世界遺産モンサンミッシェルでこれを食べなきゃ帰れない!

世界遺産モンサンミッシェルでこれを食べなきゃ帰れない!

更新日:2018/06/20 17:58

フランスの観光名所で最も有名と言っても過言ではないモンサンミッシェル。今では一人旅でも問題なく行けるほど情報は豊富ですが、意外と何を食べたらいいかお困りな方は多いようです。

現地で良く日本人観光客の方々から聞かれるのは「お土産に何がいい?」「1日3食の貴重な1回は何を食べよう?」の質問。

なるべくしっかり予習して旅を満喫できるよう、一人旅でも困らないようにフランス語も交えてご紹介しますね。

ノルマンディー地方と言えばシードルとカルヴァドス!

ノルマンディー地方と言えばシードルとカルヴァドス!
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モンサンミッシェルがあるフランス・ノルマンディー地方の特産品と言えばリンゴ。シードルはリンゴの発泡酒、カルヴァドスはその蒸留酒でアルコール度数40度のブランデーです。

この土地の気候はブドウの栽培に適さないため、古くからワインは造られなかったようです。筆者のお勧めはシードル・ドゥー(Cidre doux)。甘くてさっぱり飲みやすい女性に人気のお酒です。少し辛口が良ければシードル・ブリュット(Cidre brut)。洋ナシ(Poire)の絵が描かれたラベルもあるのでお間違いなく!

モンサンミッシェルのある島内のお土産物店ではものすごく高値なので、時間があれば島から出た唯一のスーパー(Super Marché)をお勧めします。島内よりほとんどの商品がお安いです。

もう一つお勧めしたいのは、せっかくシードルを飲むならモンサンミッシェルが見えるレストランで、目でも楽しんでほしい事。食前酒として飲む時は、Cidreを指さしてシルヴプレ!これで注文は完璧です。

出てきたシードルをグラスに注いで、夕暮れ前にモンサンミッシェルの満潮を一足先に楽しんでみて下さい。

写真はモンサンミッシェルの目の前に位置する四つ星ホテル「ル・ルレ・サンミッシェル」。レストランだけの利用も可能ですが、早めに予約をしてくださいね。

塩分を含んだ牧草地を食べて育った仔羊プレ・サレが美味!

塩分を含んだ牧草地を食べて育った仔羊プレ・サレが美味!
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モンサンミッシェル周辺の牧草地は、潮の満ち引きによって塩分を含んでいます。それを食べて育った仔羊(プレ・サレ)はほんのり潮の香りが…

周辺レストランではきっとどこでも扱っているはずです!ただ、どうせならやっぱりおいしいレストランで食べていただきたいので、おすすめは四つ星ホテル。

こちらのホテルにお泊りの際は、日本語のHPよりご予約できます。「MEMO」のリンクを参考にしてください。

もう少しリーズナブルでという方は、日本語メニューが存在する「レストラン・ル・プレ・サレ」をお勧めします。(Restaurant Le Pré Salé)レストランのHPはMEMOを参照ください。

デザートはリンゴに塩キャラメルが絶品です。

デザートはリンゴに塩キャラメルが絶品です。
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リンゴが特産品のノルマンディー。デザートも同じくリンゴを使ったものがお勧めです。メニューの中には長い名前のデザートもあるでしょうから、確かなのは店員さんに「これはリンゴですか?(セ・ポム?)」と聞いてみて下さい。もしデザートの中から「Pomme(ポム)」という単語を見つければそれがリンゴを使ったデザートです。

写真は、四つ星ホテルのリンゴのタルト塩キャラメルソースがけです。このデザートは、この地方もう一つの名産品・塩キャラメルをソースでかけているよくばりな一品です。

塩キャラメルはできればGlace(アイス)で堪能していただきたいので、島内のアイスクリーム屋さんで「Caramel beurre salé(カラメルブールサレ)」を選んでみて下さい。

お隣のブルターニュ地方のお菓子もご堪能ください!

お隣のブルターニュ地方のお菓子もご堪能ください!
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もう一つのお勧めはFar Breton(ファーブルトン)。これはいわゆる地方菓子の一つで、ノルマンディー地方のお隣ブルターニュ地方に古くから伝わるプルーンのお菓子です。ファーとは粥を指し、もちっとした食感がお好きな方はぜひお試しください。

そして日本でもおなじみのガレット。こちらもGalette Bretonne(ガレット・ブルトンヌ)という名の通り、ブルターニュ地方のお菓子です。お土産物屋には所狭しと並んでいるクッキーですから定番ですね。

ガレットという名前でもう一つ有名なのは、そば粉のクレープ。日本でも専門店もあるほど人気のこの郷土料理。残念ながら写真はありませんが、レストランでGaletteの文字を見てデザートと思われませんように…。

おわりに

レストランでも、お土産物屋でも、アイスクリーム屋さんでも美味しいものは沢山あります。好き嫌いは勿論ありますが、せっかくの旅行なのでその土地の物を食べてみて下さい。

そして、フランスの「古き良き時代を愛する」精神を味覚の部分から体験してみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/26−2014/09/27 訪問

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