播州そろばんの名産地として知られる兵庫県小野市に「そろばん博物館」はあります。
播州そろばんの歴史は400年以上にもさかのぼり、今も脈々と伝統工芸品として作られています。
小野市役所前には巨大なそろばんのモニュメントがあり、毎年その年を表すように珠が動かされます。
そろばんの町が、巨大なそろばんで出迎えてくれるととてもワクワクしますね!
小野市伝統産業会館に常設してある「そろばん博物館」。
入り口から数々のそろばんが見えるのですが、最も目を引くのはそろばん玉5万個でできた姫路城!
改修され白くなったことで話題を呼んだ姫路城ですが、こちらの姫路城は味のある木目調。
これはこれでとても味があって素晴らしいと思います。
今はあまり使われなくなりつつあるそろばんですが、それは昨今の話。
日本に伝来したと言われる400年前から昭和までその形をほぼ変えず、生活の必需品として愛用されたそろばん。
その過程で生まれた変り種のそろばんが多々展示されています!
旅枕と呼ばれる、枕型の七つ道具入れの中に入っているそろばんは旅人の旅費を計算するためにあったのでしょう。
薬行商人用のそろばんは薬粒を数える計り枡とそろばんがひとつになっています。
さまざまな職業や人のために形を変え、愛用されたそろばんを見ると生活の知恵が垣間見えます。
日本で馴染み深いそろばんですが、ルーツは海外にあります。
どの国が起源かは諸説あるので断言できませんがほぼ同時期に「物の配置を動かして数を数える」という発想が世界各国にあったと考えるととてもおもしろいと思いませんか?
国によって縄の結び目を使ったり、地面に置いた小石を動かしたりと様々です。
前述したとおり、そろばんは使われることが少なくなっています。
しかし、このまま無くなってしまうということはありえません。
そろばんを使い指先を動かすことで脳が活性化するという報告もあります。
また、そろばん熟練者は電卓等の計算機よりも早く計算することができるそうです。
意外なところで、そろばんを楽器として使うという使い方もあるそうです。
そろばん博物館では、そろばんグッズの販売も行っています。
"5か9しかでない"、「合格(5か9)そろばん」と言ったユニークなものまであります。
ぜひ、ぶらりとそろばん博物館立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/13更新)
- 広告 -