写真:野山 苺摘
地図を見る川越市駅から歩いて15分。
川越の中心街とは違った、静かで穏やかな場所に「さつまいも料理」を専門というお店があります。
それが「いも膳」です。
川越のさつまいもは江戸時代の大きな飢饉や、戦争での食糧難を救った食べ物として「富の川越いも」とも言われています。
このお店は「いも懐石」が食べられることが有名で、週末になると予約席は満席になることも。
イモ焼酎にロックの梅酒を合わせた食前酒のいも膳カクテルから甘味まで、すべてがいも尽くしの「いも懐石」は予約者限定のメニューなのですが、このメニューを凝縮したような内容の「いも点心(写真)」は予約なしでもオーダーすることができます。
さつまいも料理数品をまとめた箱弁当で、2500円です。
いも点心のメインはさつまいもで作られたお蕎麦・さつまいもの天麩羅・さつまいもとうなぎを合わせた混ぜご飯。
中でもさつまいもの風味が香るお蕎麦は、他では経験したことのない味わいで、まず一口目は是非何もつけずに食べてみてください。
写真:野山 苺摘
地図を見る店内は小江戸川越の雰囲気を大切にした心落ち着く和の空間。
川越の中心街から少し離れた人通りの少なめの場所に、こんな素敵なお店があったのかと、驚く人も多いと思います。
窓から庭の風景をみることができる席もあり、店内の音楽からも日本の伝統文化を感じることができます。
写真:野山 苺摘
地図を見るいも点心をオーダーすると、最後のデザートもおいもづくし!
3種の甘味が登場しますが、中でもおいものアイスの舌触りが面白いです。
普段食べなれている通常のアイスクリームと異なり、不思議な弾力があります。
甘さは控えめで、おいも本来の味わいを感じることができ、おいもファンには嬉しいメニューだと思います。
写真:野山 苺摘
地図を見るいも膳の敷地内には、なんと芸術作品を鑑賞できる空間もあります。
長年サツマイモに関する資料を展示していた「サツマイモ資料館」が、美術展示空間に衣替えしたもので、2009年2月にアートギャラリー「呼友館」(こゆうかん)として新たにオープンしました。
この場所では年に4〜5回ほど企画展が開催されています。
洋画をはじめ、日本画や彫刻などアートの世界で注目を集める作家・作品を紹介しています。
作品や作家を介して美術を楽しむ場であり、館を通じて育まれる縁を大切に、友が友を呼ぶような場となることを願って「呼友館」と名付けられたそうです。
写真:野山 苺摘
地図を見るいも膳の敷地内には、もう1つ可愛らしい建物が建っています。
「ギャラリー&喫茶 一乃蔵」は、常に素材と水にこだわり、ヘルシーな良い身体作りをモットーとして、川越の豊かな土壌で育まれた地産の“さつまいも”をメインにしたメニュー開発に取り組んでいます。
いもケーキセット・いもプリン・いもアンニン・いも愛す(アイス)など、さつまいもを使用したスイーツが揃っているので、いも膳で食事を済ませた後にティータイムとして利用する人もいます。
軽食メニューもあり、紫いもサラダうどんや紫いも釜揚げうどんなど、さつまいもの一種であるアヤムラサキを練りこんだインパクトのあるヘルシーうどんも提供されています。
二階にあるギャラリーは、市民の様々な手作り作品の発表の場として提供されており、絵画・陶器・刺繍などの出展希望者を随時募集しています。
押し花教室や編み物教室もそれぞれ曜日限定で開催されています。
いも膳では旬食材の料理にも力を注いでいます。
今日懐石や八寸弁当では、季節ごとに今だからこそ美味しく味わえる食材を集めて提供しています。
春の八寸弁当には本物の桜の花が添えられているなど、料理だけでなく、見た目でも季節を感じられるような工夫が施されています。
このお店の味わいが気に入った方は、いも膳でも一乃蔵でも、お芋を使ったいも膳限定のお土産が販売されているので、いも茶やいもようかんを旅の想い出に持ち帰ってみてはいかがでしょう。
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(2025/2/7更新)
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