造船所には「ドック」と呼ばれる、船を造るための特別な敷地があります。現在、1号ドックから3号ドックまであり、1871年(明治4年)に完成したこのドックはなんと現在も米海軍の船舶修理施設として、現役バリバリなのです!
そして、この横須賀製鉄所ととても深い縁で結ばれているのが、あの!世界遺産、「富岡製糸場」なのです。「富岡製糸場」の建物は横須賀製鉄所建設に携わったフランス人技術者バスチャンが設計を担当しました。木で柱や梁を組み、外壁にレンガを積み上げるという、当時としては珍しい工法で建てられ、その技がこの造船所でも用いられているのです。
是非、世界遺産に値する「旧横須賀製鉄所」に一度足を運んでみてください!
※普段は見学できませんが、「日米親善歴史ツアー」などで観ることができます。
ヴェルニー公園には、旧横須賀製鉄所と横須賀港の建設を推進した小栗上野介忠順と、フランス海軍技師のヴェルニーの胸像が、かつての横須賀製鉄所を望むように建てられています。
この公園は、横須賀本港に面する公園で、1946(昭和21)年に市民公園として開園しました。かつては「臨海公園」の名で親しまれていましたが、公園の対岸にヴェルニーが貢献した横須賀製鉄所跡地が望めることや、「ヴェルニー・小栗祭」がこの地で毎年開催されることなどから、フランス式庭園様式を取り入れた公園として整備を行い、平成13年度末に完成しました。
広場を中心にフランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどが設けられ、フランスの品種を中心とした130種類・約2000株のバラが彩りを添えています。海沿いには横須賀本港を一望できるボードウォークがあり、潮風の中で散歩を楽しめます。
「どぶ板通り」とは、京浜急行汐入駅から米海軍ベースにかけての商店街のことを指します。正確には「横須賀市本町」という住所なのですが、ほとんどの地元の人が「どぶ板」という名前で呼び親しんでいます。
名前の由来ですが、もともと本町一帯は明治以降、帝国海軍の軍港街として栄えました。その頃、通りには道の中央にドブ川が流れていました。そのドブ川が人の往来や車両の通行に邪魔になるので、ドブ川に蓋をしたことから、「どぶ板通り」と呼ばれるようになったのです。
敗戦後、旧海軍の敷地が接収されて米軍基地に変わるや否や、この商店街は米兵を相手とするみやげ物屋や飲食店が立ち並ぶようになります。現在はコンクリートブロックにどぶ板の模様が刻まれているだけですが、アメリカン要素がぎっしり詰まった洒落た通りです。
横須賀市の中心市街地活性化の一環として、米海軍下士官兵集会所(通称EMクラブ)跡地に、平成6年2月にオープンしました。
EMクラブは戦後日本のジャズ発祥の地であり、終戦直後からルイ・アームストロングなど世界的なエンターテイナーが度々演奏に訪れました。また、ジョージ川口、原信夫など後年わが国を代表するミュージシャンたちが熱い演奏を繰り広げるなど、全国に本場アメリカの香りを発信してきました。
現在は、2年に1度の世界オペラ歌唱コンクールアジア予選の会場として有名です。毎年、「ヨコスカジャズドリームス」や米海軍第7艦隊バンドによる「アメリカン・サウンド・オブ・ヨコスカ」などの横須賀ならではの公演も行われ、好評を得ています。
横須賀に行ったら是非体験してみたいのが、「YOKOSUKA軍港めぐり」です。横須賀本港と海上自衛隊司令部のある長浦港を巡るクルーズです。
観られる艦船は実に多彩。海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、米海軍のイージス艦など盛りだくさん。ド迫力の艦船を間近に眺めたら、もう艦船の虜になること間違いなし!毎日入港している艦船が違うので、タイミングが良ければ原子力空母「ジョージワシントン」や南極観測船「しらせ」に御目にかかれるかも!
船内では、個性溢れる「軍港めぐり案内人」による生放送の船内ガイドを実施していますから、初心者でも安心して参加できますよ!また、1日5〜6便の定期運航の他に、チャータークルーズもあり。「ヨコスカ」の風景に溶け込みながら、家族や仲間と気軽に船上パーティーを開いてみてはいかが?
横須賀市内はJR横須賀駅周辺と、京浜急行横須賀中央駅の二つのエリアでそれぞれ賑わいをみせています。JR周辺は米海軍が隣接していることもあり、本場アメリカの雰囲気を堪能することができます。一方、京急周辺はおなじみ、「よこすか海軍カレー」の名店や、記念艦「三笠」があったりと、旧帝国海軍の名残を受け継いでいるエリアです。
街ではドルで買いものができるお店があったり、年4回「日米親善ベース歴史ツアー」が開催されており、アメリカと日本の関係を象徴するスポットとして、独自のライフスタイルを垣間見ることができます。
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(2024/9/17更新)
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