ばら祭りも開催!バラの香り漂う“ばらのまち”城下町・福山

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ばら祭りも開催!バラの香り漂う“ばらのまち”城下町・福山

ばら祭りも開催!バラの香り漂う“ばらのまち”城下町・福山

更新日:2015/05/18 15:41

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

広島県福山市は、水野勝成公が開いた城下町。新幹線のホームから美しい福山城をご覧になったことのある方もおられるではないでしょうか?最近では、鞆の浦が映画やドラマの舞台となり、一段と賑わっています。観光客が多く立ち寄るのが駅前にある「福山城」。でももう一つ、福山には誇れるものがあります。それは、バラの花♪福山は町中にバラが咲き誇る「ばらのまち」なのです。バラの香り豊かな福山で、バラ色の旅をしませんか。

学びの館ローズコムのバラたち・・福山のばらのまちづくり

学びの館ローズコムのバラたち・・福山のばらのまちづくり

写真:村井 マヤ

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福山駅では、北口には福山城、南口では5月くらいから美しいバラが人々を出迎えてくれます。福山に初めて来られた方は、町のあちらこちらに咲き誇る美しいバラに驚かれるはず・・。

写真の場所は、「学びの館ローズコム」にあるバラ園。ここには、福山市立中央図書館や中央公園と呼ばれる公園があり、市民の新しい憩の場であり、オシャレなレストランなども周囲にある素敵な場所です。

福山駅から歩いて約10分。駅前大通りを真っ直ぐ南へ。途中、久松通などの商店街を通って行かれると楽しいのではないでしょうか。

福山藩の藩校誠之館跡地〜今でも福山市民の学び舎

福山藩の藩校誠之館跡地〜今でも福山市民の学び舎

写真:村井 マヤ

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写真は「まなびの館ローズコム」にある、藩校「誠之館」の跡地を示す碑です。

まなびの館ローズコムは、学習活動の支援、文化活動等の振興、市民交流を図ったり、生涯学習を推進するための施設。中央図書館等との複合施設になっており、各種セミナーや文化教室なども開かれています。建物がまるで水の上に浮いているかのような美しい外観をしており、屋上庭園もあります。同じ敷地内に中央公園があり、様々な催しが開かれたり、近所の方々が散歩されたりして、憩の空間です。
ここでは、年に数回「ふくやま手しごと市」なども開催され、毎年5月中旬に行われる「福山ばら祭り」の会場の1つでもあります。

この場所に、安政2(1855)年から明治5(1872)年まで福山藩の藩校誠之館がありました。明治5年の学制公布によって藩校としての役割は終え、10月19日に閉校になりました。その後、県立中学校など名前は変更され、校名は現在木之庄町にある「広島県立誠之館高等学校」に受け継がれ、藩校当時の正門もともに移設保存されています。

誠之館は、福山藩主阿部正弘(1819-1857)が建設した藩校です。「教育は国を治むる大本」という理念のもと、もともとあった藩校弘道館の改革を行ったのが始まりです。
嘉永7(1854)年1月4日「誠之館」という名前が決定。扁額は水戸藩主徳川斉昭の揮毫を得て2面作られ、江戸と福山の藩校の玄関に掲げられました。

この藩校の特筆すべきは、8歳から17歳までの藩士の子弟全員を就学させ、卒業時の文武考試の結果を役職・給与に反映させ、世襲制度下での大改革を行った点です。

そんな阿部正弘公の理想の学び舎だった場所は、今は福山市民のまなびの館へと変貌し、憩いの場所にもなっています。

バラの架け橋からバラ園を望む

バラの架け橋からバラ園を望む

写真:村井 マヤ

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今では、このように美しいバラの咲き誇る福山市ですが、昭和20(1945)年8月8日の空襲で、市街地のほとんどが焼失したのです。福山城の天守閣も空襲の被害に遭いました。

昭和31(1956)年、現在のばら公園(元南公園)付近の住民によって「荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」と約1000本のばらの苗が植えられました。その後都市計画公園に位置づけられ、1961年から、ばら花壇、生け垣、芝生、園内路などの整備が進められました。1965年にはほぼ現在の姿に生まれ変わって、市民の間でも「ばら公園」と呼ばれるようになりました。現在では、ばらも280種、5500本に増えています。

福山市には、人々の思いによって今では約70万本を超えるばらが育っています。
また、苗木の栽培、市民によるボランティア活動、また栽培指導なども行って、市と市民の協働で「100万本のばらのまち」を目指しています。

ばら公園(花園町)の近くには、緑町公園(ローズヒル:こちらにもばら公園があります)もあり、毎年5月に行われる「福山ばら祭り」では、コンサートなどが行われています。もちろん「福山ばら祭り」のイベント会場の1つです。

「福山ばら祭り」については、下記MEMOをご覧ください。

芸術家の名前がついた姿も色も珍しいバラに出会える〜緑町公園

芸術家の名前がついた姿も色も珍しいバラに出会える〜緑町公園

写真:村井 マヤ

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福山市内を散策されますと、沢山のバラに遭遇することでしょう。福山市民が丹精込めて育てているバラは、大きな道路沿いでも元気に咲き誇っています。

先ほどご紹介した緑町公園にあるばら花壇「ローズヒル」が平成23(2011)年にリニューアルし、約330種5100本のバラが植えられ、市民が1本1本のバラのオーナーになっています。

福山の新しい品種「福山城」もローズヒルでご覧になれますよ。

*写真は、緑町公園のピエール・ドゥ・ロンサールという品種のバラ。大変美しいつるバラで、人気の品種です。大輪の花が美しく、可憐に下向きに咲き、クラシカルな優雅さを持っています。

バラ祭りは、大道芸などのイベント多数で思い切り楽しんで

バラ祭りは、大道芸などのイベント多数で思い切り楽しんで

写真:村井 マヤ

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福山ばら祭りは、毎年盛況さを増し、福山市の各会場で魅力的なイベントが行われています。メイン会場や駅や各案内所などで、マップが配布されていますので、そのマップに沿ってバラ園巡りをしたり、イベント会場へ足を運ばれると良いでしょう。

また、祭りを華やかにしてくれるパフォーマンスの1つに大道芸があります。タイムテーブルが配布されており、祭り常連のパフォーマーを目当てにファンが殺到します。毎年参加されるパフォーマーも増えており、バラ園を見る合間にそうしたパフォーマンスを見ながら巡るのは楽しい限り♡

ばら祭りでは、バラの苗の販売なども行われていますので、バラを愛する福山市民の方々は、新しいバラに挑戦すべく苗を買って帰ったりされます。福山市中心部全体が、バラ色に染まる一大イベントです。

写真は、そんなイベントの1つである大道芸の様子。「面白そう」と思ったら、立ち止まってみませんか?興味のある方は座り込んでじっくりご覧になります。パフォーマンスが気に入ったら、最後にパフォーマーへの心付けを忘れずに・・。もちろん強制ではありませんが、心動かされたパフォーマンスには、楽しませてもらったお礼をされてもよろしいかと♪

バラの花が福山市をふんわり包む素晴らしい季節

5月くらいから、種類によっては一年中咲き誇るバラの花。福山の駅に降り立ったら是非バラの花を探してみて下さいね。

お天気がよかったら、福山市内のバラ園を歩いて回ってみて下さい。一般のお家の庭でもバラが咲き誇っていますので、そんなバラを愛でながら歩くのも楽しいですよ。丹精込めて栽培されており、バラに関しては、ちょっとうるさい福山市民の方も多いはず。素敵なお庭を見つけたら、幸せな気分になれるはずです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/05/19 訪問

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