写真:結月 ここあ
地図を見るアルペンルートは立山駅からと、逆方向の黒部の扇沢方面からのどちらからも通り抜けることができますが、今回は立山から黒部へ抜けるコースをご紹介しましょう。
先ずは標高475メートルの立山駅から「立山ケーブルカー」で、一気に977メートルの美女平までを7分間で登ります。
途中はこのような荒々しいトンネルが長く続きます。
写真:結月 ここあ
地図を見る美女平からは「立山高原バス」に乗り替え、さらに50分かけて2450メートルの室堂まで登ります。標高がどんどん上がっていくので耳が詰まりますが、ダイナミックな雪山が迫り車窓に釘付けになります。
豪雪地帯といわれる室堂では、春になると道路を除雪することから4月中旬から6月中旬まで、約500メートルの雪壁ができ「雪の大谷ウォーク」と呼ばれ、雪壁の間を歩くことができる人気の観光スポットです。
美女平を出発した立山高原バスも登ってきます。
写真:結月 ここあ
地図を見る室堂ターミナルから、大谷ウォークの会場を上から眺めてみると、その迫力がお分かりになるでしょう。
写真:結月 ここあ
地図を見る標高3015メートルの立山ですが、乗り物だけで2450メートルまで来られるって凄いですよね。ここまで登ってきたからこそ見ることができる雄大な景色。
立山三山や剱岳や大日連山などの3000メートル級の山々を目の前に望むことができます。
ここで注意しないといけないことは、自分の足で登ってきたわけではないですが、2450メートルの山の上にいることを忘れないように。絶対に走ったり無理をしないこと、高山病にも気を付けましょう。
写真:結月 ここあ
地図を見る室堂からは「立山トンネルトロリーバス」で、立山直下の立山トンネルを走ること10分ほどで、黒部側の2316メートルの大観峰へと着きます。
写真:結月 ここあ
地図を見る大観峰には展望台もあって、ダムにつながる黒部湖のエメラルドグリーンと山々とのコントラストの景色を見ることができます。
大観峰からは、さらに「立山ロープウェイ」で1828メートルの黒部平へと一気に下ります。ロープウェイからは360度パノラマ!感動の景色が広がります。
写真:結月 ここあ
地図を見るご覧の通りこのロープウェイは、支柱が見えません。これはワンスパン方式と呼ばれ、途中に支柱が1本も設けられていないんですよ。環境への配慮と、豪雪地帯なので雪崩の時に支柱があると危険だからなんです
写真:結月 ここあ
地図を見る黒部平からは「黒部ケーブルカー」で5分、1455メートルの黒部湖まで下ります。ここからは徒歩で黒部ダムへと向かいます。
写真:結月 ここあ
地図を見るこちらが、日本最大級の大きさと美しいアーチを誇る黒部ダム。
世紀の大工事といわれた『くろよん(黒部川第四発電所)』建設は、難工事が続きその苦労は、映画「黒部の太陽」にも描かれていますね。
6月下旬から10月中旬には観光放水を見ることができます。
写真:結月 ここあ
地図を見る黒部ダムの名物グルメは、ダムの風景を表現した黒部ダムカレーも登場していますが、ここはご当地アイスがお勧め!黒部ダムレストハウス限定の山いちごのソフトクリーム。さわやかな味のソフトクリームで一息つきましょう。
黒部ダムからは「関電トンネルトロリーバス」で16分の扇沢が終点で、黒部立山アルペンルートの通り抜けは終了となります。
立山黒部アルペンルートは、春・夏・秋と季節ごと美しい景観を見ることができますが、特に大谷ウォークの季節がお勧めです。
2017年は4月15日〜6月22日まで予定されています。
雪壁の高さはその年によって違いますが、なかなかの圧巻です。
なおアルペンルートは、マイカーが禁止となっていますので、ツアーで行くのが便利。
1日目は黒部峡谷トロッコ電車に乗って、宇奈月温泉等近隣の温泉に宿泊。翌日は立山黒部アルペンルートを通り抜ける1泊2日のコースは、人気もあり旅行会社各社から多数出ています。ツアーだと余計な荷物はバスに預けて、身軽にアルペンルートを通り抜けられますし、個人よりも乗り物代も安く済むということと、乗り換えが多いので添乗員さんと一緒なら安心という点からもお勧めなんですよ。
黒部峡谷トロッコ電車と立山黒部アルペンルートの室堂については、既にLINEトラベルjp 旅行ガイドに記事を書いていますので、下記メモからご覧くださいね。
北陸新幹線で近くなった富山へ、そして立山黒部アルペンルートの旅をしてみませんか。
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(2023/12/7更新)
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