写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そば(本店)は山形県大石田町の山間部、次年子(じねんご)地区にあります。付近は大石田そば街道と呼ばれる蕎麦の名所ですが、大自然に囲まれた環境で目立つ建物が少ないのも事実。そこで行き方の説明と、到着後の作法から解説します。
写真は県道36号線で、村山市側からアクセスした場合の様子です。丘の上の赤い屋根が七兵衛そばですが、看板(写真右端)も通り過ぎた所に小さくあるだけ。初めて行く場合には、細心の注意が必要です!
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばに到着したら、真っ先に番号札をゲットして下さい。1グループに付き一枚の番号札が必要で、これを取らないといつまで待っても自分の番が来ません。
複数で行く場合は、玄関前で助手席の人を降ろしてゲット。一人旅の場合は駐車スペースに手早く停めて、走って玄関に戻ってゲットしましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る開店前でも玄関の扉が施錠されておらず、扉を開けると写真のように番号札の束が玄関先に置いてあります。これを1グループ一枚取れば、七兵衛そばの受付完了です!
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばでは番号札をゲットしますが、実はここからが長いのです。名店なのに食べ放題なので、いつも大人気。順番待ちの人が外で大勢待っており、常時約2時間の待ち時間になります。近年、店の前に長い特製ベンチと自動販売機が整備されました。
攻略法としては、開店前から行く方法がベスト。1時間前に行けば、待ち時間を半分に出来ます。しかし、オープン直後に呼ばれるのは約25組なので、特に週末の場合は30分前では間に合いません。最初の約25組(番号札の番号と同じ)で呼ばれないと、結局は約2時間待ちになります。また最初に呼ばれる組数は、当日の各グループの人数で多少変動します。
写真:藤田 聡
地図を見る2時間も待つのではトイレが心配ですが、開店前も後も七兵衛そば店内のトイレを利用可能です。写真右側のドアを開けると、正面がトイレなので全く心配ありません。
なお不明な点があれば、周囲で待っている人に何でも聞きましょう。みんな2時間近く暇ですし、自分より後の番号札の人はライバルでは無いので、何でも丁寧に教えてくれます。
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばの周囲には日陰が少ないので、唯一日陰になる大木の下には大勢の客が待っています。炎天下に車の中で待機するのは危険なので、必ず外で待ちましょう。
その際、日傘を持参すると助かります。何故なら開店後は番号札の番号で呼ばれるのですが、この大木の下では玄関から遠く番号が聞こえないから。番号を呼ぶ声が聞こえる玄関前には日陰が皆無なので、日傘が非常に役立ち羨望の眼差しで見られてしまう程です!
写真:藤田 聡
地図を見る自分の番号が呼ばれたら玄関を入り、グループの人数を伝えます。七兵衛そばのメニューは蕎麦食べ放題だけなので、人数を伝える行為が食事のオーダーを兼ねています。小学生以下の子供は料金が異なるので、対象者が居る場合には伝えましょう。
玄関正面の台所では大勢の方が常に蕎麦を作っているので、その様子を目に焼き付けてから部屋に入りましょう。丁寧に手打ちされ、手で切り揃えられるのを見た後で食べる蕎麦は、一層美味しく感じます。
開店後は番号札の束が、写真のようにレジカウンターの右端に移動。一応16時が閉店時間ですが、店側が対応し切れないと判断した時点で番号札の配布を終了します。閉店ぎりぎりでは番号札を貰えない恐れもあるので、余裕を持って行きましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばの蕎麦食べ放題は近年1200円に値上げされましたが、沢山食べれば確実にお得で、お取り寄せや通販はありません。そうした情報を探している人は、乾麺の小諸七兵衛そばと混同していると思います。
他に飲み物もありますが水や蕎麦湯も出ますし、食べ放題に支障が出るので注文しない人が大半。注文する場合は、飲み物は前払いになるので要注意です。
写真:藤田 聡
地図を見る初回の約25組は別ですが、それ以降の人は番号が呼ばれても、室内の待機スペースに案内されます。そして再度番号が呼ばれるとテーブルに着席。番号で呼ばれるのは病院と同じですが、この頃にはすっかり慣れてしまいます。
次に呼ばれると惣菜3点と薬味、蕎麦つゆと大根汁が運ばれて来ます。惣菜は山菜・きくらげ・漬物が基本で季節に応じて変化。惣菜を食べながら、蕎麦の到着を待ちましょう!ちなみに約2時間の待ち時間とは、最初に番号札を受け取ってから、この惣菜が登場するまでの経験上の目安です。
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばは地元の大石田在来種・来迎寺品種のそば粉を使用。十割でも二八でもない九割という独自の配合ですが、独特な蕎麦の香りが強く十割としか思えません!
白い辛味大根汁を蕎麦つゆに加えると、大根の苦さで一層美味しくなります。以前は猛烈に苦くてハマるまで何度も通う必要がありましたが、近年はマイルドになった印象で、最初から美味しく感じるに違いありません!
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばでは蕎麦つゆも薬味のネギも、辛味大根汁もお代わり可能。しかし、近年は品質が一層向上しており、何杯食べても美味しさが持続するので、事実上薬味類のお代わりは不要になりました。
辛味大根の苦さがマイルドになったので、以前の味が懐かしい人は、ワサビなどの辛味香辛料を持ち込むといいかもしれません。
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばの食べ放題のルールは、ともかく残さない事。一杯は食べられないけど半分なら食べられそうだと思ったら、蕎麦を半分だけお代わりする事もできます。ちなみに一杯の量は約300gで、スーパーで冷蔵販売している蕎麦が150gですからボリューム感は満点です!
食べられる量には個人差がありますが、少食の人は2杯で普通は3杯程。しかし、蕎麦好きな私は5杯を目標にしており、大食漢の男性なら余裕だと思います。
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばには、他にもお土産用のそばコーヒーや、来迎寺在来種そば粉使用の「そばソフトクリーム」もあります。蕎麦食べ放題で完璧に満腹ですが、スイーツは本当に別腹。ご当地アイスとしても、断然おすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る七兵衛そばの食べ放題は本店のみで、東根店は食べ放題ではありません。東根店は定休日が異なるので、本店が休みでも利用できますし、もりそば以外のメニューも豊富。やはり人気があり、昼時は番号札を配布して待つのは本店と同じ。早めに閉店する場合があるので、余裕を持って入店しましょう。
山形県には、他にもおすすめのグルメが沢山あります。別の記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事最後の「関連MEMO」中に、別記事へのリンク集があります)
住所:山形県北村山郡大石田町次年子266
電話番号:0237-35-4098
営業時間:11:00〜16:00(早期終了の場合あり)
定休日:木曜日とお盆と正月(東根店は水曜日)
アクセス:JR山形新幹線大石田駅から車で約20分
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/17更新)
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