アルプスに抱かれた古城と中世の旧市街！仏・湖畔の街アヌシーを旅しよう

更新日：2015/04/07 11:09

アルプス観光というと、皆さんはどの街を思い浮かべるでしょうか？
有名な人気観光地は数あれど、都市から少し足を延ばした田舎町にも、とても楽しい街がたくさん存在しています。
今回は、美しきアルプスの自然を満喫できるフランス東部サヴォワ地域の山岳地帯の中でも知る人ぞ知るアヌシーという小さな湖畔の町をご紹介します。

まずは、美しすぎるアヌシー湖を一望！

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ジュネーブからバスで1時間ほど、アルプス山脈の西端にアヌシーという小さな町があります。
中世の街並みや古城を今に残す風光明媚な田舎町ですが、この街の注目スポットはなんといっても美しい湖です。
まるで絵画に描かれたかのような美しいアヌシー湖は、青空とアルプスの峻険な稜線を背景に持つ澄明な光景を見せてくれます。なんとその透明度はヨーロッパで一番なのだそうです。

また、中世の面影を今に伝える湖畔の旧市街、中でも丘の上に立つアヌシー城の佇まいは、美しきアヌシー湖の風景により一層の清廉さを与えてくれ、中世にタイムスリップしたかのような感覚にさえしてくれます。

中世の面影を残す旧市街でショッピングやレストランを楽しもう！

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アヌシー湖畔の旧市街は、サヴォワ地方の主要都市として栄えた中世の面影を今に伝える石造りの街並みとなっています。

街中には湖につながる小さな運河がめぐらされており、可愛らしくお花で飾り付けられた街並みは、その美しさから「フランスのベニス」とも称されるほどです。
現在の旧市街は、カフェやレストラン、市場やホテルが軒を揃える繁華街となっており、アヌシー観光を存分に楽しむことのできるエリアとなっています。

アヌシーのランドマーク・アヌシー城で街の歴史と文化に触れよう

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アヌシーの街を見下ろす丘の上に立つアヌシー城は、現在博物館として公開されています。

中世以来の武具甲冑・装飾品や、織物の町・リヨンにほど近いことがうかがえる巨大な絨毯など、歴史好き、古いもの好きならとてもワクワクさせられる収蔵品も一見の価値ありですが、やはりこの博物館は古城内部をそのまま見学できることが魅力です。舞踏会も行われたという広いホールや、石造りの狭い螺旋階段、小さく暗い謎の個室など、この博物館の建物や空間そのものが歴史的遺産だと感じられるような、とても重厚で神秘的な空間を感じることができます。

ハクチョウたちとたわむれてみよう！

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アヌシー湖に住む水鳥たちはとても人間に慣れており、湖畔を歩いているだけでたくさんの水鳥たちが寄ってきます。ハクチョウやカモ、カモメのような水鳥の群れなど、様々な鳥たちとふれあうことができるのも、この街の魅力です。カメラを持っていれば、美しい毛並や水面に浮かぶ姿を間近に捉えることもできるかもしれません。
また、アヌシー湖に浮かぶ小島は、その姿が湖に浮かぶハクチョウの姿にも見えるため、別名白鳥島とも呼ばれています。
透明度ヨーロッパ随一を誇るアヌシー湖は、鳥たちにとっても生きやすい環境なのかもしれません。

色とりどりのライトに浮かぶ旧市街！夜のアヌシーを楽しもう！

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夜になると、旧市街は色鮮やかにライトアップされます。
写真は旧市街を流れる運河に浮かぶ中洲に建てられた小さな宮殿で、この街のシンボルにもなっている建物です。
青色を多用した色とりどりの光の中に浮かぶ石造りの街並みはとても幻想的です。

普段は穏やかな小さな町ですが、レストランは観光客でにぎやかになり、ホットワインやワッフルを提供してくれる売店も出店されるなど、夜も明るく楽しげで、少しファンタジーな雰囲気に包まれる暖かい空気をまとった街がこのアヌシーです。