宮島グルメ「あなごめし・うえの」は地元民も太鼓判!厳島神社参拝前後におすすめ

宮島グルメ「あなごめし・うえの」は地元民も太鼓判!厳島神社参拝前後におすすめ

更新日:2015/04/14 17:14

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
厳島神社への参拝客をもてなすのは今も昔も「あなごめし・うえの」。明治34年創業の老舗ですが、当時は駅弁を商っていたお店。今ではお弁当だけでなく、店内で焼きたて・炊き立てのあなごめしを楽しむことができます。JR宮島口からフェリーへ乗るために通る地下通路に入った瞬間、甘辛いタレのいい匂いが漂ってきます。匂いを頼りに「うえの」へ行ってみましょう。

匂いを辿って

匂いを辿って

写真:東郷 カオル

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世界遺産の厳島神社へ参拝する前に、ほとんどの人が訪れるであろう宮島口。JRも広電もここからフェリーに乗って宮島へ渡ります。「うえの」はこの地に店を構える老舗。名物のあなごめしが大人気のお店です。
JR宮島口からフェリー乗り場への地下通路へ降りると、そこは既にいい匂いが漂っています。宮島を訪れる予定の人はこの近辺のグルメを調べて行くので、最初から「うえの」のあなごめしを目当てにしている人も多いですが、「うえの」を知らない外国人でも「何かいい匂いがするぞ!」と言わんばかりに地下通路でクンクンしています(笑)

写真は「うえの」の外観。向かって右(奥)がお店で、左(手前)が待合のような形になっています。人気店ですので時間によっては1〜2時間ほど待ち時間がありますが、平日ならお昼の時間を外せばさほど待たずにいただけます。

「名物に美味い物なし」を覆す味!

「名物に美味い物なし」を覆す味!

写真:東郷 カオル

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「名物に美味い物なし」という言葉があります。名物と言われるものはえてして美味しくない、というような意味ですが、旅好きの方なら思い当たることも多いでしょう。期待しすぎて肩すかし…というのは「名物」にはつきものです。
ですが、「うえの」のあなごめしは違います。他の名物には失礼ですが、名物なのに美味しいのです!

素材の味を楽しめるようにタレは控えめ。ご飯にあなごを乗せて、お箸で口元へ運ぶと、あなごとタレの絶妙な香りが鼻をかすめて食欲に火がつきます。普段の味付けの濃い関東圏の方には少々薄味に感じるかもしれませんが、あなごの頭などのアラで炊いたご飯は、素材の旨みがギュッと凝縮されていて、出汁文化圏の旅人の胃袋をワシ掴みすること間違いなしです。味が薄く感じる方も、是非素材と出汁に意識を集中して味わってみてください。

写真は「あなごめし・小」で1512円。他にも並1728円、特上2160円がありますが、女性の方や、他で食事は済ませたけど…という方には小さなサイズがあるのは嬉しいですね。

もともとはお弁当

もともとはお弁当

写真:東郷 カオル

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「うえの」の店内にでは昔のお弁当の包み紙を見ることができます。当時の値段も書かれており、「三十銭」という値札に歴史を感じずにはおれません。何種類ものデザインの違う包み紙はなかなかオシャレ。
今でも店頭でお弁当を買うことができ、店内で食べる時間のない方や、並ぶのがイヤな方、今はお腹がいっぱいだけど後でどうしても食べたい方など、色々な人の需要を満たしてくれています。地元の方も慣れた様子で買って行きます。

一度「うえの」の味を知ってしまうと、宮島・厳島神社とセットで考えてしまうほどの、本当に美味しい名物グルメです。

お弁当を持って宮島へ

時間のない旅人は、待ち時間で1〜2時間とられるくらいなら、お弁当を買って宮島でいただくのも選択肢の一つ。
「うえの」のあなごめしはご飯自体に味がついているので、タレがこぼれる心配もなく、持ち歩きにはぴったりです。「お弁当は時間が経つと味がしっかりとまわって更に美味しくなる」という、はなから店内よりもお弁当派という方もいるくらいですから、一度お試しあれ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/03 訪問

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