写真:坂元 美鈴
地図を見る生野菜やハーブをご飯と和えた、タイ南部の家庭料理「カオヤム(ハーブのライスサラダ)」。お皿の真ん中に白ご飯または玄米ご飯を盛り、その周りに四角豆やもやし、バイマックルー(こぶみかんの葉)、ポメロ(ざぼん)、干しエビ粉、ささげなどをトッピングした、見た目にも華やかな一皿です。
レモングラスとバイマックルーの香りと食感・エビの旨み・ポメロの甘酸っぱさなど、様々な味と食感が渾然一体となったおいしさをまとめるのが、ブードゥーという南部特産の魚を発酵させて作る調味料を使ったうま味たっぷりのタレ。日本料理にはないこの味わい、在タイ日本人女性にもハマる人多数の人気メニューです。
南部料理を提供する店は多くはないので食べられる店は限られるのですが、イチオシはタイ南部ナコンシータマラート県出身の家族が営む「Baan Ice」レストラン。トンローに本店があるほか、セントラルエンバシー地下のフードコートにも入っています。
写真:坂元 美鈴
地図を見るタイではポピュラーな四角豆。ビタミンCなど美容に嬉しい成分たっぷりのこの四角豆が主役のサラダが「ヤムトゥアプー(四角豆のサラダ)」です。
さっと湯通しした四角豆を、ナンプラーやライム、パームシュガーなどで作ったタレで和えるのが基本で、店によってはココナッツミルクやチリオイルが入ることも。茹でエビや茹で卵、ローストココナッツなどが定番のトッピングです。
あっさりとした四角豆と濃厚なタレとのコントラストが絶妙で、サラダだけど白いご飯が進むおいしさ!
多くのタイ料理レストランで提供しています。
写真:坂元 美鈴
地図を見るエビを発酵させたタイならではの調味料ガピで味付けしたご飯に、インゲンや青マンゴーなどの生野菜、唐辛子、卵焼き、味付け肉、中国ソーセージ、干しエビ粉などの具材をトッピングした「カオクルックガピ(エビペーストご飯)」。
お店によって少しずつ具材は異なりますが、だいたい6〜7種類が並びます。ガピの濃厚なうま味と様々な具材の味と食感が混じりあった複雑なおいしさは、1度食べるとクセになる人続出。フードコートの定番メニューなので、さくっと一人ご飯、なんてときにもおすすめです。
写真:坂元 美鈴
地図を見る同じくイサーン地方(タイ東北部)の名物ガイヤーン(鶏の炭火焼き)やコームーヤーン(豚喉肉の炭火焼き)、もち米と一緒に食べられることが多い「ソムタム(青パパイヤのサラダ)」。熟す前の青パパイヤを千切りにし、干しエビやピーナッツ、トマト、ささげと一緒にナンプラー・パームシュガー・ライム・ニンニクなどを混ぜたタレで和えたサラダです。
淡白で歯応えのある青パパイヤに濃いめのタレが絶妙な加減で染み込み、サラダながら主役級のおいしさと存在感!もち米がすすみます。
カイケム(塩漬け卵)や沢ガニが入ったものなど、バリエーションも豊かです。が、沢ガニ入りはタイ人でもお腹を壊す人も多いので、避けたほうがベターかも。
低カロリーでヘルシーなので、タイ人女子のダイエット食の定番。ほとんどのタイ料理レストラン、フードコート、屋台で食べられますよ。
写真:坂元 美鈴
地図を見る鶏や豚の挽肉と何種類ものハーブをナンプラーやライムで作ったタレで和えた「ラープ(ハーブとひき肉のサラダ)」。ミントやパクチーが醸し出すフレッシュな香りと肉のうま味、唐辛子の辛さが一体となっておいしさが口のなかで幾重にも広がります。
ラープの深い味わいに一役買っているのが炒った米粉で、香ばしさをプラスすると同時にタレの絡みがアップ。他のイサーン料理と同様、もち米と合わせるのがポピュラーな食べ方です。イサーン地方と国境を接するラオスにも同様のメニューあり。
イサーン料理レストランには必ずおいてあるメニューです。
甘・辛・酸・塩の4つの味をベースに、様々な食材の食感と味のコントラストが楽しめるのがタイ料理の醍醐味。その醍醐味がぎゅっとつまった5品をピックアップしてみました。
今回は野菜やハーブを多用した料理を取り上げましたが、その他にも魅力溢れるタイ料理はいっぱい。ぜひとも味のコントラストを感じながらタイ料理を堪能してくださいね。
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(2025/1/20更新)
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