トキを2センチの至近距離で観察!佐渡「トキの森公園」

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トキを2センチの至近距離で観察!佐渡「トキの森公園」

トキを2センチの至近距離で観察!佐渡「トキの森公園」

更新日:2015/04/28 14:01

佐渡島と言えば何を思い浮かべますか?

金山やタライ舟、そして「トキ」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。でも「トキってそんなに簡単には見られないんじゃないか?」とも思いますよね。

実は全然そんな事はなくって、驚くほど至近距離で観察できる施設があるのです!その距離僅か2センチ!そんな超至近距離でトキを観察できる佐渡島にある「トキの森公園」を紹介します。

日本に於けるトキという鳥が特別なワケ

日本に於けるトキという鳥が特別なワケ
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トキという鳥。学名は「Nipponia nippon」。日本を代表する鳥ですがとても数が少ない希少な鳥です。何故そんなに少なくなったのか?など、まずは日本に於けるトキについて振り返ります。

日本におけるトキは明治時代以前は日本全国に普通にいた鳥でした。明治以降に乱獲によって激減。大正時代には絶滅したと思われていました。ところが昭和に入って佐渡島で目撃例が相次ぎます。そして戦後、特別天然記念物に指定されトキの保全活動も行われるようになり、保護センターを佐渡に作った事でトキという鳥が佐渡を代表する鳥になります。

昭和56年には残り数羽という状況になっていたトキは全て捕獲され保護施設に移されての繁殖活動という事で、この時点で野生のトキは日本に於いては絶滅となりました。その後中国からトキを譲り受けたりして繁殖活動は続きます。

平成15年「キン」の死亡によって日本の野生生まれのトキは絶滅します。これが大きく報道されました。生物学的には中国生まれのトキも殆ど同じという事で、現在も繁殖活動と野生復帰、野生での繁殖という事を力を入れているというのが日本におけるトキの現状です。

トキの森公園の「トキ展示資料館」でトキを知る!見る!

トキの森公園の「トキ展示資料館」でトキを知る!見る!
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トキの森公園は「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」で構成されたトキの事を見れる!知れる!そういう場所です。

「トキ資料展示館」ではトキに関する事を総合的な展示によって学ぶ事ができます。日本の野生生まれ最後のトキ「キン」の剥製もここで展示されています。トキが増えるようにする為の取り組みや、何故トキを守る必要があるのか?など、内容は多岐に渡ります。

そして基本的に見学はできない「トキ保護センター」の飼育しているトキのケージを遠目にはなりますが見学できる観察回廊というのが設置されています。観察回廊からは写真のように遠目ではありますが、沢山のトキが飼育されている事を観察する事ができます。

「トキふれあいプラザ」に入る前に注意点!

「トキふれあいプラザ」に入る前に注意点!
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トキという鳥は非常に警戒心の強い鳥です。写真は「トキふれあいプラザ」の建物外観ですが、沢山周囲のフェンスにゴザのようなものがかかっているのが見えますよね。これはトキが知らない人が通ったりするとパニックを起こしてしまい、暴れて怪我をしたりする恐れがある為なのです。

大変神経質な鳥なので、先ほど紹介した観察回廊では「大きな声を出さない」「大きな動作はしない」等のルールもあります。それでも守れない人もいますし、人が移動すれば音は出るので、かなりの距離を保っていたのです。

トキはとっても臆病で神経質。静かにあたたかく観察するのがルールです。これは守って中に入りましょう!

「トキふれあいプラザ」で、トキまで2センチの超至近距離で観察!

「トキふれあいプラザ」で、トキまで2センチの超至近距離で観察!
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近い!これは近い!そう誰もが思うでしょう!これが「トキふれあいプラザ」の凄い所です!この為だけに佐渡島に行く価値がここにはあります。先ほど念入りにトキは神経質で〜、臆病で〜と書きましたが、何故このように近くで観察できるのか。そしてトキが寄ってくるのか。これには秘密があります。

まずトキから見た景色というのは、見学者側は見えないようになっています。これは遮光性のある黒いガラスが使われている為です。そして手前には水辺。そこにはドジョウが泳いでおり、トキは餌を食べる為にガラスの所までやってくるのです。とってもよくできた施設です!

その為、トキは水辺(見学しているガラスの場所)をウロウロしてくれ、活発に動いているトキを見れる確率が高いのです!目の前を動くトキに感動する事、間違い無しですよ!

春に見るトキは灰色のトキもいる!

春に見るトキは灰色のトキもいる!
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写真のトキは灰色ですよね。これは2歳以上の大人のトキに見られるもので、1月〜6月頃の間はトキの繁殖期。体から分泌される黒い色の粉によってオスもメスも黒っぽくなります。この時期に白いトキは繁殖期ではない幼いトキです。そうやって大人と子供の区別ができるのです。

大人のトキは繁殖期が終わると換羽と呼ばれる全身の羽毛が抜け変わるようになります。そこで全身が白くなるのです。

繁殖期のトキが観察できるという事は・・・そう!巣や卵、雛の観察もできるという事。これは運が良ければという事になりますが「トキふれあいプラザ」には2階もあって、木の上に作られた巣の様子はそこに設置された双眼鏡などで観察する事ができるのです。1階だけでなく2階も要チェックです!

トキを通じて色々な事を感じる施設

トキという鳥は絶滅の危険性がある鳥です。そしてこの場所へ来る方は数が少ない事も知っている方が大半だと思います。トキを至近距離で観察する事で感じる事は沢山あると思います。

トキに限らず様々な種が絶滅をしていく中で、保護されたり、環境を改善したりといった努力が世界中で行われていて、そうした活動というのは基本的にはその活動に賛同する人たちが支えている訳です。ここ佐渡島のトキの森の入園料もそうした活動に使われます。

とっても深いテーマ性を持っていて、それらをわかりやすく提示している貴重な施設です。希少なトキを見て感じるだけで佐渡島へ行く価値があります!超至近距離で是非トキを見て、様々な事を考えてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/27 訪問

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