「醍醐の花見」は花見の起源!? 秀吉が最後に見た桜〜京都・醍醐寺

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「醍醐の花見」は花見の起源!? 秀吉が最後に見た桜〜京都・醍醐寺

「醍醐の花見」は花見の起源!? 秀吉が最後に見た桜〜京都・醍醐寺

更新日:2014/03/18 12:00

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター

京都における桜の名所の一つ、世界遺産・醍醐寺。豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行ったことでも良く知られています。「醍醐の花見」の半年後に秀吉はこの世を去ることになりますが、最後であることを悟ったかのような、それはそれは壮大な花見だったそうです。そんな「醍醐の花見」に思いを馳せながら、醍醐寺の桜を愛でてみませんか?

醍醐は桜の名所ではなかった?壮大なる下準備!

醍醐は桜の名所ではなかった?壮大なる下準備!

写真:bow

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創建は平安時代にまで遡る醍醐寺。山全体が寺であるほど大規模で、醍醐天皇の勅願寺になって以来、隆盛を極めていた醍醐寺も度重なる戦乱に巻き込まれ、伽藍は壊滅的な状態になったそうです。

そんな醍醐寺と関係の深かった豊臣秀吉は、醍醐寺を復興し、「ここで花見がしたい!」と言い出したことから、数か月をかけて近隣諸国からなんと約700本もの桜を移植したそうです。派手好きな秀吉らしい逸話です。

今では花の醍醐とも呼ばれますが、これは秀吉による醍醐の花見以降にそう呼ばれるようになったとされています。つまり、醍醐の花見までは確かに桜は咲いていたものの、現在の規模のような桜の名所ではなかったのです。

”花見”文化は秀吉が作った!?

”花見”文化は秀吉が作った!?

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日本人は古来から桜を愛でてきました。古くは『万葉集』の中にも、桜を詠んだ歌が数十首あるほどです。しかし、その頃の花見とは、貴族たちなどの特権階級の伝統行事の意味合いが強く、現在のような花見ではなかったとされています。

「北野大茶会」と並んで秀吉が行った一世一代の大イベントとされる「醍醐の花見」。秀吉が行った「醍醐の花見」は、それまでの花見観を覆すような、桜を肴に酒を飲んで騒いで愉しむ、簡単に言えば”ドンチャン騒ぎ”だったのです。これが民衆に広がり、現在のようなお花見文化のスタイルになったとも言われているのです。

三宝院・大紅しだれ

三宝院・大紅しだれ

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しだれ桜、ソメイヨシノ、八重桜、山桜など約1000本の桜が次々と咲き、約3週間にわたる長い間、多種多様な桜を楽しむことができる醍醐寺。そんな桜の見どころポイントをご案内していきます。

まずは三宝院。秀吉が醍醐の花見の際に復興させ、醍醐の花見は三宝院(醍醐の花見開催当時の名称は金剛輪院で、のちに座主の居住する「三宝院」の名を受け継ぎます)を中心として執り行われました。

そんな三宝院の玄関脇には見事な”大紅しだれ桜”があります。三宝院を訪れた人なら必ず足が止まる、大紅しだれをまずは堪能してください。そして桃山文化の象徴的な庭園として三宝院庭園へ。庭園には桜の木がないのですが、「醍醐の花見」の後に、秀吉自らが設計したという三宝院庭園。秀吉の思い入れがいっぱい詰まった庭園をぜひお楽しみ下さい。

霊宝館のしだれ桜

霊宝館のしだれ桜

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国宝・重要文化財だけでなんと4万点を所蔵するという霊宝館。未指定の文化財を含めると、10万点にも及ぶ寺宝を収蔵するというとんでもない規模を誇ります。

その霊宝館の奥にどっしりと構え、樹齢約200年と言われるしだれ桜が圧巻の存在感!恐らく京都の桜でもこれほどインパクトを与える桜はこの霊宝館のしだれ桜が一番ではないかと思います。枝の幅は25mを超えるというとてつもない大きさのしだれ桜。これを見たいがために醍醐寺を訪れる人も少なくない、まさに大名物なのです。

五重塔としだれ桜

五重塔としだれ桜

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醍醐天皇の冥福を祈るために天暦5年(951年)に完成したという歴史を持つ五重塔。応仁の乱など、度重なる戦火や火災から奇跡的に難を逃れた五重塔は、なんと京都府下で最古の建造物!この塔は俗に法隆寺五重塔、瑠璃光寺五重塔と並ぶ日本三名塔の一つとされています。

そんな歴史を持つ五重塔としだれ桜のコラボレーションは、これこそ京都の春!と言ったところでしょうか。しばらく時を忘れて見入ってしまいたい光景がそこにあるのです・・・。

秀吉の「醍醐の花見」を再現した「豊太閤花見行列」も!

秀吉の「醍醐の花見」にならい、毎年4月の第2日曜日に「豊太閣花見行列」が開催されます。地元の経済人や文化人の重鎮から秀吉役を選び、この「豊太閤花見行列」は行われます。秀吉が多くの側室や家来を伴って行った超豪華な花見の雰囲気を再現すべく、なんと昭和27年から毎年行われているものなのです。実際に「醍醐の花見」を体験したいなら、この「豊太閤花見行列」に日程を合わせて醍醐寺を訪れるのもいいかもしれませんね。

■醍醐寺
拝観料:三宝院・伽藍(金堂・五重塔等)・霊宝館 各600円
    共通券(上記2か所)1000円
    共通券(上記3カ所)1500円
拝観時間:9時〜17時

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掲載内容は執筆時点のものです。 2008/04/05 訪問

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