は、上に行けば行くほど白くなり、目にまぶしいほどの光を放ちます。

「天池」と呼ばれる中央部は特に美しく、白いあぜ道には粉雪のような結晶が降り注ぎ、黄色や青、緑とカラフルな色へと変化したプールには、清く透明な水が絶えず流れ込んできます。上から下へと水しぶきをあげ流れ落ちる川。その水しぶきが作り出す波紋と水のゆらめきが「白水台」が、今なお生きて成長しているかのように見えます。

森の奥から流れる石灰の川

森の奥から流れる石灰の川

写真:遠藤 まさみ

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「白水台」の頂上部はちょっとした平地になっています。森の奥の湧き水が平地を縦横無尽に流れ、やがて石灰の川となり不思議な景色を作り出しています。石灰の川の間の、ちょっとした土台を見つけて根を下ろす植物もまた、「白水台」の真っ白な世界に色を添えてくれています。川の中には落ち葉がそのままの形で白い粉雪を身にまとい、永遠の眠りについています。

世界遺産「白水台」は美しき自然と動植物の天国

世界遺産「白水台」は美しき自然と動植物の天国

写真:遠藤 まさみ

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「白水台」は中国雲南省の世界遺産「雲南保護地域の三江併流群」の一部として、世界遺産に登録されています。およそ5,000万年前にユーラシア大陸とインド亜大陸が衝突したときにできた複雑な地形の間を縫うように、アジアを代表する3つの大河が交わらずに流れる様子が、豊かで美しい自然環境を作り上げました。

こうした地球の歴史の中から生まれた「白水台」は、私たち人類に与えてくれたプレゼントなのかもしれませんね。

興味が尽きない中国雲南省の旅

今回ご紹介した「白水台」は、ちょっとした秘境にあってアクセスも不便ですが、「白水台」から見下ろす絶景は訪れる価値があります。そのほかにも雲南省にはたくさんの世界遺産に、少数民族の文化や料理など楽しみ方は千差万別。
中国雲南省で魅力的な旅を見つけてみてください!

■白水台へのアクセス
シャングリラのバスターミナルより、白水台経由瓦刷行き9:10発の1日1便。約4時間。
*標高2,300〜3,300メートルの山道を走るため、酔い止めの薬と防寒具を持参しましょう。
*復路も1日1便で、乗ってきたバスが終点の瓦刷で折り返してきます。白水台で降車する際に、何時に戻るか運転手に確認してください。
*バスで白水台を訪れた場合の滞在時間は、1時間程度です。ゆっくり観光したい場合は、シャングリラから車をレンタルするなどしましょう。

■香格里拉(シャングリラ)へのアクセス
バス:麗江バスターミナルより、7時台から17時台まで約40分置きに運行。所要時間は4〜5時間。アップダウンとカーブが多く、また標高も高くなるため、酔い止め薬の持参をお薦めします。
飛行機:昆明および中国各地より

*標高が低い地域から標高3,000メートル以上となるシャングリラへ飛行機などで高速に移動すると、高山病になる可能性があります。時間的に余裕があれば、標高2,400メートル以上となる麗江などで体を慣らしてから、飛行機やバスで移動した方が体の負担は少ないでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/27 訪問

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