写真：下川 尚子
地図を見るキャボットコーヴがあるのは、軽井沢の中心街から少し離れた追分（おいわけ）エリア。別荘地の中にたたずむ小さな一軒家カフェです。
オーナーご夫妻がこのお店を始めたきっかけは、アメリカ・ニューイングランド地方を旅行中、美味しい朝ごはん屋さんに出逢ったこと。湖のほとりにピクニックテーブルがずらりと並ぶお店で、朝早くからたくさんの人が朝食を楽しんでいたそうです。そんな体験を通して、日本でも朝食を専門に出すカフェを開こうとオープンしたのが、このお店なのだそう。
キャボットコーヴの朝は早く、開店当初からにぎわいます。お店の入口には「温かいスープあります」の看板がかけられ、おいしい朝ごはんへの期待を高めてくれます。お腹をすかせて出かけましょう！
写真：下川 尚子
地図を見る店内は木のぬくもりが感じられる空間。寒い時期には薪ストーブが入りますので、温かくホッと落ち着けます。人気店のためいつも賑わっていますが、テキパキと動く店員さんが気持ちよく、不思議と長居したくなる居心地の良さが魅力です。
周辺は木々に囲まれ、軽井沢らしい「森の中のカフェ」といった風情。緑が美しい季節には、テラス席もオススメ。なお、テラス席はペット連れの方もＯＫです。
写真：下川 尚子
地図を見る提供されているメニューは、ニューイングランド地方で朝食に食べられているものがメイン。魅力的なメニューが数多く揃います。
オススメは、このお店の名物ともいえるポップオーバーと、温かいスープのセット（写真）。ポップオーバーは、簡単に言えば「シュークリームの皮」のようなパン。プクッとふくらんだフォルムがユーモラスで可愛い！外側はカリカリで香ばしく、内側はもっちりしています。この日のスープはクラムチャウダー。ニューイングランド地方でもっとも有名な名物料理です。コーヒーはポットでたっぷり提供されますので、おかわりしながら、のんびりと朝食を楽しむことができます。
そのほか、パンケーキやエッグベネディクトも人気。パンケーキにはバナナとピーカンナッツ、ブルーベリーなどが焼きこまれ、素朴な味わいが美味しいメニュー。また、現在では数多くのカフェで人気を集めるエッグベネディクトも、こちらではオープン当初の７年前から提供されています。軽井沢の朝食ブームの火付け役とも言われるこのお店で、美味しい朝食を堪能してください。
写真：下川 尚子
地図を見る最後に、このお店で朝食を食べるコツをご紹介します。キャボットコーヴといえば、軽井沢で朝食を食べようと思ったとき、一番に名前が挙がる人気店。それだけに、ハイシーズンには多くの人が訪れ、早朝から行列になってしまうことも。
確実に席につくには、ＧＷや夏の期間、完全予約制になる日に訪れるのがオススメ。予約は専用電話で受け付けています。予約期間・方法など詳細はホームページをご確認ください（料理は「ホリデーブランチ」となります）。予約制以外の日は、訪れた順に案内されますので、満席のときはお店の前のボードに名前を書いて待ちましょう。
気になる「混雑しにくい時期・時間」ですが、時期は12月～3月、いわゆる軽井沢のオフシーズン。時間はその日によって異なりますが、朝早い時間よりは10時以降、朝食としては遅めの時間の方が、比較的入りやすいそうです。ただ、遅い時間になると、メニューによっては売り切れが出てしまうこともあるのだとか。
駐車場は、お店の前に8台と、臨時駐車場が1箇所。周辺は別荘地、静かな場所ですので、近隣の方に配慮しつつ、マナーを守って利用しましょう。
軽井沢の中でも、多くの方が訪れるキャボットコーヴ。人気店だからこそ「行ってみたい」という気持ちが高まるものですが、このお店の本当の魅力は、繰り返し行きたくなる「温かさ」「居心地の良さ」にあると、筆者個人的には感じます。
軽井沢が一番美しい時期は、新緑の頃から夏にかけて。その時期はもちろん素敵ですが、このお店ならではの魅力を味わいたいなら、少し落ち着いた「オフシーズン」と呼ばれる時期もオススメ。ゆるやかな時間のなかで、美味しい朝食とコーヒー、そしてオーナーご夫妻との会話を楽しんでくださいね。
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(2024/4/20更新)
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