東京の開花宣言より早咲き!400本の桜が美しい増上寺の春♪

東京の開花宣言より早咲き!400本の桜が美しい増上寺の春♪

更新日:2013/03/18 16:31

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター
東京・芝の増上寺(ぞうじょうじ)の境内には、400本以上の桜の木があり、3月中旬の咲き始めから4月上旬の桜の花吹雪まで楽しめます。
増上寺と東京タワーと桜のコラボレーションは見事で、絶好のフォトスポットです。
お気に入りのカメラを持って、渾身の1枚を撮ってみませんか?

増上寺に訪れた春!

増上寺に訪れた春!

写真:猫乃 みいこ

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増上寺ってよく聞くけど、どこにあるの?どうやって行くの?って方も多いのではないでしょうか。
徳川家の菩提寺として知られる「増上寺」は、地下鉄芝公園駅・御成門駅から徒歩5分。東京タワーもすぐ近くです。

桜はまだ早いだろうなと思いながら訪れた3月15日、境内に入ってすぐ右の早咲きのソメイヨシノの桜や他にも数本、写真のようにたくさんの花を咲かせていました。

気象庁によると、東京の標本木とされる靖国神社の2013年の桜の開花日は、統計史上最も早い3月16日だったので、増上寺の桜は東京の桜の開花宣言よりも早く咲いた桜ということになりますね。
「ここの桜は毎年早いのよね」と、ご近所のかたと思われるご婦人の声が聞こえてきました。
都内でも、いち早くお花見を楽しむことができる貴重な桜スポットなのですね。

広い境内には、寒い冬から待ち遠しかった春の訪れを求める多くの方で賑わっていました。

写真はすべて、2013年3月15日のものです。

東京タワーにも映える桜

東京タワーにも映える桜

写真:猫乃 みいこ

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東京スカイツリーの人気に押され気味の東京タワーですが、春には桜が彩を添え、華やかさを増します。
「ザ・昭和」のイメージが強い東京タワーと、歴史的建造物の増上寺、そして日本を代表する花と言える桜とのコラボは、見る者に「これぞ日本の春!」という印象を与えます。

外国人の方も情緒あふれる日本の春をカメラに収めようと、盛んにシャッターを切っていました。

桜越しの大殿

桜越しの大殿

写真:猫乃 みいこ

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1598年、芝に建立された大殿(本殿)は、その後何度も焼失し再建されてきましたが、現在の大殿は東京大空襲で焼失したものを、1974年に再建したものです。
ご本尊は室町時代に製作された阿弥陀如来(あみだにょらい)、両脇壇には高祖善導大師(こうそ ぜんどうだいし)と宗祖法然上人(しゅうそ ほうねんしょうにん)の2つの像が祀られています。

桜越しの大殿は、とても写真映えがしますね。是非撮りたい1枚です。

桜に映える鐘楼堂

桜に映える鐘楼堂

写真:猫乃 みいこ

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1枚目の写真の桜の右側には鐘楼堂があり、桜越しの鐘楼堂を見ることができます。
1日2回、朝と夕方にゴーンと撞かれ近隣にも轟く荘厳な鐘の音は、時を告げるだけではなく、都会の雑踏の音をかき消し、人を惑わすといわれる108の煩悩を浄化し、人々の心を深い安らぎへと導いてくれる響きであると言われています。

これからの季節は日ごとに桜が開花していき、3月下旬から4月の上旬には満開になります。
満開の桜は見事でしょうね、是非訪れてみてくださいね。

悲劇として語られる皇女和宮(こうじょかずのみや)のお茶室「貞恭庵」(ていきょうあん)

悲劇として語られる皇女和宮(こうじょかずのみや)のお茶室「貞恭庵」(ていきょうあん)

写真:猫乃 みいこ

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増上寺には、二代秀忠・六代家宣・七代家継・九代家重・十二代家慶・十四代家茂、と6人の墓所がある「徳川将軍家墓所」が設けられています。

墓所には各将軍の正室や側室の墓もあり、その中には家茂公の正室として京都御所から輿入れし、悲劇の皇女として知られる和宮 親子内親王(かずのみや ちかこないしんのう)の墓所もあります。

大殿の後ろには、和宮が茶室として愛した「貞恭庵」があります。京都を思いながらこちらで静かにお茶を楽しむ時間が、和宮を癒したことでしょうね。
なお、こちらのお茶会は一般の方も参加できる日があります(茶菓子付きで1000円)。

こんな都心でありながら、普段は静寂に包まれる増上寺。
春は桜の開花により、境内が一気に桜色に染まり、東京タワーの赤にも映えて華やかな印象に!
東京らしい徳川家ゆかりの地、増上寺を散策して春をたくさん感じてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/15 訪問

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