火口の炎が圧巻!ハワイ火山国立公園・キラウエア火山と溶岩ウォーク

| ハワイ

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

火口の炎が圧巻!ハワイ火山国立公園・キラウエア火山と溶岩ウォーク

火口の炎が圧巻!ハワイ火山国立公園・キラウエア火山と溶岩ウォーク

更新日:2015/04/13 17:46

高橋 樂のプロフィール写真 高橋 樂 旅行ブロガー

ハワイ島一のパワースポットと言えば、火山国立公園のキラウエア火山。火山の女神ペレの伝説がある『ハレマウマウ火口』の、ゆらゆら燃える赤く美しい炎が圧巻です。
海側へ向かうドライブ道を進むと、溶岩ウォークが可能な溶岩台地があり、その先には溶岩流の軌跡が見える絶景展望台があります。そこは神秘の無音の世界。自然と一体化してエネルギーチャージしてください。海近くまで行けば溶岩に飲まれた旧道も見学できます。

美しく燃え上がる女神ペレの炎『ハレマウマウ火口』

美しく燃え上がる女神ペレの炎『ハレマウマウ火口』

写真:高橋 樂

地図を見る

『ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcano National Park)』はとにかく広い!『キラウエア(Kilauea)火口』を始め、多数の活火山の火口を有しています。2014年秋、火山活動が活発化し溶岩が付近の村に到達して世界的ニュースになった『プウ・オオ火口』もこの公園の一部です。

さて、こちらの一番の見所は、直径4〜5キロと言われる広大な『キラウエア火口(カルデラ)』のさらにその中、ボカンと穴が開いたような『ハレマウマウ(Halemaumau)火口』です。
直径900m、深さ85mの『ハレマウマウ火口』は、常に白い水蒸気を吹き上げ、大自然のエネルギーをみなぎらせています。

ここにある『火山の女神ペレ』の伝説によれば、ペレは『ハレマウマウ火口』に住み「怒ると火山が爆発する」と言われて、人々の畏怖心と信仰を集めています。ペレは、大変美しく見る者を魅了しますが、気性が荒くて嫉妬深く、嫌いなものは焼き尽くすという奔放な女神でもあります。

火口にゆらゆらと燃える赤い炎は、まさに女神ペレ。うっとりするような妖しい美しさと、全てを焼き尽くす恐ろしさを併せ持っています。この赤い炎を見たい方は、夕方以降に行きましょう。昼間は周囲が明るいため良く見えません。

ちなみに『ハレマウマウ』とは、“シダの家”という意味があります。周辺には、ハワイ固有の巨大シダ『ハプウ』が生い茂る場所『サーストン溶岩トンネル(※別記事有り【MEMO】参照)』もありますから、納得のネーミングですね。

一番メジャーな展望台は、クレーター・リム・ロード沿いにあるジャガー博物館前の展望台です。ちなみに、最も火口に近い展望台は、向かい側のハレマウマウ展望台ですが、2015年4月現在、周辺道路と共に閉鎖されています。

『マウナ・ウル溶岩台地』で溶岩ウォーク

『マウナ・ウル溶岩台地』で溶岩ウォーク

写真:高橋 樂

地図を見る

キラウエア火山周囲の『クレーター・リム・ロード(Crater Rim Road)』から分岐し、海に向かう道は『チェーン・オブ・クレーターズ・ロード(Chain of Craters Road)』。
見渡す限りの溶岩荒野の中を通っていきます。その道のそばは、1970年代火山活動が活発だったため多数の溶岩口を見ることができます。

下って行くと、険しくゴツゴツしたアア溶岩の風景から急に滑らかなパホイホイ溶岩の風景に変わるところがあります。その雰囲気の違いに驚きますよ。

途中の『マウナ・ウル(Mauna Ulu)溶岩台地』では、冷えて固まったパホイホイ溶岩の上を散策することができます。
パホイホイ溶岩は、火口から静かに地表にあふれ出し、ゆっくりと冷却して固化した玄武岩溶岩です。表面がなめらかで、縄状構造や丸みを帯びた袋状、舌状の構造が見られるのが特徴です。

縄状の溶岩の皺は、冷えて固まっているとはいえ、まだ動いていそうなほど生々しく美しい表情があります。所々その割れ目から、植物が顔を出しているのですから不思議。死からの生、超絶ポジティブな地球の生命力に感動します。

キラウエア火山の溶岩いろいろ

キラウエア火山の溶岩いろいろ

写真:高橋 樂

地図を見る

溶岩台地では、溶岩の形状をじっくり観察することができます。
パホイホイ溶岩はゆっくりと冷却するので、内部の気泡は丸くなっています。実際持ち上げてみると、中は空洞が多くて思ったよりかなり軽い印象です。でもこれ、結構ガサガサトゲトゲしているので、素手で触る際は手を切らないよう注意が必要です。

珍しい溶岩は、「記念に1コ…」と鞄に入れたくなるかもしれませんが、持ち帰るのは厳禁です。ハワイ火山国立公園から禁止されていますし、「石を持ち帰ると、その人やその家族に災いが降りかかる」という女神ペレにちなんだ伝説がありますので、どうぞご注意ください。

また他に、女神ペレの名前がついている珍しいガラス質の溶岩もあります。毛髪状でトウモロコシのひげのような溶岩『ペレの髪』。米粒大の『ペレの涙』。溶岩が発泡し固まった『ペレのスポンジ』等です。火山噴火により、溶岩の中にあったガラス質が地上に降り注ぎ、このような形で見つかっているそうです。

無音の絶景!『ケアアラコモ展望台』で大自然に同化

無音の絶景!『ケアアラコモ展望台』で大自然に同化

写真:高橋 樂

地図を見る

標高1247メートルの山頂からチェーン・オブ・クレーターズ・ロードを下って海が見えてくる辺り、『ケアラコモ(Kealakomo)』展望台付近からの眺めは絶景です。ここからは、広い空と海、西に続く陸地、その上を這い海に注ぐ溶岩の筋跡がいくつも見え、火山の裾野の地形がよくわかります。

目に映るものは、人工的なものが一切ない大自然。特に、夕暮れ時、複雑な色合いの空と、薄墨で覆われたような海の青と陸地の緑、溶岩の黒のグラデーションは、あまりに優しく美しく、大自然への感謝の思いが湧いてくるのを感じます。

そして、ここが何より素晴らしいのは、“無音の世界”だということ。無音は人の感覚を鋭敏にし、自分が大自然に同化しているような感覚にさせてくれます。そういう意味では、パワースポットと呼んでもいいのかもしれません。

『ホーレイ・パリ』近く、溶岩に飲み込まれた旧道

『ホーレイ・パリ』近く、溶岩に飲み込まれた旧道

写真:高橋 樂

地図を見る

『ケアラコモ展望台』を過ぎてしばらくすると、カーブして海岸線へと下ります。後ろを振り返って山側を見ると、溶岩流の跡がはっきりと見える断崖が目に入ります。これが『ホーレイ・パリ(Holei Pali)』と呼ばれる断崖です。まるでこちらに溶岩が迫ってきているようで圧倒されますよ。ちなみに「pali」は、ハワイ語で「断崖」という意味です。

この辺りは溶岩(ラバ)ウォークポイントにもなっていますので、ぜひ散策してみてください。場所によってはゴツゴツと激しく隆起したところもあり迫力満点です。
見渡す限り溶岩がある光景は、この世とは思えないような、非日常感を味わうことができます。

その中に、現実に引き戻される場所があります。それは、1972年に溶岩でふさがった旧道(写真)です。その様は、まさに非日常と現実が交差した瞬間。日本で起こった大震災のショッキングな映像と重ねてみてしまう人も多いのではないでしょうか。

女神ペレの逸話の如く、人間は自然に油断し飲み込まれないように、自らをわきまえ謙虚であり続けなければならないことを改めて感じさせてくれる場所です。

まとめ・アクセス

地球の鼓動、生命力が実感できる場所、ハワイ火山国立公園。
とてつもなく壮大な地球の営みを感じて圧倒され、大自然への畏怖の念と共に、大自然のエネルギーが体中を駆け巡りますよ。エネルギーチャージで日頃のストレスや些細な悩み事などは、ふっとんじゃうかもしれません。
夕刻以降赤く美しい炎が見える『ハレマウマウ火口』、無音世界の神秘に引き込まれる海側の絶景スポットや、溶岩(ラバ)ウォークがおススメです。

観光は、レンタカー、もしくは、ツアーを利用される方がほとんどです。
レンタカーの方は、かなり広い公園なのでガス欠にはくれぐれもお気をつけください。トレイル道も沢山ありますが、これも広いので事前計画はしっかりと立ててください。
ツアーは、各社様々な内容のものがあります。よく比較検討して決めてください。このあたりは、雨が降ったりやんだりすること多いので、観光順序を臨機応変に変更してくれる会社がおススメです。

■ハワイ火山国立公園へのアクセス(車)
11号線沿い。ヒロからが最も近く、約1時間弱のドライブで到着。
カイルア・コナからは約2時間半。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/10−2015/03/10 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ