UAE(アラブ首相国連邦)は、もともと1つの国としてそれぞれが独立して存在していた7つの国々が集まって構成されています。UAEの中でも、特にドバイの知名度が高いのは世界でも日本でも同じですが、実はUAEの首都はアブダビであり、国の大統領も必ずアブダビから選出されます。そのUAEの建国の父として今もなお愛され尊敬されているのが、幹線道路やモスクの名前でも有名で国の至る所に写真が飾られている故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナーヤン殿下。
アルアインパレス博物館は、1910年に建設された殿下がかつて住んでいたパレスを、1998年に改築し博物館として開放し、今では貴重な当時の殿下の生活スタイルや初めて彼が所有した車など様々な貴重な展示品を楽しむことができます。
アルアインは、町の名前に「泉」と名付けられた、水が豊富な場所。UAEのスーパーマケットには、「アルアイン」というブランドウォーターがずらりと並ぶほど。そんな中、ここ「グリーン ムバザラ」は自然の温泉が沸き出るUAEでも特に珍しいスポットです。
アブダビで一番高い山である、ジュベルハフィートのふもとに故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナーヤン殿下が、ごつごつとした岩山に皆がくつろげる公園を造らせました。今では、ドバイをはじめ近隣諸国からも人々が訪れる、アルアインでも人気な観光スポットとなったのです。
砂漠のイメージとは全く別世界が広がる山々の景色とアルアインの大自然から湧き出る温泉にきっと驚かされることでしょう。日本の温泉とは違いますが、自然の中でとっても熱い足湯が楽しめますよ。UAEの大いなるパワーを注入できるナビゲーターイチオシのスポットです!
アルアインの見どころは何と言っても、先に紹介したグリーン ムバザラがある、ハフィートを含むアルアインの遺跡群です。(英語名:Cultural Sites of Al Ain)2011年にユネスコの世界遺産として正式に登録されたUAE唯一の文化遺産です。(ハフィート、ヒリ、ビダア ビン ソウドとオアシスエリアが遺跡群に含まれる)
砂漠の民ベドウィンがどのような生活を送ってきたかを知る手がかりがこの遺跡群に集結されています。紀元前2000〜2500年頃の青銅器時代の居住跡や墓石なども見学ができます。ヒリを訪れる前にヒリガーデンから発掘された、装飾品や武器等が展示されているアルアイン国立博物館を訪れるのもおすすめです。
お水と並んでアルアインを代表する特産物といえば、ナツメヤシの実「デーツ」が有名です。まだまだ、アルアイン産のお土産が少ない中、デーツはアルアイン土産の代表格。
日本でも外国の食品やダイエット食品を扱うお店で見ることも多くなってきたデーツですが、アラブ人にとっては、コーランの中にも登場するほど、身近で神聖な食べ物です。
リーズナブルなばらまき用のデーツから、デーツにナッツやドライフルーツのフィリングやチョコレートでコーティングしたものなど、喜ばれるお土産がスーパーマーケットや空港で手に入れることが出来ます。オアシス、アルアインのナツメヤシから採れたデーツを是非お試しください。
アルアインは、まだまだ知名度が高いとは言えないUAEの都市ですが、近年のアブダビ開発に伴い、癒しのデスティネーションとして注目を集めています。ドバイ旅行、アブダビ旅行の際にはちょっとだけ時間を作って、UAEのオアシス「アルアイン」に出かけてみてはいかがでしょう。パワーアップした自分も発見できるかもしれません。
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(2024/9/9更新)
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